naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

宇奈月オペラ練習日誌~4ヶ月ぶりのオケ練!

18日(土)、宇奈月オペラの今季初練習に参加した。

 

何かの団体の練習に参加するのは、3月20日(金)のマウントあさま管弦楽団の練習以来である。実に4ヶ月ぶり。

(そのマウントあさまのオーストリア公演は、中止(延期)となってしまった)

   マウントあさま練習日誌~最後のブルックナー国内練習

      https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2020/03/27/223244

 

団体練習の再開、またそれへの参加については、かねてから色々な情報を見ながら考えてきた。基本的には、慎重に判断したいスタンスである。弾く機会があればすっ飛んで行きたい、というわけではない。

 

今回の宇奈月オペラについては、事前に事務局から、

  ・当日自宅での検温と練習中のマスク着用をお願いします。

  ・離れて弾くため各自譜面台を持参ください。

との案内があった。

 

宇奈月オペラの場合は、小編成でもあるので、間隔を空けて座るのであれば良いか、と判断し、参加することにした。

(初回の今回は、弦のみの分奏だが、次回以降は管・打楽器も入る。そうなるとだいぶ雰囲気も異なることだろう)

 

練習会場は、日野市。毎年、初回の弦分奏は日野で行われるが、今回は、昨年までとは異なる初めての会場である。

 

豊田駅に正午過ぎ到着。

 

まず、昼食。駅近くには、マクドナルドや日高屋などがあるが、見たことがない、「マイカリー食堂」という店が目に止まったので、入ってみた。

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松屋の隣だが、このマイカリー食堂は、松屋の系列であることが、後でわかった。

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券売機で食券を買うと、厨房に注文が入るシステムらしい。店内に、病院や薬局の会計窓口によくあるようなモニターがあって、注文品ができあがると、そこに食券の番号が表示されて音がするので、提供口に取りに行く方式だ。

 

店を出て、練習会場へ。

 

久しくご無沙汰の皆さんが順次集まってくる。マウントあさまとも共通のメンバーが多いのだが、3月の練習で会って以来であり、また志半ばで練習が中断されたこともあるので、その意味での、ちょっと感激というか、感慨がある。

 

宇奈月オペラ、今年の演目は「ドン・ジョヴァンニ」である。2016年の初回が「ドン・ジョヴァンニ」、2017年「フィガロの結婚」、2018年「魔笛」、2019年「コシ・ファン・トゥッテ」と演奏してきたが、これで一巡となり、今年は、二巡目として「ドン・ジョヴァンニ」である。

 

間隔を空けて座る。譜面台も1人1台だ。今回の参加者は、5・4・3・2・2。ヴィオラは、本番5人の内3人の参加だった。私は、後ろに1人で座った。

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直近となる、3月20日のマウントあさまの練習は、指揮者を始めマスクをしていないメンバーが少なくなかった。あの時点ではそういうことだったが、さすがに今は、全員がマスク着用。まあ、そうでなければ、会場側がNGを出すのだろうが。

 

指導は、コントラバスのメンバーであり、毎年この初回の分奏では指導をして下さっている、M先生。

 

13:00に練習開始。

 

冒頭、M先生から、「新型コロナウイルスの引きこもりで、団体練習がない人が多いと思うが、1人で弾くことが多いと、縮こまった弾き方になってしまいがち。今回は本番も含めて通常より離れた間隔で弾くこともあるので、大きな音で弾くことを心がけましょう」とのお話があった。

 

まず、2幕のフィナーレ、最後のプレストを合わせた。オペラの場合、オケだけが好きなように演奏するのはNG、アンサンブルも音量も、歌第一で、とM先生から指摘があった。

 

以後、序曲に戻り、レシタティーヴォの一部を除いて、全部のナンバーを練習した。

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4ヶ月ぶりのアンサンブル。よほどの感激に泣けてしまうかと思ったが、それはなかった。

 

最初は、楽器のコントロールがなかなか効かず、調子を取り戻すまで、ちょっと時間がかかった。

 

ほぼ1時間ごとに換気のための休憩がとられた。休憩中は、窓を開放し、音出しは禁止。

 

1幕フィナーレの超絶技巧3連符。これは大変だ。

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しかし、カットほとんどなしの全曲演奏は、疲れる・・・。

 

久しぶりに楽器を弾くことの疲れに加えて、4日間の出張疲れもあるし。心身のスタミナが、2幕から曲尾に向かうにつれてどんどんなくなっていった。

 

17時前、冒頭にやったフィナーレのプレストの直前まで、無事到達。全部の曲を弾くことができた。

 

退出前には、会場備え付けの消毒液で、使った椅子を拭いてからかたづけた。

 

しかし千葉在住の身には、豊田は遠いなあ。次回からは、練習会場が大久保なので、少し近くなる。

 

※練習往復に聴いた音楽

    モーツァルト ドン・ジョヴァンニ

       ベームプラハ国立歌劇場管

    モーツァルト ピアノ協奏曲第24番

       ハスキル=マルケヴィッチ=コンセール・ラムルー管

    マーラー 大地の歌

       バーンスタインウィーン・フィル

    マーラー 交響曲第8番

       クーベリックバイエルン放送響