naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

小田和正武道館

イメージ 1

イメージ 2

  (写真上)ツアーパンフレットは9月の札幌で買ったもの
  (写真下)終演後



6日、小田和正ツアー「大好きな君に」を、日本武道館に聴きに行ってきた。

オフコース小田和正については、いずれゆっくり書きたいが、私のこれまでの人生の中で、一番長くかつ深く聴き続けてきたアーティストである。

現在、ツアーがあれば必ず行くアーティストは小田さんだけだ。
それも1回聴きに行くだけでは当然満足できないので、2回以上は行くことになる。
仕事が忙しいので、平日の東京公演を買って、行けなくなっては悔しい。
それよりは、週末に行われる地方の公演を買って、旅行がてら行く方が安心だ。
このパターンは、4人のオフコース時代に確立して今日に至る。

最近のツアーでは、
  00年 SAME MOON   神戸、札幌
  02年 kirakira      仙台、広島
  05年 大好きな君に  札幌、今回の武道館
といった具合である。

9月の札幌(真駒内)の時は、花道先端のド真ん前の席で、手を伸ばせば握手できそうな至近距離でナマ小田を見ることができた。
それに引き換え今回は、南東スタンド2階W列24・25。
これはスタンド最上段の一番後ろから2列目である。
同じツアーで大変な待遇の差(笑)だ。
しかし、やはり武道館は独特の雰囲気があって、いいものだ。

そう言えば、オフコースが初めての武道館公演(もちろん行った)をやったのが80年6月。
今年で四半世紀経つのだ。

聴衆の年齢層はかなり高い。
まあ、ステージでやっている本人が58歳な訳だから仕方がないが、オフコース2人時代(正確にはオフ・コースか)からライブには通っているというような、私でもかなわない感じのお客さんも少なくない。
比較すると、札幌の方が高齢化(笑)していた感じがする。

恒例のオープニングのアニメフィルム。
「言葉にできない」のメロディで、ひまわりの花の映像が流れる。アニメとはいえ、ここ武道館で見ると、あの82年の「over」ツアーでの同曲を思い出して、なかなか感慨深いものがある。

「言葉にできない」は、今回、本編メニューの最後に歌われた。
新しいアルバムがありながら、古い曲をラストに持ってきたのは意外だった。
聴いていて、そういえばこの曲って、オフコースの時代もソロヴァージョンも、コーラスが一切つかないということに、今回初めて気がついた。この曲は、かれこれ20年以上、数え切れないくらい聴きかつ歌ってもきたのに。
考えてみればコーラスや、複数声部の作りを好む小田さんにしては、大変珍しいことだ。

東京公演なので、ゲストがあるかな、と少々期待していた。
しかし、まさか複数のアーティストが出てくるとは思わなかった。
矢野顕子さんとゆずだった。どちらもナマでは初めて見るので得した気分だった。

長いコンサートといえば、さだまさしだが、最近の小田さんのライブも長くなった。
前回の札幌が18:10頃始まって20:55頃の終演。2時間45分。
今回の武道館は、ゲスト2組が大きかったが、18:40頃始まって21:45頃の終演。3時間5分。
遠方から来ているのか、アンコール前で帰る人も見られた。

今回のツアーも2回聴けて、まずまず満足。
欲を言えばもう1回くらい行ければよかったが、今回のツアーは、週末にからんでくれる地方公演がいつもより少なく、あいにくだった。

このところ、次のツアーはいつだろうかという以前に、次のツアーがあるんだろうか、というのが関心事だ。
あるとしても、たぶん2年続けて来年ということはないだろう。
再来年やったとすれば、小田さんも還暦を迎える。

いつまでこういうステージを聴けるのだろうか。
そう長くは望めないだろうと思いつつ、もう1回、と次のツアーをやはり待ちたい。