毎日の通勤でバスに乗るが、最近ふと気になったのがこれ。
最前列の席に紐を渡して、座らないで下さい、とするやつだ。千葉でも東京でも見かける。
「新型コロナウイルス感染拡大防止のため」とされているが、これ、意味あるのか? と思う。
これが始まった当初、運転手のそばに座らせないためなのか、と理解していた。
しかし、ほどなく運転席には透明なビニールシートが下げられるようになったし、第一、それ以外の乗客は別に席の間隔を空けるでなく座っている。混んでいれば立っている乗客だっている。
そうした状況下で、前のこの2席をあくまで空けておく必要があるのかどうか、大変疑問だ。
いわゆるソーシャルディスタンスについては、例えばクラシックの演奏会場では、当初見かけた1席間隔の間引きはもう行われていない。野球や相撲等、スポーツの観戦はまた別のようだ。いずれにせよ、バスにおいてどうあるべきなのかは、電車や飛行機との比較などもしながら見直していいのではないか。
また、これはネットでも指摘されているのを見たが、トイレのこれ。
これを使わせないことが、感染予防にどういう意味があるんだろうか。
ウイルスが飛び散るから?
ネット上で見かけた意見では、「手を洗った人」が使うものなのだから、感染リスクはないのではないか、とのことで誠に同感である。
同じくトイレで時々見かけるのが、「感染拡大防止のため、蓋を閉めてから水を流して下さい」、というやつ。
これも意味あるのかな、という気がする。排泄物の中にウイルスがあって、蓋を閉めないとそれが危険?
そうなんだろうか。
それを言うなら、男性用の小便器の方が、排泄物の明らかな飛沫を生じさせているはずだ。そちらは何ら禁じていない(と言うか禁じたらトイレとしては成り立たない)。
また、蓋云々もさることながら、他人が座った便座に座る(座らせる)こと自体、どうなのよ、という気がする。
和式便器では蓋も何もないしね。
コロナ禍、2年あまり。
当初、神経質にあれこれ始めたものを無批判に継続せず、科学的知見に基づいて見直していくことは必要だと思う。
(尚、そう言いつつ、ここまで書いた疑問は、まったく感覚的なもので、科学的なエビデンスに基づいていないことをご容赦下さい)