本を読んでいて、自分と波長が合うというのか、その人の文章が自分の中に抵抗なくすっと入ってくる著者と出会うのは大きな喜びだ。
今回読み終わった、「嫌われる言葉 部下と上司の常套句」(講談社)も、大変面白い内容だった。
本書の冒頭、著者は、
「言葉というのは、「ただ」のように思われがちだが、(中略)言葉ほど高いものはない」
「社会を生きていく身において、相手に嫌われてしまうと、非常に仕事がやりにくくなる」と指摘する。
「言葉というのは、「ただ」のように思われがちだが、(中略)言葉ほど高いものはない」
「社会を生きていく身において、相手に嫌われてしまうと、非常に仕事がやりにくくなる」と指摘する。
そして、1冊まるまる、人に嫌われる言葉を次々に挙げての解説が続く。
上司だけでなく、部下が使いがちな言葉についても言及している。
本書が読んでいて大変面白いのは、それぞれの言葉をついつい発してしまう者の心理分析に非常な説得力があるためで、いちいち、そうそう、なるほどとうなずいてしまう。
私も、職場で日頃使ってしまいそうな、あるいは使っている言葉もある。
気をつけねば。
会社勤めをされている方にはお勧めの1冊。