naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

甥の初舞台

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妹の長男が、今春、大学に入学した。
サークルは吹奏楽団に入部し、チューバを吹いている。

その甥から、初舞台となる定期演奏会の知らせがあった。

これは是非とも行かねばなるまい。

ということで、今日22日(日)、久しぶりに京浜東北線に乗って、川口へ。

会場は、川口駅前にある、川口総合文化センター、リリアメインホールである。

本格的な吹奏楽の演奏会を聴くのは初めてだ。

総団員数は約170人という、大所帯だ。
そのためか、全10曲のプログラムは、3部構成で、メンバーが入れ替わる。
新入団員の甥は、5曲に参加した。

プログラムに、ステージ上の座席表がはさみこまれているのが面白い。
メンバー交代ごとに、どこに誰が座っているかが書かれているのだ。
浦安オケでもこういうのやるかな。

ステージが明るくなり、甥もマイチューバを持って登場。

学生オケの演奏会なども久しく聴いていないので、こうして、ステージ上が若者だけで占められている光景自体がとても新鮮だ。

30年以上前の、自分の学生オケ時代をふと思い出した。
私にも若者時代があったんだよなあ・・・(遠い目)。

私のオケでの初舞台は、1年生の秋。サン=サーンスアルジェリア組曲」とシベリウスの2番を弾いた。
ステージ上の甥の胸中、心境はどんなものなのだろう。

演奏が始まった。

・・・うまいな、この人たち!

さすがに、名門のマンモス大学。団員数も多いので、必然的に水準が高くなるのだろう。
学生の演奏とは思えない、完成度の高さだった。

それにしても、と思った。

甥が生まれたのは、ついこの間だったような気がする。
お盆に木更津の実家に帰った時に、東京から帰省した妹一家。
畳の上で昼寝をしていた甥を抱っこしたりしたのが昨日のことのように思い出されるが、あの赤ん坊が、もう大学生か・・・。

そして、今、目の前で、チューバを吹いている。

もう伯父さんとしては、うるうるするのをこらえられなかった。
だめだ、こういうの・・・。

甥がやっているのが、音楽だというのが、嬉しい。
これが、サッカー選手で、試合を観に来てくれ、というのよりは、やっぱりこういう方が嬉しいよね、私としては。

成長した甥の姿を見た感慨に加え、団体としての見事な演奏ぶりにも感服しながら、帰途についたのだった。

定期演奏会は年2回。次は12月なのだそうだ。
ますます精進してもらいたいものだ。

余談だが、浦安オケで長くご一緒しているトランペットのT氏は、私にとって高校の1年先輩だが、甥の大学は、T氏の母校でもある。
T氏は、私の高校の先輩であり、甥の大学の先輩ということになる。