23日(水)~24日(木)、岐阜に出張してきた。
A社(西新宿)の株主総会のためである。A社の株主総会は、登記上の本店である岐阜市で行われる。2019年に常勤監査役に就任する際の株主総会で初めて出席し、今回で3回目となる。
ここ1年、A社の監査役は4人体制だったが、今回の総会をもって5年間務めたS監査役が退任され、以後は3人となる。
私がS氏と知り合ったのは2003年。S氏がA社の人事部勤務、私が親会社の人事部勤務だった時に、打合せのために名古屋のA社の事務所で会ったのが最初だ。以後、接点はほとんどなかったが、3年前に私がA社に移籍し、監査役として一緒に仕事をすることになったのだった。思いがけぬ再会だった。
監査役4人で退任されるS氏の送別会をやろうという話になった。
ここ1年、S氏は愛知県在住で名古屋勤務、他の3人は東京勤務の形だった。東京の3人は23日は岐阜に前泊するので、送別会は名古屋で行うことにした。
話が持ち上がった当時は、愛知県は緊急事態宣言下。飲食店でのアルコールの提供はなかったが、3日前の20日(日)をもって宣言が解除され、めでたく飲み放題付きのコースとすることができた。但し店の滞在は2時間、アルコールの提供は退店30分前までとの条件である。
23日午後、A社を出て、14:30東京発の新幹線で名古屋に向かった。
16:09、名古屋着。
送別会は17:30スタートの予約だが、早めに着いたので、名古屋に来るといつも立ち寄るタワーレコードと書店に行くことにした。
桜通口。このオブジェはもう30年くらい前からあると思う。
近鉄パッセへ。
この中にタワーレコードと星野書店がある。
最近は、レコード(CD)の購入はもっぱらネットなので、CDショップというものに行くことが少なくなった。長年、毎日のように、石丸電気やら山野楽器に足を運んでいた自分としては、生活様式の大きな変化である。CDやDVDが並んでいるのを眺めるのはずいぶん久しぶりのような気がする。
フロアをひとわたりまわって、しかし特に何か買うことはしないまま、1つ下の階にある星野書店へ。
この書店は、どことなくひなびたというか、昔からある書店といった雰囲気がある。
村上春樹氏の「古くて素敵なクラシック・レコードたち」という本を見つけたので、買い求めた。
名古屋駅に戻る。
送別会の会場は、セントラルタワーズの中にある。
定刻10分前に店に行くと既にS氏らが先着しており、中に入る。やがてメンバーも揃ったので、飲み放題付きのコースでの送別会となった。
「ご馳走コース」。
店指定の2時間でお開きとなり、名古屋駅で解散。
東京からの3人は岐阜に向かった。
岐阜は2月に日帰り出張で来て以来。
駅前の金色の織田信長像がライトアップされている。
明けて24日は、再び監査役4人が集まって月例の取締役会に出席。
株主総会。席上、監査の報告をした。
総会は無事終了し、新取締役・監査役による取締役会。
新取締役・監査役の集合記念写真を撮影した後、昼食をとって解散となった。
一昨年は、外の店を予約しての会食だったが、昨年、今年は新型コロナウイルスの状況もあり、社内で仕出し弁当である。
監査役は法定任期4年だが、3年目に入った。あと2年、2023年の株主総会で任期満了となる。その時は、翌月に68歳の誕生日を迎えることになる。65歳までで会社生活は終わるものとずっと思っていたが、それより2年少し長い現役生活となる。
タクシーに分乗して岐阜駅へ移動。
私が乗ったタクシーの運転手さんは76歳になるそうだが、60歳の定年まで岐阜のこのA社に勤務していたとの話を聞いた。
岐阜はもう暑い。岐阜駅のペデストリアンデッキにはミストが稼働していた。
信長像がマスクをしている。
12:53の豊橋行きの新快速に乗って名古屋へ移動し、新幹線で帰京した。
普通ならそのまま帰宅するところだが、この24日は、夜、サントリーホールに演奏会を聴きに行く予定がある。東京駅到着後、西新宿に出社、業務用の荷物を置き、多少の事務ワークをしてから、溜池山王に向かった。