naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

ちょっと納得のいかないこと~某メガバンクで

昨13日から木更津の実家に滞在中。
今日は、東京から妹と甥、姪が、昼過ぎ到着の電車で遊びにくる。

朝から東京と千葉の大規模停電のニュース。予定通りに来られるのか心配したが、少々電車が遅れたくらいで無事到着。

駅まで迎えに父と出かけた。その時の出来事。

ちょっと必要があって、紙幣の両替をしたかったので、駅前の銀行に寄ることにした。

妹一家を乗せた電車が来るまで時間があまりない。窓口で両替を頼むのでなく、両替機で手短に済ませたかった。

まず、某メガバンクに入って聞いてみると、両替機がないという(うう、田舎だ)。
それではと、すぐそばにある別の某メガバンクに行ってみた。
ここには両替機があった。

この銀行は東京の私の会社のすぐそばにもあり、両替機の操作は手慣れている。
最近は、両替機は誰でも使えるというものでなく、その銀行のキャッシュカードか、両替機専用のカードがないといけない。
その銀行のキャッシュカードは持っているので、いつも東京でやっているように、カードを挿入した。

ところが・・・。

カードが挿入口のところで何かじたばたと、入るでなく戻るでなく行ったりきたりしている。
抜いてしまおうかな、と思ったら、ばたっと、「お取扱中」の緑の表示が、赤い「使用中止」に変わって、係員をお呼び下さい、となってしまった。

時間がないんだけどなあ、とあせる中、女性の係員がきて、機械を開いて、カードを出そうとするがなかなか出ない。
挿入口のところにカードは見えるのだが、押し込むことも抜き出すこともできない様子。
あれこれがちゃがちゃといじっているのだが、うまくいかないらしい。
「無理にカードを押し込もうとしませんでしたか」と、あんたが悪いともとれる言葉。

結局、これは業者を呼んで出してもらわないと無理です、ということになった。

更に話を聞けば、この機械は両替機でなく、商売をやっている人が、現金の出し入れをするのに使う機械なんです、と言い出す。
更に更に、である。何と、本来キャッシュカードを入れてはいけない機械なんです、とも。

当方としては、えーー?という感じだ。

このコーナー、3台の機械が並んでいる。
一番左が、外貨と日本円の両替機。ここには正面にその旨の表示がある。
中央が、私も見慣れた両替機。ここには正面に「両替」と表示してある。
そして、私がカードを突っ込んでトラブっているのが一番右。これには、正面に何の表示もない。
表示はないのだが、この一番右の機械の手前の平面部分には、「紙幣」「硬貨」という表示やイラストが書かれている。その上には「カード」と「レシート」と表示した穴がある。

確かに、中央の両替機とは、微妙に違うレイアウトの機械ではある。
しかし、これだと、中央、右と、両替機が2台並んでいると誤認してもおかしくない状況なのである(と私は言いたい)。

急いでいた私が誤認したのが悪いかもしれない。
見慣れた機械の方に直行しなかったのがいけないかもしれない。

しかし、だ。
右の機械が、「両替機でない」のなら、そう書いておいてほしいものだ。
「これは両替機ではありません」、もしくは、その、商売をしている人が何たらかんたらという、本来の目的の表示をしておくべきではないのか。

一つ左に「両替」の機械。目の前に、似たレイアウトの機械。しかも正面のディスプレイには「カードを入れて下さい」とだけ表示されているのだ。
左と同じ、両替機と思ったっておかしくないと思うんだけどなあ。

百歩譲っても、カードの挿入口に、「キャッシュカードは入れないで下さい」と書いておくべきだ。

電車でくる者を出迎えないといけないので、時間がないのだと話す。
業者を呼んでからでないと取り出せないので、カードは後日郵送させてくれとの話。
仕方なく、自宅の住所等をメモに走り書きして渡す。
ともかく、この表示は誤解を招くから、両替機でないならそのように表示した方がいいですよ、と指摘して、表へ出て、駅へ急いだ。

ちょっと納得がいかない出来事だった。

妹一家を出迎えて、実家に戻ったら、携帯電話に銀行から電話。
業者が来てカードが取り出せたので、都合がつくなら、店に来てもらえるとすぐ渡せるという。
後日の郵送よりはその方が面倒がないので、後で行きます、と答えた。

昼食の後、再度店頭へ。
電話をしてきた女子行員の名前を申し出ると、不在なのか、別の男性の行員が出てきて、あっさりカードを返してくれた。
身分証明を見せろとか言われるのかと思ったが、そんなことはなかった。却って、それでいいのか?と思った。

別の人だったので、重ねて確認した。
「これは、両替機ではないんですね?」
「はい、違うんです」
その行員の説明だと、大口の契約のある取引客が現金の出し入れをする時に使う、うんちゃらかんちゃらと言っていた。
「ここにキャッシュカードを入れてはいけないんですね?」
「はい」
であれば、この機械に何の表示もないのは、たまたま帰省している私のような通りすがりの客には、誤解しやすいんじゃないでしょうか、と言って外に出た。

帰る道々考えたのだが、要するに田舎のこの店舗では、来る客も決まっているから、客の方が心得ていて、使う機械を間違ったりしないのだろう。
東京の銀行店舗と一緒にしてはいけないのかもしれない。