自宅近所の飲食店の、最近の話題2つ。
2月末に、行きつけの寿司屋、Uが閉店した。大変、ショックであり残念なことだ。
Uは、この地で48年営業してきたとのこと。1972年からということだろうか。私が、今のマンションに居を構えたのが、1985年10月で、35年目になるが、そのずっと前からあったわけだ。
出前を取ることもあったし、ランチ時、夕食時に、店に行くこともあった。
ボリューム満点のランチもよかったし、寿司以外にも豊富なメニューが揃っていて、本当に美味しく、良い店だった。
2月の初めに、店の前を通った時に、2月末をもって閉店する旨の張り紙があるのに気づいた。
いつ行っても混んでいる人気店が何故? と驚きつつ、ネット情報にあたってみたところ、厨房を預かる方の体調不良に発する後継者難が理由のようだ。
閉店までに、せめてもう1回行って、おかみさんに挨拶したいと思ったのだが、バタバタしていて、その機を逸してしまった。
最終日、2月29日(土)の昼前に、店の前を車で通る機会があったが、ランチタイムを前に、多くの人が店頭にたむろしていた。
行きつけの良い店が閉まってしまうのは、誠に残念なことだ。
最近、これほど残念だったことはない。
2つ目の話題は、そのUからほど近いところにある、レストランE。
ここも、古くからある行きつけの店である。
マンションの知人とも行ったことがあるし、前の会社の集合社宅が近くにあり、もうだいぶ昔になるが、そこに住む当時の職場の仲間と行ったこともあった。
この店の最近の話題は、何と言っても、テレビ東京のドラマ、「孤独のグルメ」で取り上げられたことだ。
放映されるや、店の前には、それまで見ることがなかった行列が、毎日絶えないようになった。また、それまでの通常メニューが取りやめられ、提供される料理の種類が限られた。多忙になったからか、私のマンションの掲示板に、従業員募集の張り紙が登場したこともある。
そんなことで、常連客でありながら、しばらくの間は店にもなかなか行けなかった時期がある。
だいぶ経って、少し落ち着いてきたようなので、やっと食べに行けるようになった。
昨4日(水)も、夕食時に妻と出かけたのだが、店頭に待つお客さんを座らせる椅子はいまだ置いてあったし、メニューも、記憶にある昔のものには戻っていない。
放映から2年くらいは経つはずだが、テレビの影響力というのは、すごいものだ。
店内の奥に、松重豊、久住昌之各氏のサインや写真が飾られている。
昨日食べたもの。ヒレステーキ、生鮭のフライ、変わらぬ美味しさであった。
町内に食べに出かける楽しみが一つなくなってしまったが、厨房に親子二代のシェフが働いているEには、まだまだ末永く営業してもらえると期待している。