24年前の、「笑っていいとも」の、小田(和正)さん出演映像を載せた。
何度観ても面白いんで、今も観ていたのだが、そうそう、思い出した。
小田さんの白髪。
84年2月時点のこの映像、額の上のところに白くなっているところがあり、頭全体も白髪が目立つ。
さだ(まさし)さんや、谷村(新司)さんや、松山千春の例もある。
小田さんが、ハゲなかった、というのは、彼のキャラクター、音楽のイメージにとっては非常に大きいことだった、と私は思う。
自分の努力が及ばない、毛髪問題。
しかし、男にとっては大きな問題だ。ハゲ。白髪。
突然話はそれるが、私自身、父も父型の祖父も、見事に禿げていたので、30代に入った頃に、両耳の上に向けての「切れ込み」が鋭くなってきた時に、「あ、やっぱり」と、危機感をおぼえたものだ。
しかし、結果としては、それ以上の頭髪の後退はなく、現在に至っている。
でもデブだけど。
しかし、結果としては、それ以上の頭髪の後退はなく、現在に至っている。
でもデブだけど。
入社同期の者で集まって飲んでいる時も、よく髪の毛の話題になる。私の同期(16人)の場合、50歳を超えて、不思議なことに、白髪でまっ白になった者はいるが、禿げた者は一人もいない。
話はそれたが、小田さん。
さださんが、グレープの頃から、髪の毛が後退し始めて、ステージのトークでも自虐的に話題にしていたのをおぼえているが、小田さんは、そういうことはなかった。
しかし、これは、オフコースのオールドファンでないと知らない事実なのだが、小田さんは、禿げこそしなかったが、白髪は早かったのだ。
私の記憶では、初めて小田さんの額のところに白いものが見えたのは、確か、81年の「We are」のツアーの頃、つまり、33歳の頃だと思う。
武道館の客席からステージを見て、一緒に聴いていた連れの女性が「ねえ、あれって、白髪? メッシュ?」と笑いながら言ったものだ。
当時は、まだ30代前半なのにまさか白髪? という感じだった。
当時は、まだ30代前半なのにまさか白髪? という感じだった。
しかし、やっぱり白髪だったのだ。
市販されている、82年6月30日の武道館でのライブ映像、そして、この「笑っていいとも」の映像を観ると、改めて、その頃のことを思い出す。
バンドを解散して、ソロ活動に入ってからの小田さんは、オフコースの、たとえば「ワインの匂い」の頃のような長髪のイメージとは180度違う、すっきりと刈り上げたヘアスタイルになり、それと同時に、おそらく白髪も染めるようになったのだと思う。
そんな小田さんを、今では普通に観ているのだが、そうそう、小田さんに白髪発生、の場面を、自分はリアルタイムで知っているのだ、と、今思ったのだった。