気がついたら時期が来て、とうとう始まりましたね、聖火リレー。始まってしまった、というか。
始まったから、このまま開会式まで走っていくのかな・・・。
一つ思うのは。
例のGoToトラベルにせよ、このオリパラにせよ、疫病としてのコロナ対応とは折り合わない要素を抱えながら進行した、あるいは進行している。
折り合わない要素というのは、国民の健康や安全とは別の、ビジネス的な観点からの価値観があるからだと思う。
昨年からのコロナ禍にあって、都度さんざん議論されてきた、感染対策か、経済をまわすのか、という構図の最も象徴的な事象が、まさにここにあると感じる。
国民の安全よりも利権かよ、政治的思惑かよ、と批判する議論もされているが、私はそれよりも、「そこに集まる国民」のほうも問題視したい。
GoToで安くなったから旅行する。
聖火リレーを観たいからそこに行く。
緊急事態宣言が解除になったから外出する、飲み会を行う、花見に行く。
そうした場を提供する側もともかくとして、「行く奴らも悪い」と思うのだ。
そういうところに出ていく人たち一人一人の意識を問いたい。
「自分自身の安全」を自分としてどう考えてるの? と。規制の有無、機会の有無とは別の話として。
少なくとも、自分がそういう無自覚な行動をしていながら、テレビで報じられる厚労省の宴会を批判する人がいたとしたら、それはおかしいと思う。
コロナ禍も長くなり、色々な情報はあふれている。自分なりに情報を得て判断し、責任を持った行動が取れれば、基本的には何をしても良いと思う。
だから、聖火リレーを観に行ったとしても、すごい人混みだったら引き返しましょうよ、ということかと。
年度末の3月最後の日に、そんなことを思うのです。