11日(月)は、オーケストラ・モデルネ・東京の2回目の練習だった。
当初、午後に弦分奏、夜に合奏(1時間)の後管分奏(1時間半)という予定だったが、緊急事態宣言が出されたことに伴い、20時以降の外出自粛が要請されていることを考慮し、夜の練習は中止するとの連絡が入った。緊急事態宣言発出直後の8日(金)のことだった。幹部の迅速な検討に敬意を抱いた。
午後の弦分奏となった練習に出席すべく、滝野川会館に向かった。
前回の合奏は1階にある大ホールだったが、今回の分奏は5階の小ホール。
会場到着は私が一番乗りだった。
ミラーボールがある。
その後、指揮の篠﨑靖男先生、コンミスのSさん始めメンバーが順次集まってこられた。
入室に際しては、コンミスによる検温が行われた。
今回のヴィオラの参加は3人。トップのSさんと初めてお目に掛かるHさん、そして私だった。前回はSさんと2人だったので否応なくトップサイドだったが、今回は後ろに座った。
全体の中でも、私が突出して高齢者だ。他のメンバーの父親以上の年齢差がありそうだ。
Sさんにお尋ねしたところ、ヴィオラは現在6人がエントリーしているが、新型コロナウイルスの現況から、名古屋在住の方が不参加となる可能性ありとのこと。それもあり、現在メンバーの追加募集が行われている。
メンバー固めもさることながら、演奏会自体も不透明な状況にあると思われる。今後の予定としては、2月に5回の練習、そして3月6日(土)が本番だが、緊急事態宣言等の推移によっては、練習会場が使えない、あるいは本番会場が使えない、という事態もありうる。
(津田沼ユニバーサル交響楽団が、2月に予定していたポピュラーコンサートを中止したとFacebookで知った。練習会場が使えなくなったとのこと)
13時半頃練習開始。ドアは開放して可とのことで、3つあるドアを全部開放しての練習となった。
シベリウスの7番から。弦は5・2・3・2・1。
篠﨑先生の練習はきわめて克明。最初の数小節で止め、そこだけを繰り返し練習した。
以後も、ここではこういう音がほしい、というお話がたびたびあった。A’でヴィオラの表がメロディを弾く箇所では、Sさんと2人だけで弾くことになった。弾く前から出す音のイメージをちゃんと持って音を出すように、と繰り返し言われた。2人で弾いた音は、先生には鳥の声に聞こえたとのこと。フィンランド人は鳥が好きなのだそうだ。
途中で休憩。
休憩後もシベ7。
このペースで進むと、シベ7だけで終わるのではないか、と思われたが、他の曲も練習したいということで、Pの少し先まで行ったところで終了。再度休憩となった。
弾いている途中で、マスクの左側の紐が切れてしまった。予備を持っているつもりだったが、うかつにも持っておらず、再度の休憩時に1階に下りて、会場の人にこのへんにマスクが買える店はありますか、と尋ねた。7、8分歩かないと店がないとのことで、事務所にあったマスクを1枚譲っていただいた。すみません・・・。
再開後は、マーラーを通してから、せっかくの弦分奏なのでモーツァルトもやりたい、とのことで、まずマーラーの10番のアダージョ。
マーラーはヴァイオリンに入れ替えがあり、3・4・3・2・1。
途中止まるところはあったものの、基本的には通し練習だった。
終わりまで行ったところで、モーツァルトはやめてマーラーを返します、ということになった。
29番から曲尾まで、ヴィオラの楽譜だとちょうど最後の1ページをじっくり返し練習した。
篠﨑先生からは、こういうゆっくりした音楽は、テンポをキープするのが難しく、延ばしの音符が出てくるとそこでテンポ感がなくなってしまいがちだとのお話があった。今回のこのオケの目標として、遅い音楽でも自分で数えてテンポがとれるようになってほしいとのこと。メトロノームを使ってさらうようにとの指示があった。
(先生からは、このマーラーとシベ7については、各部分のメトロノームのテンポがメールで事前に流された)
17時前練習終了。
次回練習は2月6日(土)だが、参加は未定。
※練習往復に聴いた音楽
小澤征爾=水戸室内管
ベートーヴェン 皇帝
シューマン ライン