naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

ああ、竹内まりやのライブ・・・

5月1日(土)、18:00を過ぎた。

 

本来であれば、マリンメッセ福岡で、竹内まりやのライブだった。16:30開場、18:00開演。ちょうど始まっていた頃だ。

 

運良く抽選で当たったチケット。初めて聴く彼女のライブは本当に楽しみだった。

 

しかし、1月時点で早々と中止が決定してしまった。

 

新型コロナウイルスの影響での演奏会中止はこれまでもたくさんあったが、残念無念さという点では、これが突出している。

 

中止を知ってもう3ヶ月余。払い戻しも受けているが、それでも、ああ・・・、と思う。死んだ子の歳を数える気持ちだ。

 

あー、聴きたかったなー。

 

いつかチャンスがあるだろうか。めったにツアーやらない人だし、やったにせよ、今回のようなラッキーがあるかどうか。

 

ところで。今月22日(土)には、サンパレス福岡にJUJUのツアーを聴きに行く予定がある。JUJUも初めて実演に接するので楽しみなのだが、福岡県、最近不穏なんですよね・・・。これもどうなるか。

 

※過去の関連記事

    竹内まりやの実演が聴ける!
       https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2020/12/06/191538
    竹内まりやライブ中止
       https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2021/01/24/105225

札幌旅行 4月18日(日)

18日(日)、帰京の日。

 

復路は、11:30千歳発のANA58便に搭乗。

空港でも色々買物があるので、早めに向かうことにした。

 

コンビニ食での朝食の後チェックアウト。

 

知らなかったが、今は特別快速というのがあるんだね。札幌を出た後の停車駅は、新札幌、南千歳だけ。

 

8:37新千歳空港着。空港内のあれこれの店をまわる。ただ、10:00開店の店も結構あり、その分少し効率が悪かった。

 

ターゲットは主にお菓子のゾーンと海産物ゾーンだ。

 

北菓楼。

 

鮭の丸亀。
ここではおにぎりを握ってくれる。せっかくなので買って、近くに座って食べた。

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鮭も買った。

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知床三左衛門。

 

佐藤水産

 

千秋庵。

 

他にも色々回り、買ったものはヤマトのカウンターから箱詰め宅配した。着て来たコートももう要らないので一緒に送った。

 

その後、3階のサンリオショップに行ってみた。最初に行ったら10:00開店で入れなかったので、時間が余ったらまた来ることにしていた。ポムポムプリンちゃんのグッズをいくつか買う。

 

さすが北海道、キティちゃんのジンギスカン鍋が売っている!

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乗った飛行機は千葉県上空を通って13時頃羽田にランディング。窓から自宅マンションが見えた。

 

東京は好天。

 

昼食は、空港内では安心して座れる店はなかなかないかもしれないと思いつつ見て歩く。

幸い、割合空いている感じのイタリアンの店があったので入り、テーブル席でなく窓際のカウンター席に座った。

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さて、普通なら、空港から千葉方面のバスに乗って帰宅するところだが、今回は違う。

 

東京国際フォーラムで夕方開演するコンサートを聴きに行くのだ。

   「ザ・ヒット・ソング・メーカー 筒美京平の世界 in コンサート」。

札幌から帰ってきて、前日の葉加瀬太郎に続く連日となるが、是非とも聴きたいこのコンサートに行くことにしていた。

 

ということで、東京モノレールに乗って、東京駅に向かったのだった。

札幌旅行 4月17日(土)<2>

さて、葉加瀬(太郎)さんのコンサートは、綿密な規制退場の末、17時半頃にホールから表に出た。

 

この日の夕食については、久しぶりにサッポロビール園に行ってみたいとの話をかねてからしていた。

 

ただ、コロナ禍での外食は無理をしないとの方針である。午前中からビール園に電話して、店の様子を確認しておいた。心配はなさそうなので、とりあえず行ってみて、実際の様子に不安があるようならやめよう、ということで向かった。

 

サッポロビール園。

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いくつかのゾーンがある中、ガーデングリルというところを選ぶ。テーブルの間隔も取られていて問題なかった。

 

ビール園は、2011年7月、前の会社での出張時に現地の者と来て以来。妻と来るのはもっともっと前だ。もしかすると20年ぶりくらいか?

 

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久しぶりのジンギスカンを本当に堪能して表に出た。

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以後、ホテルに戻ってさらに部屋飲み。

 

この日の午後の移動はタクシーを使ったので、結局、雨模様の札幌で傘を差す場面はなかった。

葉加瀬太郎 オーケストラコンサート2021 ~The Symphonic Sessions~

17日(土)午後、ホテルを再度出て、葉加瀬(太郎)さんのコンサートを聴きに、札幌文化芸術劇場hitaruに向かった。

 

このホールは初めてだ。現在、札幌コンサートホールkitaraが改修工事で休館しており、札幌交響楽団もこのhitaruで演奏会を行っているようだ。

 

ホールが入っているビルは、HTBの本社でもあり、1階にグッズのショップがある。

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HTBのマスコット、onちゃんのグッズも何かほしかったが、先刻のHTBコーナーでもここでも買いそびれた。また次回。

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ホールにはエスカレーターで上がって行く。

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外にはテレビ塔が見える。

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入場。

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オーケストラを使ったこのツアーは、もともと葉加瀬太郎デビュー30周年を記念して、昨2020年の春に行われる予定だったが、新型コロナウイルスの影響で中止となり、今年、改めての開催となった。

 

我々も昨年、4月に愛知県芸術劇場で行われる公演に行くつもりだったが行くことができなかった。改めて発表されたツアースケジュールの中から、札幌を選んでチケットを買い求めた。

 

(尚、葉加瀬さんは、2020年秋に通常のバンドとのツアー、「FRONTIERS」を行っている。そのツアーをまたいで、1年延期の今次ツアーという形。札幌のこのホールでも「FRONTIERS」ツアーは昨年11月に行われている。尚、我々も「FRONTIERS」ツアーは、12月の福岡サンパレス公演に行った)


プログラム冊子から。

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我々の席は、1階6列38・39番。昨年12月に福岡サンパレスで「FRONTIERS」ツアーを聴いた時と大変よく似た、上手寄り前方の席だった。

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ステージ上ではハープがチューニング中。

 

やがてメンバーが入場。ステージ手前がバンド、奥がオーケストラ。

指揮の水野蒼生さんが登場した後、オーボエのA音でチューニング。

指揮者、バンドメンバー、管以外のオーケストラは、全員黒いマスク着用。打楽器の前、木管の前にはアクリル板が設置されている。

 

オケは、フルート2、オーボエ1、クラリネット1、ファゴット1、ホルン2、トランペット2、トロンボーン3、チューバ1だったと思う。弦は数えられなかった。コントラバスは2本。

 

 ↓ この写真は29日(木)の熊本公演のステージ写真。羽毛田丈史さんの

   Twitterから拝借しました。

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セットリスト。

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           [アンコール]Legacy


葉加瀬さんは珍しい黒の燕尾服で登場。

 

1曲目はおなじみの「Another Sky」のSymphonicヴァージョン。やはりバンドにオケが加わると聴きごたえが増す。

 

次の交響詩「希望」は、葉加瀬さんのMCによると、2006年にファイナルファンタジーⅩⅡのために書いてロイヤル・フィルと演奏した音楽なのだそうだ。ゲームを最後までクリアした人だけが聴けたそうで、面白い。

この曲はとても難しいと言っての演奏。自作なのに(笑)。弾き終わって、「弾けた!」と嬉しそうにしていた。

 

この新しいツアー、まだ川口に続く2回目ということもあって、まだ確立されていない部分もあるのだろう。緊張していると言っておられた。

そう言えば、葉加瀬さんの前に譜面台が置かれているのは初めて見た。

 

オーケストラを見ていて、昨年はこれだけの多人数が、ツアーの予定をしてリハーサルもしながら、それが直前に中止されてしまったんだろうか、と思った。

 

ただ、同一メンバーのオケがツアー期間中各地をまわるということではなさそうだ。

柏木(広樹)さんのTwitterによると、この日のチェロには札幌交響楽団の楽員が2人参加したとのこと。また後日のツイートでもその土地土地のメンバーが参加されたらしき書き込みが見られた。羽毛田さんのツイートも同様。

改めてプログラム冊子のオーケストラメンバーのページ(前掲)を見て推測するに、写真入りで載っている人がコアメンバーで全日程に参加し、ページ下部に名前だけ載っている人はそれぞれの公演地で参加する奏者ではないかと思う。

 

MC。「新日本紀行」の作曲者である冨田勲氏は、クライズラー&カンパニーのライブをよく聴きに来られていたのだそうだ。

 

新日本紀行」、「瑞風」と演奏されたところでチューニング。バンドはここでステージからはけた。

 

MC。第1部最後の「流転の王妃・最後の皇弟」は、2003年にテレビ朝日の開局45周年記念で制作されたドラマとのこと。好きなロマン派の作曲家であるブラームスチャイコフスキーシベリウスの趣で書き、モスクワ・フィルと録音したのだそうだ。以後、数回しか弾いていない曲で、オケとの実演は初めて。

第1部の最後に持ってくるには、「とてつもなく暗い曲(笑)」と客席を笑わせた。しかし、「今日のハイライト」とも。

 

聴いていて、この曲想のヴァイオリンは、さだ(まさし)さんの作品にありそうだな、と思った。「存在理由~Raison d'être~」に収録されている「柊の花」(ヴァイオリン澤和樹)が思い浮かんだ。

 

第2部。葉加瀬さんはグレーの燕尾服。

 

おなじみの「ひまわり」は、前奏のアルペジオの伴奏音型をハープが受け持った。

 

続く「Moon River」は、オリジナルのワルツ調から、8分の6だろうか、ロッカバラード風の曲想に転じた。

 

MC。オーケストラと一緒なので、クラシックの曲を演奏します、とモーツァルトの5番のコンチェルト(トルコ風)、ベートーヴェンのロマンスの2番。ロマンスは藝大入試の課題曲だったのだそうだ。モーツァルトはディスコ風、ベートーヴェンはラテン風のアレンジ。

 

1曲演奏が終わると、使った曲の譜面を譜面台の下にかたづけるのだが、そのたびにため息が聞こえる。「大変なんですよ」と何度も言われていた。

 

「WITH ONE WISH」は、ゲストプレーヤーとのデュエットで演奏された。MCでは札幌出身のカキザキコウゾウさんと紹介された。プログラム冊子のメンバー表にはその名前がない。Googleで検索してみると、「蠣崎耕三」という人がヒットした。その人だとすると、読売日本交響楽団の首席奏者だ。

 

 ↓ この写真は札幌公演のリハーサル写真。葉加瀬さんの

   Twitterから拝借しました。

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リベルタンゴ」の後、メンバーが紹介され、最後の「情熱大陸」へ。途中、セクションソロが挿入された。

 

葉加瀬さん、羽毛田さん、水野さんがステージから一旦はけて、再入場。アンコールとなった。

 

アンコール曲は、昨年、東京オリパラ2020と、このツアーのために作った「Legacy」。

 

コロナ禍にあって、演奏会終演後の規制退場は、これまで色々な演奏会で経験したが、このhitaruの規制退場はきわめて綿密なものだった。ステージに担当者が出てきて指示。4階席まである大きなホールだが、2列ずつ退場させた。その退場が済んでから次の2列が指示される。丁寧なやり方だった。場内だけでなくエスカレーターにも係員がいて順番に乗せる誘導をしていた。

 

さて今回のツアー。普段のコンサートとは異なる編成だったこともあり、充実感があり、大変よかった。

 

葉加瀬さんのツアーには初参加となる水野さんの指揮が、大変すばらしかった。クラシックDJとしての彼の名前は、ドイツ・グラモフォンから出された2枚のアルバムを聴いて知ってはいたが、指揮者でもあるとは知らなかった。

 

クラシックの指揮者のような指揮ぶりではなく、時に踊るような、また指揮台からジャンプするなど、激しい動作だった。そうした動きが、奏で(させ)る音楽をとてもよく表現していたと思った。

 

今回の編成による各曲のアレンジは誰がやっているのだろう? 羽毛田さんなのか、あるいは水野さんなのか? と思いながら聴いていた。

プログラム冊子に、葉加瀬、羽毛田、水野3氏の鼎談が掲載されているのを後日読んだが、それによるとスコアは羽毛田さんが書き、そのスコアで水野さんが指揮するのだそうだ。

 

オケとバンドとが一体となっての演奏が、どのようにリハーサルされるのか、大変興味深く思われた。
(YouTubeのオフィシャルチャンネルに、リハーサルの動画が載っている(下に埋め込み)。これを観ると、羽毛田さんがメインで指示を出しているようだ)

 

大変良いコンサートだったので、このツアーはもう1回聴きたい、と思った。

帰京後検討して、5月6日(木)のロームシアター京都のチケットを急ぎ買い求めたのだが、京都府も対象となっている緊急事態宣言のために、7月に延期が決まった。

 

   演奏会中止(延期)相次ぐ
      https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2021/04/29/174744

 

延期されたその7月の公演は、都合がつかず行けない。ツアー最終の東京公演はチケット完売なので、誠に残念だが、今回のツアーはこの札幌のみの参戦で終わってしまった。東京公演は後日BS朝日で放映されるとのことなので、忘れずチェックしたい。

 

葉加瀬太郎オフィシャルチャンネルから「Symphonic Sessions #1」

    リハーサルの模様を中心に、ツアー初日の川口公演も観ることができる。

    今後、ツアーの進行を追って、順次動画がアップされると思う。

youtu.be

 

札幌旅行 4月17日(土)<1>

明けて17日(土)。

 

旅行の時の宿泊予約は、以前は朝食付きにしていたが、コロナ禍にあってこのところは、素泊まりが多い。今回もそうした。

近くのコンビニで買ってきたサンドイッチなどを食べる。朝食会場へ行くよりも部屋食が安心だ。

 

札幌駅近くのホテルの部屋から眺める札幌の街、南方向。大通、すすきの方面を望む。

中央の高いビル(縦に白黒のツートンカラーになっているビル)、午後、葉加瀬さんのコンサートが行われるホールがある。

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上の写真、左手奥の白く丸い屋根が札幌ドーム。

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同じく、右手奥の白い屋根が真駒内セキスイハイムアイスアリーナ

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どちらも、小田さんのライブで行ったことがある。


この茶色のビル。東京駅の丸の内側、皇居の手前にある東京海上日動のビルによく似ている(もちろん違うけど)。

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9時半過ぎ、買物に出かけた。今回はコロナ禍のため、観光はしなかった。

旅行期間中は雨の予報だったが、表に出ると曇ってはいるが降っていない。

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札幌駅から、西3丁目通を南下する。

 

伝説のすた丼屋を発見。

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札幌にも出店してるんだ。看板に「東京多摩発祥」と書かれている。事実としては、また私の感覚では、「国立発祥」だが、遠い札幌からだと、「多摩」というくくりになるんだな。


ちょっと雨が落ちてきたので、地下に下りる。

 

札幌駅前通地下歩行空間。

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これができてもう10年も経つんだ。もっと新しいかと思ったけど。
(帰京後調べてみたら、オープンは2011年3月12日。あの震災の翌日だったのか)

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三越に入る。六花亭のお菓子、サッポロクラシックの「春の薫り」という限定商品などを買って配送した。

 

三越の次は、さっぽろ地下街ポールタウンにあるHTBコーナー。

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妻が好きな「水曜どうでしょう」のDVDなどを購入。私もヨーロッパの地図がプリントされたTシャツを買った。
(「水曜どうでしょう」は、現在、毎日21:00からCSのテレ朝チャンネル2で再放送されており、観ている)

 

買物が済み、地下鉄で大通駅からさっぽろ駅までひと駅乗る。

 

どこかで昼食をと探す。平時の旅行であれば、せっかく札幌に来たのだからと、あれこれ計画を立てて予約したりするのだが、何分にもコロナ禍。

何が食べたいとかの希望には拘らず、店の様子が密でないかを最優先して決めることにしていた。安心できる店が見つからなければ部屋食、と。

 

ステラプレイスを歩いてみるが、昼どきでもあり、混んでいる店が多い。表に行列ができているような店は論外である。

 

入る気になる店がないまま、今度は大丸に入り、レストランフロアをぐるっと見た上で、やっと入れる店を見つけた。比較的空いていたし、テーブルの間隔も広かった。よかった。

 

刺身。

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北寄貝のひも串焼。

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葉加瀬(太郎)さんのコンサートまでは時間があるので、一旦ホテルの部屋に戻って1時間ほどひと休みした。

札幌旅行 4月16日(金)

16日(金)~18日(日)、札幌に出かけてきた。

 

目的は葉加瀬(太郎)さんのコンサートである。

 

往路は、18:00羽田発のANA75便に搭乗。

 

この日はA社(西新宿)に出社だったが、早めに退社させてもらい、山手線内回りで品川まで移動してから、京浜急行に乗り換えて羽田空港へ。

新宿からだとこのルートが一番いいようだ。

 

前の会社では、20代後半から11年前まで都合3回、通算7年、品川勤務があった。JR品川駅は様変わりしたが、京浜急行の品川駅は昔とあまり変わっていない。懐かしく嬉しい。

 

羽田空港駅に到着。小芝風花竹中直人が迎えてくれた。

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第2ターミナルで妻と落ち合って搭乗。

 

搭乗前に飲んだビールが、いやあ、おいしかった~(嬉)。
この週は月曜から木曜まで飲まなかったので、5日ぶり。旅行だとなおおいしい。

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札幌への旅行は、2018年10月の小田(和正)さんのライブ(真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)以来。私はその後出張(B社(三軒茶屋)用務)で2019年8月に来ている。

 

快速エアポート新千歳空港から札幌へ移動。
指定席を買ったのだが、全区間、他には誰も乗ってこなかった。

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札幌駅到着後、アピアのローソンで部屋飲み用のビールなどを買ってから、駅近くの宿泊先ホテルにチェックインした。

一代年寄の件

少し前の報道によると、日本相撲協会の第三者機関「大相撲の継承発展を考える有識者会議」が提出した提言書の中で、功績顕著な横綱に対し一代限りで認めていた「一代年寄」の特例について見直しが提言された。

 

有識者会議の見解では、歌舞伎などの伝統芸能を例に「名跡は受け継がれることで価値が増す」としており、その名跡が一代限りで部屋の弟子への継承が認められない一代年寄については、「大相撲の「師資相承(ししそうしょう)」の伝統から外れた異形の資格」と問題提起したとのこと。

 

現在の相撲協会の定款にも規定がなく、制度としての根拠は見いだされない、つまり制度そのものがそもそもなかったとの見解なのだそうだ。

 

そうだったのか、制度としての一代年寄は存在しないものだったんだ、と思った。知らなかった。

 

一代年寄というものを知ったのは、父に連れられて、生まれて初めて蔵前国技館に相撲観戦に行った時だった。それは1969年(昭和44年)九月場所初日。私は中学2年だった。

 

初めて観た生の相撲の記憶は今でも残っているが、実はこの日、土俵上で横綱大鵬に対する一代年寄の授与式が行われたのだった。

 

大鵬は2場所前の五月場所で30回目の優勝を果たしたが、前人未到のこの功績を称えて一代年寄を贈る、ということで、土俵上に羽織袴姿の横綱大鵬が上がり、武蔵川理事長から表彰状のようなものを受け取った。現役力士が羽織袴で土俵に上がるのは、その後見たことがなく、今思い起こしてみれば誠に異例のことだったわけだ。

父も私も図らずも歴史的な表彰の場に居合わせたのだった。

 

以後、一代年寄は、北の湖千代の富士(辞退)、貴乃花と続く。優勝回数の面では、北の湖24回、千代の富士31回、貴乃花22回。

この内、現役中に一代年寄を受けたのは大鵬のみ、他の3人は引退後のことだったと記憶する。

 

私は今日に至るまで、たくさん優勝した力士は一代年寄をもらうものだ、という認識を何となく持ってきた。

そんな中、千代の富士大鵬の牙城に迫ったから文句なし。北の湖大鵬以来の強豪横綱というイメージがあったので、まあ納得できたにせよ、貴乃花については、優勝22回で見劣りし、引退間際の連続休場もやや印象がよくなかったので、甘いのではないかと思った。

 

しかし、それ以前にそもそも制度があったわけでないと聞くと、横綱昇進(連続優勝、それに準ずる成績)や大関昇進(3場所33勝)に相当する基準あるいは目安も存在せず、その都度の協会(理事会?)の判断で決まってきたのか、と認識させられる。

 

また、一代年寄大鵬が最初であり、それ以前にはいなかったという点も今回の報道で改めて認識した。何となく大鵬以前にもいたような気がしていたが、確かに具体的に誰が、という話は聞いたことがない。言われてみれば双葉山でさえ時津風を名乗ったのだった。

 

大鵬の優勝30回については、それ以前の最多は双葉山の12回だったから、年6場所制に移行していたとは言え、誠に破格であり、協会として何かの特別表彰をと考えたのも当然だっただろう。その表彰方法として「一代年寄」という形を発案したのは誰だったのか。非常に興味深い。

前例のない名誉への新規の表彰という点では、通算ホームラン756号の世界記録を達成した王貞治選手に、国民栄誉賞が創設されたことを思い出す。
(その王貞治氏は、今回の提言書をまとめた有識者会議のメンバーである)

 

提言書が言う、「師資相承」の伝統から外れた資格、との指摘については、千代の富士一代年寄を辞退して陣幕(後に九重)を襲名したことを思い出す。確か千代の富士は、一代年寄をもらって千代の富士部屋を名乗ると、自分が親方を辞めた後に部屋がなくなってしまうので、辞退したいと言っていたと記憶する。ここでの「師資相承」の考えと一致した考えだったかどうかはわからないが。
(一代年寄を名乗った北の湖の他界、貴乃花の協会退職により、部屋がなくなる事態は実際に起きた)

 

併せて報じられているところでは、この提言書では、外国出身力士に大相撲の伝統文化を理解させるため、師匠の指導力や協会のガバナンスの重要性を指摘したそうだ。

その中で、外国出身力士に対し「日本文化になじむ「入(にゅう)日本化」を促す」ことなどを提言していると言う。

 

今回の一連の報道は、この点にも併せてふれながら、大鵬を上回る44回の優勝を遂げている外国出身の白鵬にとって、この提言書が一代年寄白鵬を名乗る逆風になる、との論調が目立つ。

 

白鵬の現役生活がそう長くはないと見られる状況。少し前に日本国籍を取得したこと。白鵬の土俵内外の言動について批判される事象がこれまでいくつかあったこと。そうした前提から、今回の提言書と白鵬とを結びつけて論じられることは、ある程度やむを得ないと思う。

 

ただ、この2つは基本的に別の問題だ。

 

一代年寄が制度として存在しないのであれば、それを今後どうするかは、出身が日本であれ外国であれ、関係なく検討されるべきものである。

 

一方、外国出身力士の入日本化(このような言葉は初めて聞いた)については、白鵬のような大横綱であれ、入門したばかりの力士であれ、国際化する角界にとって今後に向けての重要な検討課題の1つであることは事実だろう。

 

白鵬個人に関しては、遠からずやってくる引退の時に、彼の角界への功績にどう報いるかは当然検討されるべきものと思う。このブログでも何度か書いてきたが、野球賭博八百長事件などに揺れた近年の相撲界を、白鵬が支えてきた面はきわめて大きいと思う。そこをどう評価し、どう讃えるか。制度がなくとも引き続き任意の判断として一代年寄を名乗らせることも一法だろうし、52年前に当時の人たちが知恵を絞ったような、何か別の新しい形での表彰があってもいい。

 

また年寄名跡がどうあれ(現時点で白鵬は間垣株を持っているようだ)、白鵬が協会に残って仕事をしていくのであれば(内弟子は既にいると聞く)、協会員(親方)としての元横綱白鵬には、一方の入日本化の問題は引き続きついてまわることになる。

 

さて、私はよく知らなかったが、これも報道によると、この有識者会議というものは、大相撲の国際化が進む中、伝統や文化を継承し、発展させていくことを目的にするとともに、元横綱日馬富士による傷害事件など不祥事が続き、スポーツ庁が策定した競技団体の運営指針「ガバナンスコード」を尊重しながら、相撲協会の「自己規律」の指針作成を求めるために創設されたとのことだ。

 

今回の提言書は、日本相撲協会のホームページに公開されている。こうした情報開示は大変ありがたい。

 

冒頭を読むと、協会から有識者会議への諮問事項は、

・国際化が進む中で、日本の伝統文化である大相撲を守り、相撲道の伝統を継承発展させていくための提言
スポーツ庁策定のスポーツ団体ガバナンスコードを尊重しつつ、相撲道と調和させた協会独自のガバナンスの指針の作成

とされている。

 

報道はあくまでその中の一部に焦点をあてたもので、前記の通り、1人の横綱である白鵬と関連させた面もある。

 

しかし、相撲ファンとしては、この50ページ近い提言書全体をまず読むべきだろう。私自身、まだそれをせずにこの記事を書いてきたが、この連休中の余暇を利用して、一読したいと思う。その結果、また思うところがあれば、補足したい。

演奏会中止(延期)相次ぐ

3回目の緊急事態宣言下の27日(火)、チケットを買ってあった演奏会が2つ、相次いで中止(延期)となった。

 

葉加瀬太郎オーケストラコンサート2021 The Symphonic Sessions

日 時 2021年5月6日(木) 開場 17:30 開演 18:30

会 場 ロームシアター京都 メインホール

 

このツアーは、4月17日(土)、札幌文化芸術劇場hitaruに行った。とてもよかったので、もう一度どこかに行きたい、と妻と相談し、この京都のチケットを急遽とったのだった。

 

●国際音楽祭NIPPON2020 Akiko Suwanai Presents

   尾高忠明/NHK交響楽団諏訪内晶子

日 時 2021年5月10日(月) 19:00開演

会 場 サントリーホール

指 揮 尾高忠明

ヴァイオリン 諏訪内晶子

管弦楽 NHK交響楽団

曲 目 シベリウス 「ペレアスとメリザンド組曲

    デュティユー ヴァイオリンと管弦楽のための夜想曲「同じ和音の上で」

    ブラームス ヴァイオリン協奏曲ニ長調

 

こちらは、何と言っても諏訪内さんのブラームスが魅力で買い求めたチケットだった。

 

いずれも緊急事態宣言期間内、かつ対象都府での演奏会なので、やむを得ないところではあるが、残念だ。

 

どちらも延期日程が併せて発表された。

 

葉加瀬さんの方は、7月2日(金)。行ければ良いのだが、平日でもあり難しい。このツアー2回目の参戦は断念となった。明日30日(金)から払い戻しが開始される。

 

一方、諏訪内さんの方はだいぶ先で、2022年2月21日(月)。会場は東京オペラシティコンサートホールに変更されるそうだ。こちらは何とか都合をつけて行きたい。

 

※過去の関連記事

    緊急事態宣言で都響演奏会中止

       https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2021/04/24/122800

 

<追 記>

諏訪内さんの演奏会について、5月7日(金)、ジャパン・アーツぴあからメールが届いた。

延期公演で、手元のチケットを使うことはできず、一旦全席払い戻しを行うと書かれている。

えー?

来年2月の延期公演に行く権利は保証されないということか。

そう決められたんだったら仕方がないけど・・・。 

 

 

「Another Sky」 葉加瀬太郎 with ANA Team HND Orchestra

ANAの社員からなる「ANA Team HND Orchestra」。

 

葉加瀬太郎さんの「情熱大陸」を演奏する動画を、妻が見つけた。

 

   ANA Team HND Orchestra
      https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2021/04/07/225315

 

その彼らが、当の葉加瀬太郎さんと共演したことを、これも妻が教えてくれた。

 

曲は、ANAの機内にいつも流れている葉加瀬作品、「Another Sky」。

 

成田国際空港のANA格納庫の中での演奏である。

 

●メイキング編

youtu.be

 

●本編MV

youtu.be

 

うらやましいねえ、こういうの。

 

しかし、上手だ、この人たち。アマチュアなんだよね。

曲が始まってすぐのところで、葉加瀬さんとヴァイオリンの方が、2人でメロディをユニゾンで弾くのだが、音程がぴたっと合っている。これが私だったら、2本の折れ線グラフみたいに、くっついたり離れたりで動くところだ。

すばらしい。

 

メンバーの皆さんがふだん働いているところも出てきて、映像としてもとても感動的に作られている。

一度は食べたいのだが

東京駅、京葉線への通路にある広告。

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なとりの「一度は食べていただきたい」というシリーズ。

 

私としては、この中の「おいしいあたりめ」を、一度は食べてみたいと思っているのだが、まだ果たせずにいる。

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新幹線のホームの売店とかでこのシリーズを見かけるのだが、あたりめはついぞ見たことがない。

 

どこに行ったら売ってるんだろう。

 

「一度は食べていただきたい」、「一度は食べたい」、双方のベクトルは一致しているのに。