いよいよ明日、来年5月の定期演奏会の曲の譜読み(初見大会)である。
今度の演奏会には、ヴィオラは団員6人で臨む。
我々のオケの弦は、長年ヴィオラとコントラバスの団員が少ないことに悩んできた。
先日の市民演奏会では、
ファーストヴァイオリン 13人中10人が団員
セカンドヴァイオリン 12人中11人が団員
ヴィオラ 10人中4人が団員
チェロ 10人全員が団員
コントラバス 5人中2人が団員
という状況であった。
ヴァイオリンもチェロも、以前は同様に団員不足であった。
チェロは団員がたった1人という時代も決して短くはなかったのだが、ここ3年くらいで、続々と入団があり、今ではエキストラなしで本番をまかなえるまでになった。
ヴァイオリンも、多少の出入りはあるものの、団員は増加傾向。ヴァイオリン全体で、エキストラが4人だけというのは、我々のオケとしては驚異的なことだ。
そんな中、ヴィオラとコントラバスだけがヘコんだ状態を続けている。
上記、ヴィオラの、団員率4割というのは、他パートに比べるとずいぶん見劣りがするのだが、実は、これは歴史的には最も高い数字なのだ。
私は間もなく入団丸11年となるが、一番最初に楽器を持って練習参加(見学)に行った時には、ヴィオラの席には一人もいず、見学者がいきなり座って一人で弾き始めることになった。
「今日は久しぶりにヴィオラの音が聞こえた」と、フルートのH氏が感慨深げにおっしゃっていたものだ。
当時は演奏会でもエキストラにトップをお願いしていた。
その後、入団者はあまりなく、それでも、一時期4人ということがあったのだが、それをピークに、ふりかえると2人くらいでやっていた時代が一番長かったように思う。
基本的にヴィオラは5プルト10人でやっているが、常にエキストラ集めに苦心してきた。
3年前にマーラーの1番をやった時などは、マーラーだけに、ヴィオラも6プルト12人で、団員2人にエキストラ10人という状況であった。エキストラ率83.3%。
長年の団員不足の風向きが変わったのが、一昨年で、新入団員が間隔を置いてだが3人続いた。
一方で休団する者も出て、なかなか総数が大きく増えるところまで行かずにいるが、それでも、一応はここ2年ほどは、常時団員4人でやれている。
私の知る限り過去最多タイの数字である。
で、次回、来年5月なのだが、中学生の新入団員が加わったところに、休団中のFさんが復帰という朗報が入り、2人増の6人体制となる。
もう1人休団中の団員に復帰を打診してみたが、こちらはいい返事がもらえなかった。
しかしそれにしても空前の数字である。まさに隔世の感がある。
充実した人数で臨む次回の定期演奏会、大変楽しみだ。