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文化放送開局70周年記念 「海援隊・南こうせつ・さだまさし・グレープ セイ!シュン コンサート」

6日(水)、東京国際フォーラムで行われた文化放送開局70周年記念コンサートに行ってきた。

 

コンサートタイトルから、グレープが聴けることを目当てにチケットを買い求めたものだ。

 

   グレープが生で聴ける!
      https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2022/03/07/231127

 

文化放送開局70周年記念 「海援隊南こうせつさだまさし・グレープ セイ!シュン コンサート」

日 時 2022年4月6日(水) 17:00開場 18:00開演
会 場 東京国際フォーラムホールA
司 会 寺島尚正水谷加奈
出 演 武田鉄矢中牟田俊男、千葉哲臣、南こうせつさだまさし吉田政美

 

「セイ!シュン」というのは、おそらく文化放送のあの深夜番組「セイ!ヤング」から派生したものだろうと想像した。調べてみると、現在、さださんが同局でパーソナリティを務めている番組が、「セイ!シュン49.69」というタイトルだ。直接的にはここからなのだろうが、いずれにせよ「セイ!ヤング」が出どころだろう。

 

有楽町駅には17時過ぎに着いた。開演前に何か軽く食べておくことにする。もう20年以上前、通勤で有楽町駅を使っていた頃、後楽そばという店、あと何と言ったかやはり立ち食いそばの店をよく利用したものだったが、今はどちらもない。駅周辺をひとまわり歩き、目に入った丸亀製麺でおろし醤油うどんを食べた。

 

さて開演30分前。ちょうどいい頃合いだと席を立って国際フォーラムへ行ってみると、ものすごい行列ができていてびっくり。ホールAの入口から有楽町駅に至る広場をうねうねと行列が埋め尽くしていて、一体どこが最後尾なのかわからない状態。

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何とか最後尾をさがして並ぶ。

 

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入場できたのが開演10分前。2階席なので階段を上りながら表を見下ろすと、まだまだ行列が続いているのが見える。これは開演がだいぶ遅れそうだ。

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私の席は、2階16列71番。席に着いたのは開演5分前だった。しかし、席が埋まるのは想像していたより早く、定刻5分くらいの遅れで1ベル、10分くらいの遅れで本ベルとなった。

 

以下、セットリスト。

 

   海援隊南こうせつさだまさし

      旅人よ

   南こうせつ

      青春の傷み
      好きだった人
      あの人の手紙
      夜明けの風
      神田川       withさだまさし

   海援隊

      人として
      贈る言葉
      母に捧げるバラード
      思えば遠くへ来たもんだ

   さだまさし

      案山子
      精霊流し       グレープ
      殺風景        グレープ
      キイウから遠く離れて
      道化師のソネット

   [アンコール]

   海援隊南こうせつさだまさし吉田政美

      あの素晴らしい愛をもう一度
      翼をください

 

2022年3月31日に開局70周年を迎えた文化放送の記念コンサート。

客席が暗くなると、「セイ!ヤング」を始めとする文化放送の番組のジングルや動画で構成された短い動画が流れた。

 

緞帳が開き、始まったのが「旅人よ」(加山雄三)。

下手から上手に向かって、さだ、南、武田、千葉、中牟田。

 

司会の寺島尚正文化放送アナウンサーが登場。寺島氏はさださんの「セイ!シュン49.69」に出演されている。

以後のトークでは、ラジオが終始主な話題の一つだった。

 

ひとしきりトークが進んだところで、最初は南こうせつのステージ。

 

「青春の傷み」、「好きだった人」、「あの人の手紙」と、かぐや姫のナンバー。

「あの人の手紙」は、現在のウクライナ情勢への思いからの選曲とのこと。

次の「夜明けの風」は、コロナ禍以降の田舎暮らしの中で新しく作った曲だと話していた。

 

こうせつさんがさださんを呼び込む。「神田川」。
バックバンドにヴァイオリンがいたので、その人が弾いて「神田川」を歌うかもしれないなとその前から思っていたのだが、さださんがヴァイオリンを弾いた(一部ヴォーカルも)。まあそうか。アーティスト側にヴァイオリンが弾ける人がいるのだから、こういうコラボの方が。

 

こうせつさんの実演はたぶん初めてだが、ギターが上手いと思った。御年73歳だが、歌もまったく衰えなし。健在だった。

 

曲間のトークが予定より長引くと、寺島氏が出てきてウッドブロックのようなものを叩く。何度かあった。

 

続いて海援隊海援隊の実演も初めてだと思う。海援隊だけはバンドなしで3人だけのパフォーマンスだった。

 

よく知っている曲が並んだ。やはりどれも独特の味わいがある。「母に捧げるバラード」までやるとは思わなかった。私が高校3年の時の歌だ。海援隊を知ったのはこの曲だった。

 

それにしても武田さんのトークは面白い。さださんに匹敵するな。もちろん、こうせつさんも面白かったけど。

フォークソングは、それまでの歌謡曲の歌詞で言葉の技術があったのに対して、何でもそのまま歌詞にできるところが違った、という話をされた。自分が書く歌詞は、すべて自分の経験や真実だった、と。

昔、つきあっていた女性と天神で別れた(ふられた)時の話を面白おかしく語った後、その時に作った歌です、と歌われたのが、「贈る言葉」だった。

 

海援隊のコーナーでは、文化放送アナウンサーの水谷加奈さんが登場してのトークとなった。水谷さんは、武田さんの番組「武田鉄矢・今朝の三枚おろし」でアシスタントを務めているのだそうだ。気心の知れた同士のおしゃべりだった。

 

そして、さださんのステージ。

 

最初は「案山子」。この曲を初めて聴いたのは大学4年の時。確か中野サンプラザでのコンサートだった。初めて聴く歌詩、メロディにじーんときたものだった。以後、この曲を何度聴き、また自分でも歌ってきただろう。疑いなくさだまさしの傑作の一つだ。ただ、このところ、さださんがテレビに出ると、この曲を歌う頻度がちょっと高すぎるのではないか、と思ったりもしている。せっかくの名曲を安売りしているように思えるのだ。
クラシックだとシューベルトの「未完成」みたいなものかな、などと思いながら聴いた。どうしても「未完成」がプログラムに入っている演奏会を聴きたい、というわけではなくても、しばしば中プロに入っていたりする。そして、またかと思いつつも、聴けば決まって「いい曲だなあ」と思う。

 

コンサートも開演からだいぶ時間が経ってきている。もうそんなに長時間にはならないであろう中、何しろ私としてはグレープ目当てで来ているので、新鮮味が必ずしもあるわけでない「案山子」はともかくとして、さてさていつ吉田さんが呼びこまれるのだろうか、というのが気になって仕方がない。

 

そんな期待を見透かしたように、このタイミングで吉田さんが登場した。

2人がしゃべっている間に、ステージに吉田さん用の椅子などが運び込まれた。ステージ中央のさださんはそのまま。その下手寄りに吉田さんが座った。記憶している往年のグレープは逆だった。さださんが下手側、吉田さんが上手側。

 

さださんが言う。「グレープは「再結成」とかそういう堅苦しいものではなくて、吉田が来ればそれでグレープなんで」。
そうそう、そうなんだよ。そう思う。二人でいてくれればグレープ。

 

精霊流し」が演奏された。「案山子」ではバンドが演奏していたが、「精霊流し」ギター2本のグレープだけ。

これを聴きたかったんだよ~。新宿の厚生年金会館で聴いた解散ツアー以来だ。46年ぶりの生のグレープ・・・。
吉田さんのギターのトレモロ
精霊流し」自体は、これも聴き古した感があるが、グレープの「精霊流し」となれば、さっきの「案山子」とは違うのだ。

歌い終わったさださん本人も「吉田のトレモロ聴くと、「グレープだ」って俺も思う」と言った。

 

来年、2023年はグレープの50周年の年だという話題になった。
「「グレープ50周年ツアー」をやろう」「4枚目のオリジナルアルバムを作って」とさださんが言う。
(この2人の4枚目のオリジナルアルバムとしては、1991年に「あの頃について」が出ているが、これは「レーズン」名義だったので、ここでの話はグレープ名義で、ということだろう)

本気なのかな? ほんとだったら狂喜乱舞だが。期待しちゃうよ?

 

吉田さんは今年70歳になるが、まだサラリーマン生活をしているそうで、このコンサートも有給休暇を取ってきたとのこと。さださんから、たまった有休でツアーができないか、などと言われていた。

 

グレープ2曲目は、さださんが「懐かしい曲を」と言って、「殺風景」。これはグレープファンとしては泣ける選曲だ。この曲はバンドも加わっての演奏だった。

客席の拍手は、ひいき目かもしれないが、このステージが一番大きいような気がした。グレープ目当ての人が結構いたのかもしれない。

 

「この続きは来年」とさださんが言って、吉田さんはここではけた。事前の期待からすると、グレープとしてのパフォーマンスが2曲、内、2人だけのグレープが1曲というのは物足りなくもあったが、何しろ来年のアルバムやツアーの話が出たからね。それを楽しみにしよう、という気になる。

冗談だったら怒るよっ!(笑)

 

トークの中で出た話。グレープが50年前に初めてコンサートを行ったのが、長崎のNBCビデオホール。このホールがクローズすることになり、先月、3月29日(火)、30日(水)に、「さようならNBCビデオホール~さだまさしコンサート~」が行われた。しかも当時の料金、100円で。このコンサートには吉田さんも出演したとのこと。

 

このステージ4曲目に歌われたのは、6月に発売される新しいオリジナル・アルバム「孤悲」(こい)に収録されるという「キイウから遠く離れて」。ウクライナの現状を見て書いた曲とのこと。
(5月21日(土)に、市川市文化会館で行われるコンサートに行く予定がある。このコンサートは、アルバムと同じ「孤悲」のタイトルのツアーの初日だ。きっとこの曲を再度聴くことができるだろう)

 

そして最後に「道化師のソネット」。昨年発売されたセルフカバーアルバム「さだ丼~新自分風土記Ⅲ~」に収録するにあたって、オリジナルより全音キーを下げてヘ長調で演奏されたが、この実演でもそのキーだった。

 

さださんのステージ終了は20:42。途中でウッドブロックが何度も叩かれ、25分押している、35分押しているとの話が出ていたから、18:00開演でも22:00くらいまでかかるかも、と覚悟していたが、案外早い時間だ。

 

寺島氏、水谷さんが登場して、アーティスト全員を呼び込む。

バンドメンバーの紹介。こうせつさんが3人、さださんが3人を紹介した。混成メンバーだったようだ。

 

では皆さんでアンコール曲を、という話になった。全員が出てきて歌うなら、冒頭の「旅人よ」のように、この中の誰かの曲ということではないだろう、と思った。とすると、もしかしてあれかな? と予想した曲だった。

あの素晴らしい愛をもう一度」(加藤和彦北山修)。

 

拍手がやまず、もう1曲ということで、「翼をください」(赤い鳥)。これも納得の選曲だった。

 

めったに聴けない、とても良いコンサートだった。

 

出演者がステージからはけると、ルイ・アームストロングの「What A Wonderful World(この素晴らしき世界)」が流れ、21:01終演。

 

ところで、2018年にさださんがエクアドルでコンサートや「今夜は生でさだまさし」をやったことがあるが、現地の田辺農園から、今回のこのコンサートのために、バナナが送られてきたとの話が、トークの中で紹介された。それも、出演者の楽屋への差し入れという数量でなく、5,000人の入場者に1本ずつという太っ腹!

終演後は密を避けるためにと規制退場になったが、出口でそのバナナを配っているものだから、この状態(笑)。まったく意味がなかった。

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いただいたバナナがこちら。

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尚、このコンサートの模様は、5月21日(市川のコンサートの日だ!)の20:00からBSフジで放映されるとのこと。楽しみだ。

 

さだまさしInstagramから
   NBCビデオホールでのグレープ
      https://www.instagram.com/p/Cb4SUgAJ9ac/
   東京国際フォーラムでのグレープ
      https://www.instagram.com/p/CcAwsUzpGVd/
   東京国際フォーラムでこうせつさんとバナナ
      https://www.instagram.com/p/CcAE3BqJ8FY/