naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

「のだめ」キャラクターブックを買いました

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    ↑三木清良のしおりがついてました

二ノ宮知子さんの「のだめカンタービレ」は、今やすっかり有名になってしまった。

私自身も、女性向けのコミック雑誌は、妻が好んで買っている「YOU」以外は読んでいないので、この作品は知らずにいた。
しかしやはり売れ筋商品は、どこかから情報が入るものだ。
一昨年の夏だったか、メディアファクトリー社の「ダ・ヴィンチ」で知った。
その時点で既に単行本が10巻近く出ていたと思うが、まとめ買いして一気に読み、多くのファンがそうだろうが、はまってしまった。

キャラクターが面白い、ストーリーが面白い、は言うまでもないが、私が特にすごいと思うのは、楽器の演奏を描いた絵がどれも自然なことだ。
昔から、音楽を扱ったマンガを色々読んできたが、どんな作品を読んでも、例えばヴァイオリンを構えた絵、弓を持つ手の絵など、どっか変で、違和感があった。
「のだめ」の場合は、それがない。
オーケストラを扱っているのに、多人数の楽員を描いて、そのどこにもおかしいところがない。
既に多くの人が指摘しているが、オケの演奏シーンも、本当にブラームスの1番なら1番がきこえてくるような絵になっている。千秋真一の弾いたラフコンなどは特に圧巻だった。
すごい画力だなあと思う。

あと、アマチュアの分際で生意気を承知で書かせてもらえれば、ストーリーの中での音楽(個々の曲でなく、音楽そのもの)の取り扱いも、深いものを感じる。

二ノ宮知子さんご自身は、楽器をされるとか、音楽に詳しいということではないらしいが、「リアルのだめ」さん始め、周囲の専門家に取材され、相当綿密な打合せをされているのだと思う。
お笑い芸人の人たちは、ステージで人を笑わせるために、裏では真剣な練習をしなければならないと思うが、それと同じで、読んで楽しいコメディのマンガでありながら、作者の努力が感じられて敬服する。

そんな「のだめ」の「キャラクターブック」というのが出たので、早速買ってきた。

これまでの単行本に登場した全113人の人物を網羅したアンソロジー
便利だし、通常のコミック単行本サイズながら、情報量がすごく多い。
これでまた第1巻から読み返したくなってしまった。

ところで、そんなのだめファンの私がまだ購入に二の足を踏んでいるグッズが一つある。
「千秋真一指揮R☆Sオケ」のブラームスの1番のCDだ。

レコード芸術」にまで広告が載った商品だが、さすがに月評は載らなかった(笑)。
要は覆面指揮者、覆面オケな訳だが、こればかりはまだ購入の決断がつかない。
間違いさがしのボーナストラックは面白そうなのだが・・・。
もうそろそろ初回限定仕様のものはなくなりそうだし、気にはなっている。
どなたか、買って聴かれた方、おられたらレビューをお願いします。