さだまさし｢遙かなるクリスマス｣

｢遙かなるクリスマス｣。

さだ(まさし)さんが作る｢強い歌｣の代表作だ。

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全体が１つのクレッシェンドで進むこの曲を作るにあたって、ラヴェルの｢ボレロ｣が念頭にあったのではないかと推測する。

ただ、クレッシェンドの果てに、｢ボレロ｣のような熱狂はない。

最後、音楽がとぎれて、聴き手は放り出されたような感覚にとらわれる。

その時、私は何を見たらいいのだろう。

作者の見たものは何なのだろう。