naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

2022.7.9 小田和正セキスイハイムアイスアリーナ公演<3>

前回の新潟は、初めてのセットリストということで、おお、こうか、そうなのか、みたいな感じで追っかける形の鑑賞だった。

今回は2回目なので、少し落ち着いて味わうことができた。席もスタンドの良い場所だったし。

 

以下、感想等を手短に。

 

「愛を止めないで」。
この曲に弦を入れない理由は何なんだろう(差し替えとなった「夏の日」は弦あり)。ほぼ全曲で弦を使っている中、入れようがないということはないと思うのだが。
また、一時期オフコースのナンバーを「LOOKING BACK」バージョンで演奏していたのを、基本的にオフコースオリジナルに戻す傾向にある中、この曲は一貫して「LOOKING・・・」バージョンが続いている。このバージョンも好きだからいいのだが、オフコースバージョンも久しぶりに聴いてみたいものだ。

 

会場を俯瞰できるスタンド席から見ていて、今回のツアーの照明が、前回の新潟で感じた印象通りで、やはり原色系の構成、はっきりした構図であることが確認できた。
1985年、3年ぶりに4人で再開されたオフコースのツアーで、照明が以前と変わったなと感じたことを思い出す。

 

メンバー紹介は、前回の新潟で、名前が出てこずに詰まった場面があったので、どうかな? と思ったが、ちゃんと出て安堵。

腰痛だという有賀(啓雄)さんは椅子に座っての演奏だった。当然、花道に出て行って、小田(和正)さんや稲葉(政裕)さんとからむ場面はなく、ちょっとさみしいものがあった。

 

最初のMCでは真駒内花火大会の話題が出た。「動ぜず、その風情を楽しみたい」との発言があった。

 

「夏らしい曲ということで」、と「夏の日」。
小田さんは今でもオリジナルキーで歌っているのがすごい、とよく言われるが、この「夏の日」は、オリジナルより全音下げたCdur。Ddurでも出るはずだが。
この曲では、ヴォーカルにキレがないのが気になった。歌詞は出ているにもかかわらず、何かスムーズに歌が出ていない感じがした。

 

ピアノに座ってのMCでは、鈴木(康博)さんと2人でオフコースをやっていた頃の話題になった。
古いファンなら知っている、道新ホールでのリサイタルの話。強引に仕事を作った形のリサイタルだったが、売れたチケットが13枚。それも高校の先輩の医者の先生が買ってくれたものだった、と。
札幌というとその13人を思い出す、との話をして、その往年の「水曜日の午後」。
その「水曜日の午後」、前回の新潟では気がつかなかったが、この曲も弦が入らない。小田さんと栗尾(直樹)さんのキーボードによる演奏。

 

   ※過去の関連記事
       【ネタバレご注意】 2011.9.3 小田和正札幌ドーム公演 2
          https://naokichivla.hatenablog.com/entry/62525012
       道新ホール、時計台
          https://naokichivla.hatenablog.com/entry/65072678

 

「言葉にできない」。
本当に久しぶりのオフコースオリジナルバージョン。おそらく1982年の「over」のツアー以来だろう。
最初からドラムが入る。
稲葉さんのギターがダブルネックであることに途中で気づいた。気づいて以後はずっと上のネックを使っていたので、下をどう使ったのかわからなかった。次回よく見てみたい。
前回の新潟で、松尾(一彦)さんのハーモニカパートを栗尾さんがキーボードで弾いたように思ったが、キーボードでなく鍵盤ハーモニカだった。前回、途中で音色が変わったように感じたが、今回はそういうことはなかった。
小田さん、均質に声が出ないなー、という印象。

 

御当地紀行は、過去の北海道のダイジェスト。
今回来てのロケは、モエレ沼公園北海道神宮豊平川。おそらく昨日来て撮影したものだろう。イベンターのWESSの人が出てきた。
それにしても、街中を歩くロケができないのは、小田さんとしても残念だろう。コロナ禍にあって、行き会う人と握手したり写真撮影に応じたりはできないだろうから、やむを得ないのだが。

 

「so far so good」から後半スタート。

 

以前から、歌を途中省略することはよくあった。客にマイクを向けて歌わせるのもその一環だが、コロナ禍でそれができないので、本人の歌だけしか聞こえない。そんな中、フレーズ単位での省略が多々あるのが目立ってくる。

 

「やさしい雨」、「Yes-No」と続く中、客席の歌声が結構聞こえるのに気づいた。歓声こそないものの、マスク着用の中で歌っている人は多いようだ。

 

「ナカマ」では、有賀さんがグロッケンをたたいていた。

 

終盤、「生まれ来る子供たちのために」あたりでは、花火の音が邪魔になるのでは? と思ったが、聞こえてこなかった。
前回の新潟で、コーダ部分の徳高(真奈美)さんの音に強い印象を受けたのだが、今回は特にそういうことはなかった。

 

「今日もどこかで」。
木村(万作)さんのドラムがとてもいい。

 

「君住む街へ」も同様に、木村さんのドラム、そして稲葉さんのギターがよかった。

 

20:07、本編が終わって一旦演奏者が下がると、花火の音が聞こえてくる。花火も佳境に入ったようだ。

 

再度登場した演奏者は、本来まずステージ前列に並んでお辞儀をするのだが、栗尾さんだけそれを忘れてキーボードのところに行ってしまい、あわてて前へ出てきた。


小田さんが「これ(花火)がいい思い出になりました」と語り、アンコールの演奏へ。

 

今回のツアー、「YES-YES-YES」でのスタッフの合唱はないようだ。密を避けて?

 

2回目のアンコール、「hello hello」では、有賀さんが立って演奏。
「どこまでも続く白い道 夏の空」のところで、花火が轟く。夏だな~。

 

花火の音の中、アカペラコーラスの「また会える日まで」。

 

終演後のエンディングの音楽が「ナカマ」であることに気づいた。

 

●金原(千恵子)さんツイート
https://twitter.com/chiekokinbara/status/1545748242411196417?s=20&t=oQ_7CIGhMaqk7mBMmVgitg

●稲葉さんツイート
https://twitter.com/guitargibson335/status/1545937985698697216?s=20&t=oQ_7CIGhMaqk7mBMmVgitg
https://twitter.com/guitargibson335/status/1546272738884845568?s=20&t=oQ_7CIGhMaqk7mBMmVgitg
https://twitter.com/guitargibson335/status/1549724456364691457?s=20&t=oQ_7CIGhMaqk7mBMmVgitg