文庫と言いながら新書サイズの日経文庫
「ストレスマネジメント入門」という本を読んだ(島悟・佐藤恵美共著、日経文庫)。
ストレスフルな今の時代、私の勤務先でも、メンタル性の疾患を発する従業員は決して少なくない。
誰もが風邪をひくように、今やメンタル疾患は誰もが直面しうるものだ。
誰もが風邪をひくように、今やメンタル疾患は誰もが直面しうるものだ。
仕事柄もあるし、自分自身の心の健康のためにも、このジャンルの本は、以前から何冊も読んできた。
そうした類書の中で、この本は、大変ためになった。
ストレスとは何か。
内容が広範にわたっていて、かつコンパクトにまとめられているところが出色だ。
この分野に関心をお持ちの方には、是非お薦めしたい一冊である。
この分野に関心をお持ちの方には、是非お薦めしたい一冊である。
ところで、私自身、落ち込みやすくかつひきずりやすい性格で、打たれ弱い。
自分にとっても、メンタル疾患は決して他人事ではないと、だいぶ以前から思っている。
完璧主義者や真面目な性格の人間ほど危ないと言うし・・・。
自分にとっても、メンタル疾患は決して他人事ではないと、だいぶ以前から思っている。
完璧主義者や真面目な性格の人間ほど危ないと言うし・・・。
10代、20代の頃、恋愛が最大の関心事で、好きな女性のこと以外、何も考えられなかったことが、何度もあった。
そんな時、その女性とうまくいかない(たいていのケースは、当方の片思いに過ぎず、ふられてばかりだったが)と、もう、生活のすべてが意味を失い、死んでしまいたい、などと思ったものだ。
これなど、軸足が一本しかないから、それが折れると倒れてしまうという状態だったと、今となると思う。
そんな時、その女性とうまくいかない(たいていのケースは、当方の片思いに過ぎず、ふられてばかりだったが)と、もう、生活のすべてが意味を失い、死んでしまいたい、などと思ったものだ。
これなど、軸足が一本しかないから、それが折れると倒れてしまうという状態だったと、今となると思う。
「何かによりかかり過ぎない」ということが、重要な気がする。もっとも、若い頃は、こういう価値観は認めづらかったのも事実だが。
今のところ、私の場合は、仕事があり、家庭があり、毎週通うオケがあり、また、毎日のようにこうして色々な方とコミュニケーションできるブログ、ネットの世界もある。
日々すべてが順調ということはないから、例えば、仕事で失敗するとか、妻とケンカしてしまうとか、個々には色々ある。
しかし、その日、何かの部分でヘコんでも、他の軸足に力をかけられれば、転倒することはない。
日々すべてが順調ということはないから、例えば、仕事で失敗するとか、妻とケンカしてしまうとか、個々には色々ある。
しかし、その日、何かの部分でヘコんでも、他の軸足に力をかけられれば、転倒することはない。
その時々で、ウエイトをかける軸足をうまく替えながら、一つずつのストレスを受け流していく。
それが、現在のところの私のやり方だ。
それが、現在のところの私のやり方だ。
いくつもの軸足を持てていることを幸せだと思う。
特に、自分の人生に、「音楽」というものがあってよかったと、つくづく感じる。
特に、自分の人生に、「音楽」というものがあってよかったと、つくづく感じる。