12日(月)、新型コロナウイルス2回目のワクチン接種。
無事2回の接種を終えて安堵の一方、はたして副反応はどうか、というのが当面の懸念だった。
世間では、1回目より2回目の方が副反応が重い、と言われている。自分個人としては、決して軽いとは思わなかった1回目の経験から、あれより重いというのはどれほどのことになるのだろう、と少なからず不安があった。
前回の経過。
接種当日
夜、接種箇所が痛み始める。
インフルエンザの予防接種の時に似た感じ。
接種翌日
接種箇所の疼痛が強まる。
夕方には左腕を少しでも動かすと激痛が走るまでになる。
夜検温。37.4℃。
コロナ禍以後、毎日の検温で37℃台は初めて。
接種翌々日
昼前、36℃台に戻る。
疼痛は徐々に治まり、痛み始めのレベルに近づく。
個人的な経験からすると、接種翌日から、次の朝くらいがヤマと言える。
前回は、接種翌日の午後に旅行で大阪に移動、大阪でえらいことになったのだが、1泊2日の旅程は変更せずに接種翌々日の夜に帰京した。
妻には、副反応の話があるのに、どうして旅行前日に接種予約をしたのかと言われた。当時は予約がなかなかとりづらかったので、少しでも早く接種したいと、前後のことを考えずに予約してしまったのだった。
ところで今回も接種後のスケジュールには問題がある。仕事の面だ。
1回目接種時に次回予約をしましょう、と示されたのが5週目にあたる12日の週だった。13日(火)~16日(金)は、A社(西新宿)の監査の仕事が入っており、唯一空いているのが12日だったので、この日にせざるを得なかった。この時点では、副反応の件は話に聞いていただけだったが、以後、それを実体験してしまうと、2回目接種の翌日から4日間、仕事が入っているのは、いかにもまずいことだと実感するに至った。翌日に旅行を入れた1回目同様、結果として考慮の足りぬ話だったことになる。
とは言え、もう打ってしまったのだから、後はなるようになるしかない。
12日、接種を終えて帰宅後、夕食時に、疼痛が出てきた。前回と同じ推移だ。
来たか・・・。
前回と違い、予防的対処として、バファリンを飲んだ。
さあ、効いてくれるといいのだが。
22:23、就寝時点の検温は、36.7℃。少々高めだが、日頃のレベルだ。普通に寝た。
明けて13日(火)。接種翌日である。
朝起きて体温を計った。5:05、36.7℃。変わりはない。
腕の痛みは少し増してきているが、腕は45°、水平には上がる。
前回の経験から言うと、ひどくなるとして、この日の午後からだが、とりあえず出社することにした。少なくともこの体温は、出社を控えるべきレベル(37.5℃以上)ではない。
A社に普通に出社した。
しかし、結果からすると、やはり2回目の副反応は厳しかったのである。
この日からスタートする監査は、午後から。翌14日(水)以降16日(金)までは、午前、午後両方となる。
とりあえず午前は静かにデスクワークをしたが、やがて少々熱っぽい感じがしてきた。
手元の書類を見ていても何か集中できない。
肘から先、また膝から下に寒気を感じるようになった。PCのマウスを持つ右手が震えて、的確にクリックができないことも出てきた。
A社の場合、エレベーター前に非接触型の検温器が設置してあるので、朝出社してから折に触れここで体温を計ったのだが、何度計っても36.5℃だった。それなのに身体の感じは違う。
これはおかしい、と家から持ってきた体温計を出して計ってみたのが11:14。
38.0℃!
やっぱり熱があるじゃないか、というのに加えて、前回はなかった38℃に乗ったか、というところにインパクトを感じた。
朝あまり問題を感じなかったので、ゆうべは飲んだ予防のバファリンをけさは飲まなかった。それが失敗だったか、と悔やんだ。
さてどうしたものか。
状態としては帰って横になりたい気持ちが強い。
予定では13:00から2部署の監査である。同僚の監査役であるT氏と2人で行う。
とりあえず昼食はとって、そこでバファリンは飲もう。1部署目だけは何とか終えて、15:00からの2部署目は欠席して早退させてもらおうか。
早めに昼食に出かける。とは言え、普通に食べられる感じもない。近場のマクドナルドで軽く済ませることにした。店頭のポスターで目にしたソフトクリームも注文したのは、昼食には異例だが、熱のせいだ。
帰社して、12:26、また計ってみると、今度は何と39.0℃!!
これを見て、帰らせてもらうことを決めた。
T氏に状況を説明し、午後予定の2部署の監査は単独で実施してもらうことをお願いした。
2回目接種日の設定がやはり無理だったわけで、関係先に迷惑をかける結果となってしまったことを悔やんだが、とにかく今日のところは早く帰って静養し、明日以降の監査に支障がないようにするのが最善の策だ。
会社を出て、15時頃帰宅した。
こんな中一つ予想外だったのは、熱の一方で接種箇所の疼痛が前回より軽いこと。朝は水平45°までしか上がらなかった腕は、帰宅のこの時点で上まで上がる。
こちらは、以後もぶり返すことなく、順調に快復していった。
(ただ、その後、左の上腕が赤くなる、いわゆる「モデルナアーム」にはなった。これは前回はなかったことだ。しかし、格別辛いことはなかった)
熱を計る。
15:20、38.3℃。多少下がったとは言え、まだ38℃台だ。
とにかく明日朝には何とかなっていたいので、以後はひたすら寝ることにした。
寝て、合間合間に検温した。
16:42 38.0℃
18:46 38.9℃
19:51 38.8℃
22:49 38.3℃
1:45 38.3℃
一進一退、38℃台を切ることができぬまま、接種翌々日の14日(水)の朝を迎えた。
起きてとりあえず検温。5:09、38.4℃。
1回目接種の時は、翌々日の昼前には平熱圏に戻ったのだが、この日の昼前にそれを期待できるかというと、あまりに高熱だ。
しばらくしてまた計る。
7:24 37.9℃
やっと38℃台を切ったが、これでもまだ前回のピークだった37.4℃より高い。そして、出社を見合わせるべきレベルである。もちろん、今起きて、電車に乗って会社に向かおうという状態ではない。
誠に避けたいことではあったが、もう1日休ませてもらうことにした。
午前1部署、午後2部署、計3部署の監査があるのだが、前日同様、同僚監査役のT氏におまかせすることにした。そうせざるを得なかった。
ひたすら寝る。前日の15時半頃から、食事の時を除いてはずっと寝ており、バファリンも飲んでいるのに、熱が下がらないことにいささかの焦りを感じていた。
午後になって朝以来の検温。13:14、36.5℃。
丸1日とちょっと。やっと日頃のレベルに戻った。
前回も接種翌々日の昼前には平熱に戻っており、それより長かったのかどうかは、この日の午前中に検温をしていないので不明。
これで安定するかどうかはまだわからないので、引き続きさらに寝た。
16:26 36.6℃
19:13 36.3℃
36℃台が続き、これで大丈夫かな、という感じが出てきた。
よかった~。
結果をまとめると、
接種箇所の疼痛
初回より格段に軽い
発熱
発熱のレベル初回より高い
平熱に戻るまでの時間は初回と変わらないか少し長め
ということになる。
ただ、周囲の話を聞いても、この副反応というのは個人差が非常に大きい。あくまで私の場合はこうだった、ということで、どなたかのご参考になるものではない。
寝る前、最後の検温。21:01、36.5℃。
明日は出社できる。出社しなければ、と寝たが、前日からずっと寝続けていたせいか、この時間帯に至ってなかなか寝つけなくなってしまった(笑)。会社に行けるからわくわくして、ということではまったくないよ。
15日(木)からは、普通に出社、普段通りの仕事ができるようになった。
今回の教訓は、スケジュール設定の問題だ。また来年とかにワクチンを打つことになった場合は、1回目、2回目とも、接種翌日と翌々日の2日は、何があってもいいような日に接種を設定する必要がある。これもあくまで私個人の経験に基づく次回方針である。
※過去の関連記事
とんぼ返り大阪<1> 6月11日(金)~ワクチン接種の副反応
https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2021/06/20/113644
とんぼ返り大阪<2> 6月12日(土)~予定通り丹波篠山へ
https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2021/06/20/115659