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68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

久しぶりの日本橋

昨22日(水)は、会社帰りに日本橋の床屋に行った。

 

Oというこの床屋に行くのは2ヶ月半ぶりである。最後に行ったのは7月2日(金)だった。

 

床屋というところは、マスクを外さざるを得ず、かつ周囲にマスクをせずに会話をしている人がいる点、飲食店同様に新型コロナウイルス感染リスクがあると感じている。

 

このOも、座席間にアクリル板が置いてあるではなく、会話を控えましょうという注意があるでもないので、いつも懸念は持っていたのだが、7月以降、都内の新規感染者が増加したのを受けて、行くのを躊躇するようになった。

 

以後、千葉駅の駅ナカにある、QBハウスに2回行き、カットだけ短時間に済ませてきた。

しかし、ここへ来て新規感染者数は急速に減少傾向に転じ、前日、東京都では300人を割ったので、そろそろいいかな、と久しぶりに行った次第。

 

昨日はA社(西新宿)従事だったので、新宿から丸ノ内線、銀座線と乗り継いで日本橋へ。

 

階段を上がると髙島屋前だ。

 

ああ、やっぱりこのあたりはいいなあ、としみじみ思う。

 

日本橋、京橋、八丁堀。

 

京橋にある前の会社の本社にいた時には毎日歩いていた、いわば日常生活圏である。

 

前の会社での41年間の勤務の内7割、29年は、本社勤務だった。新入社員の最初の配属も、退職時も本社だった。

 

29年もなじんだ地域である。今はめったに立ち寄らなくなったが、こうして久しぶりに来るとほっとするし嬉しくもある。懐かしいというのとはちょっと違うかな。

 

2年前の子会社移籍がなければ、もっとこのあたりにいられただろう、とも思うが、仮にそうだったとしても、今年の3月には65歳ということでリタイアになっていたはずだから、まあ五十歩百歩、遅かれ早かれ離れることにはなったわけだ。格別拘る気持ちはない。

 

はっきりしているのは、監査役としての任期をあと2年弱務めるA社の西新宿、B社の三軒茶屋に対しては、退任後、こういう愛着の気持ちを持つことは到底ないだろう、ということだ。過ごした時間の長さが違いすぎる。

 

さて、久しぶりのOは、幸いにも客が少なく、散髪中の客もあまりしゃべっていなかったので、よかったと思いつつ座っていたが、18時台ということでか、途中から客が増え、隣の空いていた席に座った客はずいぶんおしゃべり好きで、ちょっと困った。

 

それでも、QBハウスでのカットのみという味気なさに比べると、フルコースの散髪はやっぱりいいな。

マッサージシャンプーと耳掃除をオプションで付けた。

 

19時過ぎ、店を出て丸善へ。

 

今、西新宿にはブックファーストという立派な書店があり、本を買うに不自由はないが、やはり長年通い慣れたこの丸善日本橋店の空間に身を置くことの安心感は格別だ。

昼休みには毎日のようにここに来られてたんだよなあ。

 

3階に上がって、音楽書のコーナーをのぞく。

 

地下の文具売場には既に来年の手帳が並んでいたので、少し早いが、今使っているのと同じものを買い求めた。

 

最近は、年齢も年齢で、老眼鏡をかけていてなお細かい字が読みづらくなってきた。ルーペを手元に置こうと思っていたので、1階で、A社、B社それぞれのデスクに備えるべく購入。ついでに自宅用も。

 

日本橋さくら通りを抜けて東京駅へ。再開発が進んでいる。かつて並んでいた店がなくなり、白い囲いで覆われている。

次に来る時には、また様子が変わっているのだろう。

 

来月には緊急事態宣言も解除されるだろうか。

その折には、本当に久しぶりに前の会社の仲間たちと飲む機会が作れればと思う。

 

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    コロナ禍にあって、理髪店に望みたいこと
       https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2020/10/09/103957
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       https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2021/03/30/223833