栃乃洋と玉乃島は左四つ。栃乃洋の左を警戒する玉乃島は浅く右上手をとってひじを締めていい形。しかし、栃乃洋は左手一本で長い相撲をしのぎきった。最後は二人でダンスを踊っているような格好になって可笑しかった。
栃乃洋はこれで7勝4敗。自分の形を持っていると長持ちするという典型だ。
栃乃洋はこれで7勝4敗。自分の形を持っていると長持ちするという典型だ。
豊馬将は、今日は途中からまわしをとって引きつけ、普天王を寄り切った。立ち合い踏み込み負けたものの、左を差してからは右から絞って先に上手をとったのがよかった。
楽しみな琴奨菊と稀勢の里の一番は、相撲は完全に琴奨菊。
当然の左四つも、稀勢の里は上手がとれない。やはりこのへん、四つ相撲が下手だ。NHK正面解説の武蔵川親方によると、張り差しがよくないそうだ。
琴奨菊も上手はとれなかったが右からおっつけると、稀勢の里が肩すかしをみせて相手を呼び込んだ。まったく悪手だったが、稀勢の里の苦しまぎれの突き落としに惜しくも落ちた。
琴奨菊としては上手がとれていれば、と悔やまれる。稀勢の里は勝ったもののまったくいいところがなかった。
当然の左四つも、稀勢の里は上手がとれない。やはりこのへん、四つ相撲が下手だ。NHK正面解説の武蔵川親方によると、張り差しがよくないそうだ。
琴奨菊も上手はとれなかったが右からおっつけると、稀勢の里が肩すかしをみせて相手を呼び込んだ。まったく悪手だったが、稀勢の里の苦しまぎれの突き落としに惜しくも落ちた。
琴奨菊としては上手がとれていれば、と悔やまれる。稀勢の里は勝ったもののまったくいいところがなかった。
琴光喜は鶴竜を右四つに組み止め、無難な寄り。しかし、自分の体勢を作るのが遅い。
・・・と思ったら軍配は鶴竜。土俵際で琴光喜に勇み足があった。確認の物言いがついたが、軍配通り。さすがに伊之助はよく見ていた。それにしても琴光喜もつまらぬ星を落としたものだ。
この一番の琴光喜も、立ち合いの張り差しが却ってマイナスか。左上手をすぐとれなかったのはそのせいかもしれない。
・・・と思ったら軍配は鶴竜。土俵際で琴光喜に勇み足があった。確認の物言いがついたが、軍配通り。さすがに伊之助はよく見ていた。それにしても琴光喜もつまらぬ星を落としたものだ。
この一番の琴光喜も、立ち合いの張り差しが却ってマイナスか。左上手をすぐとれなかったのはそのせいかもしれない。
昨日全勝がストップした白鵬は、その一番で傷めたという左足首が心配された。
しかし、大丈夫なようだ。足の運びは危なげがなく、途中、履いていた足袋が仕切り線ですべる場面はあったものの、左足首にもちゃんと力が入っているように見えた。
既に7敗の千代大海も懸命に突いたが、白鵬は機を見て二本入れて問題なし。
しかし、大丈夫なようだ。足の運びは危なげがなく、途中、履いていた足袋が仕切り線ですべる場面はあったものの、左足首にもちゃんと力が入っているように見えた。
既に7敗の千代大海も懸命に突いたが、白鵬は機を見て二本入れて問題なし。
結び、1敗の朝青龍と全勝の琴欧洲、まさかこういうシチュエーションで対戦するとはお互い予想していなかっただろう一番。
時間一杯からの仕切りは、朝青龍が一旦ついた手を上げた。何か気後れするところがあったか。琴欧洲が嫌って待った。
二度目で立ったが、琴欧洲がぶれない立ち合い。低く当たって右上手をとるのが実に早かった。腰も下りていた。朝青龍に右上手を与えない。
その後朝青龍がまきかえてもろ差しとなったが、外四つで構わず両上手を引きつけての寄り。体格の差を存分に生かした、琴欧洲としては最高の相撲だった。
それにしても、1場所でこんなに変わるものだろうか。しかも休場明けなのだから驚く。
一方の朝青龍は相撲が悪かった。踏み込みもなく、横を向いて左肩で相手を止めるような立ち合いだったが、この一番に関しては、立ち合いの厳しさが雲泥の差だった。これではいくら朝青龍でも負けるべくして負けたと言わざるを得ない。
出場停止から復帰した後の朝青龍には、どこか根のなさが見える相撲が時々出る。初日の稀勢の里戦もそうだったが、負けた時に苦笑いを浮かべ、悔しいという顔をしないところも気になる。体力、気力ともやはり下り坂に入っているのか。
時間一杯からの仕切りは、朝青龍が一旦ついた手を上げた。何か気後れするところがあったか。琴欧洲が嫌って待った。
二度目で立ったが、琴欧洲がぶれない立ち合い。低く当たって右上手をとるのが実に早かった。腰も下りていた。朝青龍に右上手を与えない。
その後朝青龍がまきかえてもろ差しとなったが、外四つで構わず両上手を引きつけての寄り。体格の差を存分に生かした、琴欧洲としては最高の相撲だった。
それにしても、1場所でこんなに変わるものだろうか。しかも休場明けなのだから驚く。
一方の朝青龍は相撲が悪かった。踏み込みもなく、横を向いて左肩で相手を止めるような立ち合いだったが、この一番に関しては、立ち合いの厳しさが雲泥の差だった。これではいくら朝青龍でも負けるべくして負けたと言わざるを得ない。
出場停止から復帰した後の朝青龍には、どこか根のなさが見える相撲が時々出る。初日の稀勢の里戦もそうだったが、負けた時に苦笑いを浮かべ、悔しいという顔をしないところも気になる。体力、気力ともやはり下り坂に入っているのか。