能町みね子さんのTwitterを見ていたら、発表された五月場所の新番付について、意見を書かれていた。
「新番付、朝乃山と逸ノ城をあまりにも上げてなさすぎる。前頭1桁じゃないとおかしい」
新番付、朝乃山と逸ノ城をあまりにも上げてなさすぎる。前頭1桁じゃないとおかしい。伝統を大事にする相撲界って言われるのに、番付編成してる人って多分過去の例をまったく見てないんじゃないかと疑ってしまう
— 非認証能町みね子🏳️🌈 (@nmcmnc) 2023年4月30日
同感である。
朝乃山。三月場所東筆頭で13勝2敗。五月場所東14枚目。
逸ノ城。三月場所東3枚目で14勝1敗の優勝。五月場所西13枚目。
瞬間、大受を思い出した。
昭和45年三月場所西筆頭で14勝1敗の優勝。五月場所東6枚目。
番付編成の原則からすれば、朝乃山は11点の勝ち越しだから11枚、逸ノ城は13点の勝ち越しだから13枚上がる。
能町さんがおっしゃる通り、前頭1ケタ台、中位に上がってしかるべきだ。
過去、十両上位での優勝力士をざっと見てみても、そうした事例はある。
(以下「相撲レファレンス」サイトを参照した)
土佐ノ海 平成7年五月場所東筆頭で14勝1敗(優勝。以下同じ)。七月場所東7枚目。
雅山 平成11年一月場所西筆頭で14勝1敗。三月場所東7枚目。
豊真将 平成26年三月場所西2枚目で14勝1敗。五月場所東7枚目。
平成26年九月場所の栃ノ心は、西5枚目だったが15戦全勝で優勝したからか、十一月場所は東8枚目に上がった。
ただ近年は、おしなべて上がりが小さくなってきているようだ。
貴ノ岩 平成30年七月場所西3枚目で13勝2敗。九月場所西13枚目。
志摩ノ海 平成31年三月場所東筆頭で13勝2敗(連続優勝だった)。五月場所東12枚目。
貴源治 令和元年五月場所東2枚目で13勝2敗。五月場所西10枚目。
能町さんは、過去の例を見ていないとのご意見。そうしたところもあるかもしれないが、1点勝ち越し(負け越し)1枚、の原則は絶対頭にあるはず。上がふさがっているとかの事情までは吟味していないが、それにしても、と思う。
まあ、こうなったら、照ノ富士復活の時のように、下位での平幕優勝を期待するか。
と思ったら、けさ突如入ってきた逸ノ城引退のニュース。
腰痛が理由とされているが、それだけではないんだろうな。
能町さんも同様の見方のようだ。
まあ、、、、、このところのトラブルを考えると素直に引退理由を信じられる状況ではな……………うう、、、、
— 非認証能町みね子🏳️🌈 (@nmcmnc) 2023年5月3日