奥左:豚丼(タレ) 奥右:豚丼(塩)
パート練習前の昼食、今日は、先週ご紹介した「キャベ豚」(キャベトン、と読むらしい)に入った。
ランチメニューは写真の3種類。
今日は「特製ロースカツ定食」950円を初めて頼んだ。
誰でも、定期的に無性に食いたくなる食べ物があると思うが、トンカツは私にとってそういう食べ物の一つだ。
さて初めて食べるキャベ豚のロースカツは?
・・・これはとても特色のあるものだった。
肉が厚く、衣がとても薄い。
よそのトンカツ屋では見たことがない。
豚肉専門店だけあって、肉で勝負ということなのだろう。
その昔、かの花森安治氏が、「暮しの手帖」のエッセイに、「カツとは、衣を食べるものだ。肉などは薄ければ薄いほどいい。ウスターソースでビチャビチャになった衣を食べるところにこそ醍醐味がある」という趣旨のこと(正確な細部は定かでないが)を書いておられた。
花森氏からすると、こんなカツはとんでもないということになりそうだ。
私自身は、肉主体のこういうカツもあっていいと思いつつ、いわゆる「サクサク感」が全くない衣は、肉からすぐ分離脱落してしまいそうでもあり、いささか物足りない感じもした。
私が一番好きなトンカツ屋は、月並みかもしれないが、チェーン店の「和幸」である。衣のサクサク感がとても良い。
(あ、先日の「新浦安ランチ処~アトレ編」に書き忘れたが、アトレ地下に「和幸」がある。表はカツや弁当の小売りだが、イートインコーナーもある)
「和幸」との出会いは、五反田でのことだった。1981年にさかのぼるが、その話はまた。