naokichiオムニバス

66歳会社員。ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

SOUND ALIVE presents 横浜合同演奏会2021

18日(土)は、午後、東京交響楽団の演奏会(ミューザ川崎)、夕方、横浜合同演奏会(パシフィコ横浜)と、神奈川県での演奏会をハシゴする予定だった(川崎は1人で、横浜は妻と)。

 

ところが、折からの台風14号の接近。

誠にあいにくなことに、この18日に関東に接近、大荒れの天候になるとの予報。

朝、台風情報を確認し、まず、ミューザ川崎に行くのは見送ることにした。

パシフィコ横浜については、さらに台風の状況を見た上で最終判断することに決めた。

 

   演奏会ハシゴ予定のところ誠にあいにくな台風接近
      https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2021/09/18/104842

 

そして午後、最後の検討となった。まず、主催者のサイトで、演奏会が予定通り行われることを確認。次に台風情報、交通情報をチェック。

この時点で、千葉は雨がほとんど降っていない。もうしばらくすれば晴れるのではないかという感じさえある。風もない。
しかし、これから向かう神奈川が夜にかけてどうか、だ。

帰りの足などのリスク、あるいは気持ちの面でどうか。妻とあれこれ話し合った。話の方向は少なからず揺れたが、最終的に私だけが聴きに行くことに決めた。

 

出かける。外に出たらすでに日が差し始めていた。

京葉線りんかい線京浜東北線を乗り継いで横浜へ行き、さらにみなとみらい線に乗り換えた。

17:00、みなとみらい駅に到着。さあパシフィコ横浜へ。
曇り空で雨は降っていない。風もない。

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パシフィコ横浜にコンサートを聴きに来るのは一体いつ以来だろうか。
たぶん、1997年12月に、小田(和正)さんのツアー、「THRU THE WINDOW」で来たのが最後ではないかと思う。24年ぶりか。

 

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入場。

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●SOUND ALIVE presents 横浜合同演奏会2021

日 時 2021年9月18日(土) 16:00開場 17:30開演
会 場 パシフィコ横浜国立大ホール
出 演 小田 和正
    清水 翔太
    根本  要
    Ms.OOJA
    矢井田 瞳
    バンド 稲葉 政裕 (ギター)
        木村 万作 (ドラムス)
        栗尾 直樹 (キーボード)
        有賀 啓雄 (ベース)
        金原千恵子カルテット
           金原 千恵子 (ヴァイオリン)
           吉田 翔平  (ヴァイオリン)
           徳高 真奈美 (ヴィオラ)
           堀沢 真己  (チェロ)

 

小田さんの公式サイトによると、「SOUND ALIVE」というのは、「2006年にFAR EAST CLUB BANDをホストに据え、主にギタリストを中心に始まったイベント」なのだそうだ。
※FAR EAST CLUB BANDは、小田さんのツアーのバンドである。最近のツアーではこのバンド名はクレジットされていない。

 

上記のバンドメンバー8人は、ここ最近の小田さんのツアーのバンド、フルメンバーである(2006年以降今日までにメンバーの変遷あり)。このバンドが、小田さん以外のアーティストのバックも務めた。
ステージ上では、ツアーで見慣れたいつもの並び方だった。

 

小田さん以外のアーティストは全員、生で聴くのは初めてである。
クリスマスの約束」の常連である(根本)要さんはもちろんだが、他のアーティストも、全員が何らかの形で小田さんとのコラボレーション実績がある。

 

17:20頃着席。

 

我々の席は、2階C-14列81番、82番。2階のかなり上方の列の一番右端の2席だった。その内81番に座った。

 

定刻5分遅れで開演。

 

ギターの稲葉さんが司会進行。思ってみれば、稲葉さんの声を聞くのは初めてだ。

まずバンドメンバー4人を紹介。開演時点では弦の4人は登場しなかった。

 

バンドが演奏を始め、しばらくしたところで、稲葉さんが最初のゲスト、要さんを呼び込んだ。

バンドの演奏に要さんが加わる形で1曲演奏。

要さんと稲葉さんのやりとりの形のMCとなった。

要さんから、この日のコンサートのコンセプトの説明があった。各アーティストのオリジナル曲だけでなく、自分のルーツとなった音楽、影響を受けた音楽、好きな曲などをカバーする趣向なのだそうだ。

 

そんな説明の後、要さんとしては、弦の演奏で1曲歌いたい、ということで、弦の4人が呼び込まれた。

弦と栗尾さんのキーボードで、「今夜だけきっと」という曲が歌われた。弦は、演奏が終わるとステージからはける。以後も同様だった。

 

以後、コンサートは続いて行ったが、まずはセットリストを記しておく。登場順である。

歌う前後に曲名を言ってくれるアーティストばかりではなく、言っても洋楽の場合、アーティスト名や曲名に疎いので、書き留められなかったものもある。
日本語の歌についても、小田さん以外のアーティストには知らない曲が多かった。歌詞の一部をメモして帰り、ネット検索して調べた。洋楽情報も同様である。

そんなセットリストなので、不完全ではあるが、以下の通りである。

 

   根本 要

      ジェシカ <オールマン・ブラザーズ・バンド
     ○今夜だけきっと <スターダスト☆レビュー
      微熱少年 <鈴木 茂>
      ベル・ボトム・ブルース

         <エリック・クラプトン(デレク・アンド・ザ・ドミノス)>
      いとしのレイラ

         <エリック・クラプトン(デレク・アンド・ザ・ドミノス)>
      夢伝説 <スターダスト☆レビュー

   Ms.OOJA

     ○真夜中のドア〜stay with me <松原みき

        ※弦編曲:有賀啓雄
      あなたが決めた今日なら <Ms.OOJA>
      星降る夜に <Ms.OOJA>
      (曲名不詳) <アレサ・フランクリン> ←アーティスト名誤り(下記)
      Be... <Ms.OOJA>
      鐘が鳴る <Ms.OOJA>

   矢井田瞳

      (曲名不詳)
     ○ハンド・イン・マイ・ポケット <アラニス・モリセット
     ○Over The Distance <矢井田瞳

        ※弦編曲:栗尾直樹
      Nothing Compares 2 U(たぶん)

         <プリンス>←アーティスト名誤り(下記)
      ずっとそばで見守っているよ <矢井田瞳

   金原千恵子カルテット

      Jumpin’ Jack Flash <ローリング・ストーンズ

   清水翔太

      Feel Good <清水翔太
      (曲名不詳)
      花束のかわりにメロディーを <清水翔太
      your song <清水翔太
     ○恋唄 <清水翔太

   小田和正

      my home town <小田和正
      Let It Be <ザ・ビートルズ
     ○たしかなこと <小田和正
     ○ラブ・ストーリーは突然に <小田和正
     ○Yes-No <小田和正
     ○今日もどこかで <小田和正

   バンド

      雨はいつか <センチメンタル・シティ・ロマンス>

 

   <>は、オリジナルアーティスト。

   ○は弦が加わった曲(記憶違いがあるかもしれない)。

 

要さんのステージでは、ギターが印象的だった。スターダスト☆レビューのライブは行ったことがなく、テレビでも「クリスマスの約束」で観る程度だが、エリック・クラプトンのナンバーでエレキギターを弾きまくる根本要、というのは初めて見た。

 

アーティストが替わる時にはステージが暗転して、ステージ中央部分の転換が行われる。曲間に飲む水のボトルや楽器が置かれる。その間、稲葉さんがMCでつないだりする。

 

2番目はMs.OOJA。

 

オフコース・クラシックス」のアルバムやコンサートに参加しているが、小田さん本人と一緒のステージは初めてとのことだ。

 

とても歌唱力のある人で、聴かせてくれた。

 

今年がメジャーデビュー10周年。それを記念して2月から9月まで毎月新曲を配信してきたとのこと。10月にアルバムリリース、来年3月には日本武道館での公演も予定しているそうだ。

 

続いて矢井田瞳

 

最初に歌われたアップテンポの曲は、日本語だったのでたぶんオリジナル曲だと思うが、わからなかった。歌詞もメモできず。

 

この人の歌をじっくり聴くのは初めてだが、テイストとしては沖縄の民謡歌手という感じがする。

 

3曲目に歌った曲は、原曲がプリンスで、シンディ・ローパーがカバーしたバージョンで歌う、とのことだった。漏れ聞こえた曲名からのネット調べでは「Nothing Compares 2 U」という曲のようだが、自信なし。

 

稲葉さんから「次は弦だけで」と紹介されて、弦の4人が登場して演奏した。バルトーク弦楽四重奏のようなダイナミックでアグレッシブな曲だった。とても聴きごたえがあった。

演奏後、稲葉さんのMCでローリング・ストーンズのナンバーだと知った。

 

清水翔太

 

2曲目は英語の歌だったが、MCでの紹介がなかったし、歌詞をメモできる英語力もないのでお手上げ。

 

休憩なしに次々アーティストが出てくるので、客席側では随時席を立ってトイレに行く人が目についてきた。

 

それにしても清水翔太という人は歌がうまい! 久保田利伸を思わせるソウル系のヴォーカルだ。

 

この人で特に感じたのは、言葉がクリアなことだ。思えばMs.OOJAもそうだった。この2人の歌う言葉の明晰さは特筆すべきものだった。同じPAシステムを使っているのだから、歌唱の仕方によるものなのだろう。

 

さて、清水翔太のステージが終わったのが20:05。

 

5人のアーティストがとういう順番で出てくるんだろう、まあやっぱり小田さんがトリだろうか、などと思いながら聴き始めたのだが、案の定で、残るは小田さんだけ。

 

小田さんのステージは、2019年6月に、目下のところ最後のツアーとなっている、「ENCORE!! ENCORE!!」の最終日(映像ソフトとして市販)に、さいたまスーパーアリーナへ行って以来である。

 

2年3ヶ月ぶりの生・小田和正を聴くためにこのコンサートに、台風のさなか、やってきたのだが、清水翔太がはけ、転換が行われている、この時間に、急にドキドキしてきた。

 

いよいよ、ほんとに出てくるんだよね、小田さん?

 

もちろんこの間、この夏の各地のフェスを始め、色々なところで演奏してきているわけで、小田和正のライブパフォーマンス自体が2年3ヶ月ぶりということではない。
しかし、私にとっては、雨だったあのさいたまスーパーアリーナ以来。

 

稲葉さんが「呼び捨てにしろ、って言われてるんですよ。困るんですが」と、客席の笑いをとる。
そしてその通りに「小田和正!」。

 

出てまいりました、小田和正

やっぱり少し歳とられましたかね。そんな印象だった。

 

ステージ中央に置かれたキーボードの前に座った。ツアーならグランドピアノだが、さすがに違うんだ。

 

最初の曲は? と固唾を呑んで待ったら、いきなりのMC。

横浜の話だった。

   横浜で一番の繁華街と言えば桜木町、それを追うように横浜駅西口が

   栄え、それに比べて東口はぱっとしないままだったが、このみなとみ

   らい21ができて一変した。

ここまでの話を聞いて、1曲目が何かは見当がついた。

さらに話は続く。

   自分にとっての一番のインパクトは、高校の時に根岸線ができたこと

   だった。←ほらね。
   それまでなかったところに線路が敷かれて行くことはなかなか見られ

   るものではない。楽しみにしていた根岸線が開通し、これに乗って通

   学するようになった。新しい路線の車窓から見る横浜の街はそれまで

   と違って見えた。

 

そんな話から、始まったのは、やはり「my home town」。
近年、私はこの曲を聴くと、自分の生まれ故郷である木更津を思い出す。先日、木更津で叔母が亡くなったところでもあり、今回も木更津を思いながら聴いた。
この曲はフルコーラスではなかった。いつもだと弾き語りからバンドのトゥッティに移行するが、その前で終わった。

 

間を空けずに「Let It Be」。バンドはビートルズのオリジナルに忠実な演奏だった。

 

曲間のMCで、「あさって誕生日なんですが・・・」という話が出た。2日後、小田さん、74歳。

 

3曲目を聴いていて、いつものツアーと違う点を2つ発見。

 

ツアーであれば、会場内のあちこちにビジョン画面が設置されていて、そこに歌詞が出るのだが、この日はもちろんそれがない。
ステージ両脇に画面が置かれてはいるが、これは客席に向いているので、小田さんからは見えないし、第一そこには歌詞が表示されない。
ってことは、全部覚えて歌ってるわけだ。まあ、日頃も別に歌詞の表示を頼りに歌ってるのではないだろうが。

 

それから、これも当然に、客席につながる花道がない。そんな広さもないし。
ということで、小田さんは、ステージ中央から動かない。キーボードの前かスタンドマイクの前で歌い続けている。ハンドマイクだけを持って歩き回る余地はないし、客席に下りることもしない。
これは考えてみれば珍しい光景である。
つまり、「普通のコンサート」風。
やっぱり、花道を作った大きな会場でのライブを観たくなる。

 

以後、定番曲が続いた。

 

ラブ・ストーリー・・・」では、ミラーボールの用意はないが、この曲からは立ち上がる客が出てきた。
この曲も、普通はハンドマイクでかけずりまわるところ、ギター持って動かないで歌ってるのがほんとに珍しい。

 

「Yes-No」からは、私も立たせてもらった。ほんとに久しぶりの貴重なライブだし、いつものツアーの雰囲気を出したいしね。

 

終わったところでのMC。「今は大きな声も出せないと思いますけど、いつかマスクを外して、大きい声で歌える(歌ってもらえる)日が来ると思ってます。それまで、元気で」。

 

最後に「今日もどこかで」。

曲の前半は、小田さん、感極まったようで、しばらくの間歌えなかった。この曲だと、それでなくとも客席が大合唱になるところだが、コロナ禍ではそうもいかない。でも、私は小声で歌ったけどね。

客席で光るものがたくさん左右に振られ始めた。
2年3ヶ月前のさいたまでは、サイリウムが全員に配られたが、この日はもちろんそういうことはなかった。
よく見ると、皆さんスマートフォンの画面をかざして振っているのだった。

 

曲が終わって、「また会おうぜ!」。

小田さん、近くツアーをやるつもりと見た。

 

稲葉さんの「小田和正!」のコールに応えながら、下手にはけて行った。

 

アンコールは? と思ったが、なかった。やはりこういうコンサートだし、不平等になるからね。

 

最後にバンドだけでやって締めます、と1曲演奏された。インストゥルメンタルでなく、稲葉さんがヴォーカルだった。

 

そして、最後にゲスト全員が呼び込まれ、ステージの際に1列になって一礼。

 

全30曲。20:49、終演。

1列ずつ指定しての規制退場。私の列は始まってすぐ呼ばれ、早く出ることができた。

 

表に出ると雨が降っていて、傘を取り出した。大した降りではない。
ただ、みなとみらい駅への通路にはかなり広い範囲に水たまりができていて、コンサートの間に相当な雨が降ったことをうかがわせた。

 

久しぶりの小田さんを観られて本当によかった。

 

来年はツアーをやってくれるといいな。75歳の年。後期高齢者ツアー。

 

※過去の関連記事

    2年3ヶ月ぶりに小田(和正)さんが聴ける~横浜合同演奏会2021
       https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2021/08/19/235118

    My Home Town
       https://naokichivla.hatenablog.com/entry/66315484

 

<追 記>

 

11月1日(月)、「FAR EAST CAFE PRESS」の最新号が届いた。

その中に、この横浜合同演奏会のライブレポートが載っており、セットリストが判明。

正確には、以下でした。

 

   バンド+根本要

      Jessica <オールマン・ブラザーズ・バンド

   根本 要

      今夜だけきっと <スターダスト☆レビュー
      微熱少年 <鈴木 茂>
      Bell Bottom Blues
         <エリック・クラプトン(デレク・アンド・ザ・ドミノス)>
      Layla

         <エリック・クラプトン(デレク・アンド・ザ・ドミノス)>
      夢伝説 <スターダスト☆レビュー

   Ms.OOJA

      真夜中のドア〜stay with me <松原みき

      あなたが決めた今日なら <Ms.OOJA>
      星降る夜に <Ms.OOJA>
      If I Ain’t Got You <アリシア・キーズ
      Be... <Ms.OOJA>
      鐘が鳴る <Ms.OOJA>

   矢井田瞳

      My Sweet Darlin’ <矢井田瞳
      Hand in my pocket <アラニス・モリセット
      Over The Distance <矢井田瞳

      Nothing Compares 2 U <シニード・オコナー>
      ずっとそばで見守っているよ <矢井田瞳

   金原千恵子カルテット

      JUMPIN’ JACK FLASH <ザ・ローリング・ストーンズ

   清水翔太

      Feel Good <清水翔太
      Fallin’ <アリシア・キーズ
      花束のかわりにメロディーを <清水翔太
      your song <清水翔太
      恋唄 <清水翔太

   小田和正

      my home town <小田和正
      Let It Be <ザ・ビートルズ
      たしかなこと <小田和正
      ラブ・ストーリーは突然に <小田和正
      Yes-No <小田和正
      今日もどこかで <小田和正

   バンド

      雨はいつか <センチメンタル・シティ・ロマンス>