naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

ユニ響「ポピュラーコンサート2008」本番終了 (2)

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個人練習。駒がずれてる!

リハーサル終了後、団用意のお弁当をいただいてから、開場までの間、個人練習。

やはり一番てごわいのは、チャイコフスキーの弦楽セレナーデ(第2楽章)。
これを中心にさらった。

で、ふと気がついたら・・・。

駒がずれてる!

上から2枚目の写真でおわかりいただけるだろうか。
駒が、正常な位置よりも、C線側にずれてしまっている。
C線が、指板の左端のあたりにきて、f字孔にかかっている。

リハーサルで、何かおかしかったのは、どうもこれが原因だ。
G線、C線を弾いていて、特に4の指での音程が全然決まらなかったのだが、それもそのはずだ。
これだけ弦がずれていては・・・。
指と弦の距離が相当違うし、弓と弦の接触も違ってくる。
(あ、もちろん、実力のせいでもあるよ! 基本的にはね(笑))

何で、こんなにずれちゃったんだ? と思い起こすに・・・。

あ! 昨日の練習だ。

昨日の練習の最後の方、ハンガリー舞曲を演奏している時に、弓のコントロールを誤って、アップボウの時に、弓の根元、毛のつけねの木の部分を駒にかなり激しくぶつけてしまったのを思い出した。

たぶん、あの時に駒が真横に5ミリくらいずれたのだろう。
しかし、こんなに駒がずれてしまうくらいぶつけたとは、何と乱暴な・・・(汗)。
弓の毛は、ボロボロ切るしな、俺。

幸い、まだ本番前。元の位置に戻した。

初めて本番で眼鏡着用を決意

午前中のリハーサルで、チャイコフスキーの楽譜を追い切れなかった。

今回の曲の中で、この曲の楽譜がやや音符が小さい。
老眼の域に達した今の私の目では、臨時記号の多いこの曲、読み切れず、追い切れなかった。

本番明かりのステージ上であれば大丈夫かと思ったが、厳しいようだ。

ヴィオラはもっと音を出して、と言われたことでもある。
少しでも確かに弾かねばならない。
悔しいが、本番としては初めて、眼鏡(老眼鏡)をかけて弾くことを決意。

ブラス演奏でバンダ(ヴォーカル隊)担当

今回の演奏会、冒頭が管楽合奏、続いてブラスのラテンナンバーが2曲。
「マンボNo.5」と「ブラジル」だが、これらは、曲の途中で、歌やかけ声が入る。

舞台上の演奏者で、手(口)が空いている人は、これを担当するのだが、人数が足りないということで、降り番の弦のメンバーも手伝うことになった。

配られた楽譜は、3枚目の画像。これは「ブラジル」のもの。
曲の途中で、「Brazil!」と3回叫ぶ。
(「マンボNo.5」の方は、昨日書いたが、こちらはスペイン語?の歌詞を歌う)

午前のリハーサルの最初、舞台袖でやったのだが、声が客席まで聞こえにくい、ということで、客席に入ることになった。
下手側、脇の扉のところに数人が入って立ち、バンダとして歌うことになった。

団員以外に、エキストラで希望者も、ということだったので、参加させてもらった。
これ、結構、楽しかったな。

そして本番終了

本番は、休憩をはさんで約2時間。

楽しく弾くことができた。

フルートのIさん(浦安にも、昨年の市民演奏会などでお手伝いいただいている方だ)は、今回大車輪の活躍。前半のラテンナンバーでは、ソロのスタンドプレイがあり、後半のバッハでは、組曲2番のソリスト、更にすぐ次のビゼーでもソロを吹かれた。お疲れさまでした。

その、「アルルの女」のメヌエット
以前、30年前の新入社員研修の時に、現場作業を終えて宿舎に戻るバスの中で、このメヌエットを頭の中で歌っていたら、涙がこぼれてしまった話を書いた。
  ※その過去記事 http://blogs.yahoo.co.jp/naokichivla/33502304.html
今日もやっぱり、ステージの上でうるうるしてしまった。
何しろ、この曲、弦は中間部だけしか弾かない。
その前後、フルートがソロを吹く部分は聴き手にまわることになるので。
「悲しいくらいに美しい」というのは、こういう音楽を言うのだと思う。

浦安から今回参加の、打楽器のTさん(マイミクのkentさん)のドラムがやっぱり素晴らしかった。
ドラムがある曲(アンダーソンやアンコール)は、彼が安定したビートをしっかり刻んでくれたおかげで、とても弾きやすかった。

楽しかったー。

駒を調整したせいか、個人的には、本番が一番よく弾けたと思うし、オケそのものも、本番が一番ノリのいい演奏になったように思う。

ダンス・ミュージック、舞曲をテーマにしたプログラミング、バラエティにも富み、とても良い企画だったと思う。
来場されたお客さんも楽しまれたのではないだろうか。

さて、このテーマの演奏会をしめくくるアンコール曲は、ミュージカル「マイ・フェア・レディ」から、
  「踊り明かそう」
を演奏。指揮のAさんの編曲作品だ。

マイ・フェア・レディ」は、以前に浦安市民ミュージカルで演奏している。
その中での代表的なナンバーである「踊り明かそう」は、個人的にもとりわけ大好きな曲で、嬉しかった。

かくして本番終了。

初めて参加させていただいた、冬のポピュラーコンサート。
思いがけず、この時期、ユニ響の皆さんとお会いできて、短い期間ではあったが、本当に嬉しかった。

ヴィオラトップのNさん、お誘い、本当にありがとうございました。

※本番往復の音楽
   ショパン エチュード
      ペライア
   モーツァルト ピアノ協奏曲第25番K503
      バーンスタインイスラエル・フィル
   ビゼー 「アルルの女」第1組曲・第2組曲
      アバド=ロンドン響