けさのスポニチの記事によると、41歳となる元十両の三段目、栃天晃が、今場所は大潮と並んで過去最多の通算在位157場所だったのだが、その場所で勝ち越し。これは史上初の快挙なのだそうだ。
それにしても、こういう地味というか目立たない記録によく気がついたものだ。
それにしても、こういう地味というか目立たない記録によく気がついたものだ。
海鵬は、岩木山の突きをかいくぐって、左差し右おっつけの自分の形を作ったが、岩木山は右小手からきめ倒した。
海鵬は、自分の格好になっても攻めきれない。やはり力が落ちたということか。これで十両陥落は免れない10敗目。
海鵬は、自分の格好になっても攻めきれない。やはり力が落ちたということか。これで十両陥落は免れない10敗目。
垣添は、立ち合い一瞬速く立って飛び込み、右からおっつけてうまく栃乃洋の左を封じ、はずで西へ押し込んだが、栃乃洋の左からの突き落としに、惜しくも落ちた。悔しい負けだ。
栃乃洋は、6連敗から5連勝。序盤はこの人らしからぬもろい負けが目立ったが、身体に力が入ってきた感じだ。
栃乃洋は、6連敗から5連勝。序盤はこの人らしからぬもろい負けが目立ったが、身体に力が入ってきた感じだ。
楽しみな把瑠都と豊馬将は、過去把瑠都の3勝1敗。
豊馬将は、把瑠都にまわしをとられることを嫌ったようで、左はず右おっつけで攻めようとしたが、踏み込みがよかったのは把瑠都。豊馬将の左をひっぱりこむようにして、左差し、右からおっつけながら、委細構わず前に出た。西土俵へ寄り切り。
把瑠都が今日も大きい相撲。体力差もあるが、前に出る力の違いが勝敗を分けた。
豊馬将は、昨日の栃煌山戦、今日の把瑠都戦と、力の拮抗した相手との対戦で連敗。これはやはり、守り中心の相撲のたちが、攻めの強い相手だと、後手にまわる展開になってしまうことによる。
栃煌山にも把瑠都にも、対戦成績が悪くなってしまっているが、今後幕内上位から三役に戻って活躍するためには、ライバルに苦手を作るのはまずい。研究が必要だ。
豊馬将は、把瑠都にまわしをとられることを嫌ったようで、左はず右おっつけで攻めようとしたが、踏み込みがよかったのは把瑠都。豊馬将の左をひっぱりこむようにして、左差し、右からおっつけながら、委細構わず前に出た。西土俵へ寄り切り。
把瑠都が今日も大きい相撲。体力差もあるが、前に出る力の違いが勝敗を分けた。
豊馬将は、昨日の栃煌山戦、今日の把瑠都戦と、力の拮抗した相手との対戦で連敗。これはやはり、守り中心の相撲のたちが、攻めの強い相手だと、後手にまわる展開になってしまうことによる。
栃煌山にも把瑠都にも、対戦成績が悪くなってしまっているが、今後幕内上位から三役に戻って活躍するためには、ライバルに苦手を作るのはまずい。研究が必要だ。
露鵬が立ち合い左に変わって上手をねらったが、豪栄道はよく残し、左四つに組んで、右前まわしのいいところをとった。休まずすぐに上手投げで崩し、引きつけて白房下へ寄った。
今日の豪栄道はよかった。勝ち越しにあと一番。
今日の豪栄道はよかった。勝ち越しにあと一番。
1敗の栃煌山と黒海の一番は、黒海が制して勝ち越し。
立ち合い、黒海が当たり勝って押し込み、左四つ。栃煌山は右からおっつけて一旦は出たものの、胸が合った形になったため、いつもの前傾して相手と適度な距離をとりながらの攻めが出せない。
黒海が上手を引きつけて寄ると、栃煌山は左からすくったがこれが悪く、相手を呼び込む形になり、黒海が向正面に寄りきった。栃煌山は、残念な2敗目。
立ち合い、黒海が当たり勝って押し込み、左四つ。栃煌山は右からおっつけて一旦は出たものの、胸が合った形になったため、いつもの前傾して相手と適度な距離をとりながらの攻めが出せない。
黒海が上手を引きつけて寄ると、栃煌山は左からすくったがこれが悪く、相手を呼び込む形になり、黒海が向正面に寄りきった。栃煌山は、残念な2敗目。
好調同士、旭天鵬と高見盛は、短かったが内容のある相撲だった。
立ち合い、高見盛の右差しが速かったが、旭天鵬も左上手をすぐとり、赤房下へ寄って出た。
高見盛は左も入れてもろ差しになっており、左からすくって体を入れかえる得意の流れ。
そこから、旭天鵬を抱きすくめるようにして正面に出たが、両まわしをとっていなかったため、旭天鵬の小手ひねり気味の巻き落としに落ちた。旭天鵬は勝ち越し。
立ち合い、高見盛の右差しが速かったが、旭天鵬も左上手をすぐとり、赤房下へ寄って出た。
高見盛は左も入れてもろ差しになっており、左からすくって体を入れかえる得意の流れ。
そこから、旭天鵬を抱きすくめるようにして正面に出たが、両まわしをとっていなかったため、旭天鵬の小手ひねり気味の巻き落としに落ちた。旭天鵬は勝ち越し。
稀勢の里と朝赤龍は、稀勢の里が速い相撲。立ち合い頭から当たってすぐ左差し。
前に出ながら上手をとり、休まずに両まわしを引きつけて西へ寄り切った。
まずまず流れのいい相撲だったが、欲を言うなら、これだけ両まわし充分になったら、相手に何の抵抗もさせずに圧倒する寄り身を見せてほしい。
以前から言っていることだが、稀勢の里という人は、四つ身の形が必ずしもよくない。ここ何場所かは、ずいぶんよくなったと思うが、今日の相撲など見ていると、更に高いレベルを望みたくなる。
前に出ながら上手をとり、休まずに両まわしを引きつけて西へ寄り切った。
まずまず流れのいい相撲だったが、欲を言うなら、これだけ両まわし充分になったら、相手に何の抵抗もさせずに圧倒する寄り身を見せてほしい。
以前から言っていることだが、稀勢の里という人は、四つ身の形が必ずしもよくない。ここ何場所かは、ずいぶんよくなったと思うが、今日の相撲など見ていると、更に高いレベルを望みたくなる。
琴奨菊と安美錦は、琴奨菊が立ち合い張り差しから左四つ、右上手もとっていい形を作ったが、寄る時の上手の引きつけがやや甘かったか、がぶり寄りにもっていけず、安美錦が左からの下手投げで体を入れかえると、あっさり赤房下に出てしまった。
琴奨菊としては、見ていてちょっと残念な相撲。
琴奨菊としては、見ていてちょっと残念な相撲。
琴光喜が今日はよかった。立ち合いすぐに左上手。右差し手を返して、左上手投げの連発で若ノ鵬を転がした。大きい相手だが、まあ地力も違うし、初の上位戦で若ノ鵬も不慣れということもあってか、流れのいい相撲になった。内容的には今場所一番だろう。
しかし、これでまだ5勝6敗。まだ横綱大関戦を残しており、勝ち越しはきわめて苦しい。
しかし、これでまだ5勝6敗。まだ横綱大関戦を残しており、勝ち越しはきわめて苦しい。
さあ、横綱二番。
朝青龍と千代大海は、千代大海が横綱に一泡ふかせて勝ち越したいところだったが、やはりまったく歯が立たなかった。
千代大海は低く当たって左のどわで押し込もうとしたが、朝青龍はこれをがっちり受け止め、すぐもろ差し。今場所の朝青龍はもろ差しが冴えている。
これで勝負は決まった。黒房下へ寄って出て、ここでは決められなかったものの、無理をせず、最後は右からの下手投げで決めた。
万全。
千代大海は低く当たって左のどわで押し込もうとしたが、朝青龍はこれをがっちり受け止め、すぐもろ差し。今場所の朝青龍はもろ差しが冴えている。
これで勝負は決まった。黒房下へ寄って出て、ここでは決められなかったものの、無理をせず、最後は右からの下手投げで決めた。
万全。
白鵬と安馬は、このところ安馬が3連勝。また、安馬は、3場所連続で優勝力士を破ったことになるが、この記録は過去5人しかいない。
NHKの放送では、安馬が3連勝した相撲を見せたが、どれも安馬の動きのよさが目につく。
白鵬としても同じ相手に4連敗はできないところだ。優勝も遠のく。安馬の今場所の調子からすると、白鵬有利にとれると予想。
立ち合い安馬が右のどわで突き起こしにくるのを、白鵬はしっかり受け止めて左上手。
安馬は左を入れてもろ差しとなったが、やはり今場所の安馬はそこから攻める動きが今一つだ。一方の白鵬は、二本差されながらも、動きが後手にまわったわけではなかったので、余裕があった。
かまわず左上手からの投げで決めた。
危ないと感じさせるところはなく、流れのいい相撲だった。
NHKの放送では、安馬が3連勝した相撲を見せたが、どれも安馬の動きのよさが目につく。
白鵬としても同じ相手に4連敗はできないところだ。優勝も遠のく。安馬の今場所の調子からすると、白鵬有利にとれると予想。
立ち合い安馬が右のどわで突き起こしにくるのを、白鵬はしっかり受け止めて左上手。
安馬は左を入れてもろ差しとなったが、やはり今場所の安馬はそこから攻める動きが今一つだ。一方の白鵬は、二本差されながらも、動きが後手にまわったわけではなかったので、余裕があった。
かまわず左上手からの投げで決めた。
危ないと感じさせるところはなく、流れのいい相撲だった。