naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

自動改札一斉障害

昨12日(金)、びっくりしたのは、首都圏の自動改札の障害だ。

私もそれに直面した。

朝、いつものように通勤のために駅に行くと・・・。

改札のところに駅員さんが立って、「ただいま自動改札が故障しております。そのままお通り下さい」と連呼している。

自動改札は開放した状態。一応定期券をかざしながら通った。

乗り換えの新木場駅を出る時も同様の駅員の連呼。開放状態の自動改札をくぐった。

りんかい線は大丈夫なんだろうな、と思って行ってみると、こちらもだめ。
JRだけの障害ではないことを、この時知った。

そして、天王洲アイルで下りる時も同じ。

電車そのものは普通に運行していたので、自動改札の故障には、さほどの「被害感」、まいっちゃったよ、みたいな不便は伴っていない。

出社してからも、職場で多少の話題にはなったが、別にみんなが遅刻したわけではなし、そう盛り上がるでもなかった。

しかし、JRもりんかい線も障害を起こした、というのは、よくよく考えるとインパクトがある。

自動改札というものが普及し、駅員に切符にハサミを入れてもらったり、定期券を提示したり、ということがなくなって久しい。
しかし、自動改札のトラブルといえば、せいぜい、「券づまり」くらいだ。
これは日常茶飯、係員が機械を開いて点検している光景は、今もよく見かける。

つまり、私の認識にある、自動改札の故障は、あくまで「その改札機の故障」だった。

だから、このように、自分が乗降するすべての駅でことごとく自動改札が使えない、という事態、また出社してからネットでニュースにアクセスしたところでは、相当多数の駅で故障が起きていることも知って、結構驚きがあった。

そういう、ネットワーク的な故障が生じるものなのだ、と。

夕刊の報道によると、障害が起きたのは、JR、私鉄、地下鉄の662駅。
日本信号」という会社が製造した改札機(3,050台)に限って、電源が入らない不具合が生じたという。
そのことが驚きの一つ。

原因は、近年普及した、SuicaやPASMOといったICカードの情報を管理するサーバーと、改札機側の端末のデータ交信に不具合が起きたためだという。

Suicaは毎日使っているが、自動改札機にタッチしたデータが、サーバーで集中管理されているというのは知らなかった。
てっきり、例えば、入場出場のデータは、カードに書き込まれて、それと個々の自動改札機の間のやりとりかと思っていた。
これも驚きの一つ。

だから、こういう広範囲の障害が起きたのだ。へえ~という感じだ。

山手線など、都内の主要駅は、オムロン東芝の自動改札機なので、トラブルはなかったのだそうだ。

私の通勤ルートがことごとく、日本信号製だったとは(笑)。

夜の退社時には、すべて復旧していた。
繰り返すが、電車が遅れたり止まったりしたわけではないので、何の支障もなかったが。