naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

仕事借金

仕事が常にたまった状態でかたづかない。

もうとっくに終わっていないといけない仕事がいくつもある。
いつ上司や関係者から指摘されるかと内心ひやひや過ごしている。

こういう状態というのは、ちょうど借金をしているようなもので、精神衛生上よくない。

ぐずぐず仕事をしているつもりは、自分自身としてはあんまりない。
2日に1日は朝7時半には出社しているし、夜は8時とか9時までやっている。

ただ、それでもたまった仕事がなかなか減らない。
仕事借金の平残が高止まりしているのだ。

もう、時間をかけて一所懸命やっていればほめられるという歳でも立場でもない。
頑張っている、ということで目をつぶってもらえることはない。成果が伴わなければいけない。

このところ毎週、週末の休みになると、ほっとする反面、本来休日勤務しなければならないところ、休みに逃げているだけではないか、という後ろめたさも感じたりして、ほんと精神衛生上よくない日々が続いている。

そんな日々ではあるが、昨日今日は、来週予定の会議の準備やら、監査の準備やら何やら、大きいまとまった仕事が壁のようにいくつも重なり、それをはねかえすように必死で取り組んで、まあまあそれらもある程度は進んだ。

今日もばたばたと時間の追われている内、夜も更けた。
他のこまごまとした仕事までは手がまわらなかったが、これだけ早朝から夜まで走り抜けたのだから、もういいや、という開き直った気持ちにもなる。

若い頃は肉体的に当然もっと無理がきいた。この程度で限界を感じるとは情けないとの思いが自分でもある。
しかし、もうこの歳になると、休日勤務をしてでも、というのは正直しんどくもある。
週末に休養することも大切にしないと、むしろ翌週に響く。

もう一つ、この歳になると、生活のバランスとして、何もとことん仕事一筋でものを考えるばかりが正しいことでもないと思えてくる。
人生の残り時間ももう決して豊富ではない。まだまだこれから何でもできると思っていた若い頃とは違うのだから、仕事オンリーの生活は後々悔いが残るのでは、と思う。
会社から見れば甘えた考え方かもしれないが、週末に仕事から離れて、オケ活動などで気分転換することも、精神的なバランスをとり、ストレスコントロールをする上では、必要なことだ。

休みもなくがむしゃらに仕事をかたづければ、仕事借金は減る。それが一番望ましいのだろう。
しかし、心身ともなかなかそういう突っ走り方が今はできない。
その結果、仕事借金は減らずに、そのことは小さくないストレスにもなっている。
メンタル的には結構矛盾した状況で、日々過ごしているのが実情だ。

ともかく、今週末に限っては昨日今日があまりにも嵐のような状況だったので、もういいや、という感じで、先週や先々週よりは、後ろめたさが少ない状態で(仕事借金が減った訳ではないが)、明日の休みを迎えることになった。

明日明後日は、仕事のことは忘れて過ごそう。

明日は、1年余り続けてきたご近所アンサンブルのデビュー演奏だ。
他にもやることは色々あるのだ。

それにしても思う。たまには、出社して「今日は何をして夕方まで時間をつぶそうかなあ」という日がないものだろうか・・・。