naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

ユニ響本番

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   (写真上)船橋市民文化ホール
   (写真下)GP



17日は、津田沼ユニバーサル交響楽団(ユニ響)の、第13回定期演奏会本番。
会場は、船橋市民文化ホール。ユニ響のフランチャイズである。

  津田沼ユニバーサル交響楽団第13回定期演奏会
  指揮 野宮敏明
  曲目 J.シュトラウス 喜歌劇「こうもり」序曲
     モーツァルト  交響曲第38番ニ長調プラハ
     ボロディン   交響曲第2番ロ短調
     [アンコール] J.シュトラウス トリッチ・トラッチ・ポルカ

午前中はGP。バスで稲毛駅まで出て、総武線快速船橋へ向かう。
船橋駅南口から、京成船橋の踏み切りを通過して、10分足らずのところにホールがある。
毎年思うのだが、朝のこの時間、同じ方向に美術関係の学校があるのだろうか、肩に、大きい長方形の荷物をかついで歩く人が多い。

10時から、GP。
曲順で、返しは最小限。
これも毎年のことだが、GPで弾いていると、練習に通った谷津駅周辺や、谷津公民館が頭によみがえる。
今日をもって、またユニ響の皆さんともお別れだと思うとさみしい気持ちになる。

プラハ」の1楽章の途中で、隣りのトップのNさんともども、ボウイングを間違えてしまった。
ここは、ボウイングとポジション移動で頭がちょっと混乱するところで、私にとっては鬼門の場所。
私がボウイングを乱したことで、Nさんがつられてしまった。
休憩時に、後ろで弾いていたMさんからダメ出し。本番では間違わないように、鉛筆で念入りに書き込みをすることにした。

GP終了後、団支給の弁当をロビーでいただいてから、ステージで、最後に少しさらう。

浦安でもそうだが、ユニ響でも、開場後にロビーコンサートが行われる。
これが毎年楽しいのだが、今年のだしものは、ヴァイオリンとコントラバスとピアノのトリオによる、サン=サーンスの「白鳥」とモンティの「チャルダッシュ」。
ヴァイオリンとコントラバスが交互にソロをとる楽しい演奏だった。

そして本番。

ユニ響の場合、ステージには各自適当に出て行き、音を出しながら開演を待つ方式。アメリカン・スタイルというらしい。以前行った日本フィルの演奏会がそうだった。
1ベル、本ベルの2回でなく、本ベルだけ。休憩後も同様。
浦安では、本ベル後に無人のステージに一斉に出ていく方式だが、それに比べると、パラパラと出て行って、軽くさらいながら過ごすのは、緊張感がやわらぐよさがある。

前日も書いたが、「プラハ」は弾いていて幸せな時間だった。

エキストラの立場なので、自分のオケでほどには緊張しないが、やはり、練習では一度もなかったようなミスをしてしまったりする。一番前で弾かせていただきながら申し訳ないことだ。
特にボロディンは、やはり自分にとって不勉強な曲だったこともあり、弾いていてのとっさの対応ができない。
楽譜が読めていない場所も多かった。恥をしのんで書くと、1楽章の最後など、弾ききる前のきざみをずっとトレモロで弾いていたのだが、旗2本の16分音符であることに、本番の演奏中に初めて気がついた。そんな場所さえあった。

そのボロディンの2番、何度も書いているが、これまで弾くはおろか、よく聴いたこともなかった曲だった。それを弾く機会を得たことは、いい経験だった。
今日も、3楽章が特に魅力ある音楽だと思った(というか、他の楽章は、速かったり拍子の交代に追われたりで、味わう余裕がないのが実情)。
決して有名曲とは言えないこのメイン曲だったが、お客さんの反応は、今日演奏の3曲の中で一番よかった。

終演後、表に出ると開演前には降っていなかった雨。
去年もそうだったのを思い出す。

8月の初めから谷津の練習に通って1ヶ月半。今年もユニ響の日々が終わった。
土曜の夜のユニ響、日曜の浦安と、2つのオケのかけもちは、期間限定ではあっても、やはりちょっと大変なところがある。
しかし、昔、浦安を指揮して頂いていた野宮先生や、ユニ響の皆さんと年1回お会いできるのは、私にとっては大切な時間である。
来年の定期演奏会も野宮先生の指揮だそうだ。
来年もまた一緒に演奏させていただく機会があれば、と願いつつ会場を後にした。

※今日の本番往復のレコード
   マルティノン ボロディン2番 チャイコフスキー「悲愴」
   クリップス ハイドン「驚愕」 チャイ5