前の会社のＯＢ会の事務局から、本年度の総会を中止するとの連絡が入った。
通常、総会は７月に開催されているが、今年は当然ながら新型コロナウイルスの状況もあり、｢延期する｣との通知が、当時届いていた。
何しろＯＢ会である。最若年でも60歳。それ以上の年齢層の高齢者ばかりが集まる会合。事務局としても、決行には勇気が要るはずで、おそらく延期のまま今年は中止なんだろうな、と思っていた。
それだけに驚きはまったくない。
中止の通知と併せ、本来であれば総会当日に配られる総会資料が同封されていた。
資料には、決算、予算に始まり、新入会員、米寿・喜寿の会員の紹介が載っている。
米寿13人、喜寿83人。
数え年でカウントしているようで、喜寿は昭和19年生まれの会員が並んでいる。私よりは11歳上、私が入社した時には、係長くらいのポジションにおられた先輩方だ。見ていると、ああ、あの方も喜寿なんだ、とご健在を嬉しく思う。
米寿はともかくとしても、自分もとりあえずは11年後、ここに載りたいものだ。
そして、末尾にここ１年で亡くなられた会員が載っている。
当然のことだが、米寿・喜寿と違って、こちらは年齢がさまざま。享年は63歳から94歳まで幅広い。昨夏に64歳で亡くなった同期のＫも載っている。
在職中は、ＯＢの訃報はその都度イントラネットに掲載されて知る形だったが、会社を離れると、こういう媒体でしか知ることができない。
お世話になり、親しくしていただいた先輩方の物故を知るのは辛いものがある。
ところで、これと前後して、上記ＯＢ会とは別に年１回開催されている、千葉県在住者だけのプライベートＯＢ会についても、中止の通知が届いた。
昨年は、この２つのＯＢ会に初めて出席し、とても楽しく過ごしただけに、残念だが、もちろん仕方がない。
来年は、多くのＯＢが元気に安心して集まれる状況になっていることを祈るのみだ。
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前勤務先のＯＢ会に出席
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