昨1日(金)は、接近する台風16号の影響によるすごい風雨の中、B社(三軒茶屋)からA社(西新宿)へ移動せねばならなかった。
大変だった。
9月は2社の諸々の業務が立て込む中、今週はB社の業務に専念してきた。
7月~9月に監査役として実施した監査業務の結果について、昨1日に社長以下の本社幹部に報告するのが、大きなミッションだった。
夏休みの宿題さながらの日々
https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2021/09/25/185717
今週に入って、9月27日(月)、28日(火)と、在宅勤務で報告書の作成に没頭。29日(水)はB社に出社して最後の仕上げを行い、1日の報告に先立って一読しておいてもらうべく、社長以下幹部宛にメールで送付した。
こうした動きの中、台風16号は、太平洋上を関東に向けて接近してきていた。
もっとも関東に近づくのが1日。日中から夕方にかけては相当な風雨になるとの予報だった。
当日朝、風は少し強いものの雨は大した降りではない。会社に行けなかったらどうしようと思っていたが、出社については問題なかった。普通の雨の日の通勤という感じだった。
報告は、9:00から毎月定例で行われる会議の場で無事終了。このところの、夏休みの宿題さながらの追い込みは、めでたく終わった。
さて、会議が終わって窓から外を見ると、予報通り、風雨が強くなっているのがわかる。
18時頃にはおさまるだろう、という予報なので、そのままB社にいて少しのんびりできればよかったのだが、実はA社に移動しなければならないのだった。
と言うのは、B社のこの仕事を優先するために後まわしにせざるを得なかったA社の仕事がある。本来は9月30日(木)にケリをつけるのが目標だったのだが、この日はB社で1日会議があり、目標達成できず、10月にずれこんでしまっていた。
この仕事はどうしても週明け4日(月)までは持ち越せない。翌日が休みでもある1日の内に、遅くなっても終える必要がある。
B社ではアクセスできないA社のサーバーのデータを用いる仕事なので、どうしてもA社に行かなければならないのだ。
よりにもよってこの天気の中を移動するのか、と状況を呪いつつ、正午前、B社を後にした。
表に出てすぐ、差していた傘が風にあおられてお猪口状態になり、骨が1本折れた。早くも傘が壊れてしまったか。
三軒茶屋からA社へ行く場合は、渋谷駅から新宿駅西口行きのバスに乗る。この路線だと、A社の目の前がバス停なので、便利なのだ。
殊にこの風雨である。是非ともバスで行きたい。
問題は渋谷駅までどう行くかだ。通常であれば、昭和女子大前の歩道橋をわたって、246号の反対側へ行き、渋谷駅行きのバスに乗るのだが、早くも傘が壊れた状況で、歩道橋を上って行くことはためらわれた。
平地を行くしかない。渋谷駅とは反対方向になるが、三軒茶屋駅の方向に歩いた。
この間も、風雨は激しく、たびたび傘があおられて難渋しつつ歩いて行った。
昼どきだし、とりあえず一旦屋内に避難しよう、と三軒茶屋駅近くにある天丼てんやに駆け込んだ。
当然、スーツは上下とも相当濡れてしまっている。服と鞄をタオルで拭いて座った。
さて食べ終えて、いつまでもいるわけにいかない。さあどうするか。
目の前の交差点を渡ってすぐのところに三軒茶屋のバス停があり、ここで待っていれば渋谷駅行きのバスが来る。
しかし、店内から外を見ていて、そこまで歩くことも嫌だと思った。
店のすぐ前が、三軒茶屋駅に下りる階段とエレベーターになっている。
この状況であれば、そこから下りて、田園都市線で渋谷駅まで乗るのが得策と思われた。
すぐにそう決めて、駅への階段を下りた。
南栗橋行きの電車に乗って、池尻大橋、渋谷と移動。
そこからが大変だった。
渋谷駅は迷宮、とよく言われる。その通りだと思った。
目指すバス停はモアイ像側。それはもちろんわかっているのだが、めったに下りない田園都市線の渋谷駅改札からそこまでどうやって行ったらいいのか。
もちろん案内図はあるのだが、今一つわからない。
ここだろう、と思ってB6出口というのを目指して行ったのだが、そこまで行ってみると、外はまったく見覚えのない風景で、そこから行きたいバス停に行けるとは思えなかった。
首をひねりながら戻り、銀座線の渋谷駅の方へ行ってみることにした。
案内表示をさがしながら行く途中、建物のガラス窓にたたきつける雨の音のものすごさに驚かされる。
そこから外を見ると、歩いている人みんなが、こういう時のニュースでよく観る、風で傘がコントロールできない状態。さっきの自分もそうだった。
これって、さっき三軒茶屋にいた時よりひどくなってるんじゃないだろうか。
今、建物から外に出るって無理じゃないのか?
西新宿への移動を半分あきらめる自分がいた。
この状況では、予定の仕事がさらに遅れても仕方がない。無理に移動して身に危険があってはいけない。
最低限、屋内で何時間か待避し、風雨が収まるのを待つ方がいいか。
そう思いつつ、銀座線の渋谷駅改札あたりを歩いていたら、モアイ像の左背後あたり、日頃見慣れた場所に出た。
おっ、これならバス停まではそう遠くない。
行ってみることにした。
相変わらずの風雨だったが、傘をだましだまし何とかバス停に到着。
バスもすぐ来て乗車でき、以後の運行は順調。めでたくA社目の前のバス停に到着した。
B社を出てから、昼食の時間も含めて1時間半弱の移動だった。
渋谷駅での徘徊はロスだったものの、風雨の中、地上を歩いた距離は短く抑えることができた。渋谷駅まで電車で移動したことは正解だったと思う。
ところで、A社に到着してからの仕事だが、来ることができたからには、遅くまでかかっても(そうすれば風雨もやむだろう)やりきる、と決意を固めて取り組んだ結果、予想よりも順調に短時間で終了。18時過ぎには会社を出ることができた。もう雨は降っていなかった。
ということで、9月の両社の懸案はめでたく終了したのだった。
夏休みの宿題、全部終わった!
明けて今日2日(土)は、まさに台風一過の晴天。
土日はのんびりするぞー。