2006-09-28 意外じゃありませんか クラシック N響で、ベートーヴェンの2番3番を聴いてきた。 ところで、ベートーヴェンの9曲のシンフォニーで、曲の最後、「ジャーーーーン」と、和音を延ばして終わる曲って、何曲あるか、とっさに言えます? いくつもありそうな気がしますが、実は「運命」だけなんですよね。 あとの8曲は、短い音符で終わります。意外な気がしますが。 正確に言うと、その「運命」も、延ばしではありますが、Cのユニゾンであって、和音ではないんですね。 ブラームスの4曲だと、4番を除く3曲が、全部和音の延ばし(3番は弱音ですが)。 ベートーヴェンの10番とも言われるブラームスの1番が、ハ長調の3和音で終わるのと、同じハ長調の「運命」は、和音でなくユニゾンで終わるとのが、ベートーヴェンとブラームスの個性の違いであるような気がします。