naokichiオムニバス

67歳会社員。ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

レジ袋の件

7月から、レジ袋が有料になった。

 

コンビニでも、書店でも、会計の時に、「レジ袋はお付けしますか」と聞かれる。店にとっては、面倒なやりとりだろうと推測する。

 

私も、鞄の中にエコバッグを入れて持ち歩くようになった。2016年の小田(和正)さんのツアーグッズのエコバッグである。

 

思ってみれば、65歳の私の世代の場合、母親は、近所の八百屋さんや魚屋さんに買物に行く時、「買物籠」というものを持って行くのが当たり前だった。エコバッグというのは、今でこそ目新しく感じられるが、言うなれば先祖返りだ。

 

聞かれる前に、「レジ袋は要りませんので」と申し出るのも、すっかり習慣になった。

 

ただ、レジ袋をもらわずにエコバッグ使用という方式、やってみると、面倒というか、不合理な側面も感じることがある。

 

例えばコンビニ。これまでなら、店員さんが袋詰めしてくれたが、この方式だと、買った商品が、店員さんと当方の間に裸で置かれることになる。当たり前だが。

そんな時、まだこのやり方に慣れないので、一瞬、「さあ、これ、どうすんのよ」という微妙な空気がお互いの間に流れる。

 

これをエコバッグに詰める作業って、後ろに並んでいる人がいたりすると、結構申し訳ない気持ちになるんだよね。店員さんみたいに手際がよくないし。

 

大阪への出張時にいつも泊まるホテルの向かい側にセブン-イレブンがあるが、ここでは、レジの脇に袋詰めをする台が設けられており、会計の済んだ商品を別のタイプの籠に入れて、そこまで運ぶ方式になっている。こういうふうだとありがたい。スーパー・マーケット方式だ。

 

それから、レジ袋というものは、これまで、ゴミ捨ての時に一役買っていたことに気づく。

 

例えば、新幹線に乗る時に、駅弁を買うとする。エコバッグは要りませんと言って、裸の弁当を受け取って乗車する。これまでなら、食べ終わった弁当ガラは、その弁当が入っていたレジ袋に入れてまとめ、口を縛った上で、ゴミ捨て場に投げ込んでいたが、今だと、裸の箱を投入することになる。中で、蓋と箱がバラバラになって落ちるのではないか、ソースが残っていた小袋はどうなるんだろう、などと気になる。新幹線のゴミ捨て場に設置されたゴミ袋の中身というのは、このレジ袋有料化に伴って、かなり劇的に変化したのではないだろうか。

 

先日、広島のコンビニで経験したが、汁気のある弁当をエコバッグに入れて持ち帰って出したら、その汁がエコバッグの中にこぼれ出てしまっていた。レジ袋ならそのまま捨てられたが、エコバッグだと、洗ったり拭いたりの一手間が必要になる。

 

レジ袋有料化に反対意見を持っているわけではない。当たり前のように、安易にいつでも何でもレジ袋に入れてもらっていたことは、見直されるべきだろうとは思う。

 

ただ、プラゴミの排出による環境破壊、海洋汚染を緩和するため、という目的を考えると、レジ袋の有料化による削減にどれほどの意味があるのか、という気はする。

 

どなたかのTwitterのツイートで、スーパーから持ち帰るエコバッグの中は、パック詰めされた野菜や魚だらけ、という指摘があり、なるほどと思ったものだ。

 

レジ袋は、第一歩かもしれないが、その先、どうしていくのだろう、と思う。

 

報道で見た記憶があるが、メーカーでは、環境に悪影響を与えない成分で作られたレジ袋を開発しているという。

 

環境配慮という本来の目的からは、環境に有害なレジ袋を使い続けるのでなく、そうした製品にシフトしていくのが合理的な対応のように思う。その製品は、従来のレジ袋よりもコスト高になるけれども、そのコストを、環境保護のために、売る側、買う側双方で負担しましょう、という考え方による有料化なら、大変意義があると思う。

 

プラゴミ全体からすれば一部に過ぎないレジ袋がクローズアップされていること、そのレジ袋の環境影響自体はそのままに、3円、5円の有料化で抑制しようとすることは、環境配慮の意味では、最適解とは言えないように思う。

 

エコバッグは使い続けるし、できるだけレジ袋はもらわないようにしつつ、その先のあり方についても、考えていきたい。