前の会社の入社同期の仲間との交流については、しばしば書いてきた。
1978年4月1日が入社式。
事務系7人、技術系11人、計18人が入社した。
入社して間もない時期に、事務系、技術系、1人ずつが退職し、16人でのつきあいが仲良く続いてきた。
年齢を重ねる中、順次60歳の定年を迎え、退職する者、継続勤務する者、関係会社に移る者が出てきた。
今年の3月31日で65歳の年度末を迎える者が3人いるが、その1人であるKが、退職して、自宅を構えている長野県に転居することになった。
地方に移る仲間の退職。本来であれば、送別会を行うところであり、実際、日程も決めたのだが、折からの新型コロナウイルスの事態である。
懇親会の実施は慎重に考えるように会社から指示が出ている中、本人からも辞退の申し出があり、中止せざるを得なかった。
Kと次に会う機会がいつあるだろうか。それを考えると本当に残念だ。
たまたま、Kが住んでいる集合社宅は、私の自宅から歩いて5分程度のところにある。
17日(火)に引っ越すと聞いていたので、15日(日)に訪ねた。
社宅の玄関先での立ち話程度ではあったが、最後に顔を合わせることができてよかった。
落ち着いたら、何か仕事を探したいと言っていた。
16人の同期の内、4月以降も前の会社に勤務する者は、僅か4人になってしまった。私も含め、関係会社で勤務するのが5人。完全リタイアが4人、そして既に亡くなった者が3人。
(西新宿のA社の社長は同期である)
定期的に行ってきた、全員が集まっての泊まりがけの旅行は、昨年1月の浅草で打ち切ることにした。
今後は、近くにいる者で、声をかけ合って会うことになる。
年々ばらばらになっていくが、できるだけ、つながりは持ち続けていきたいものだ。