naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

オケ練日誌~団員のソロでコンチェルト2曲!

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  今日のお昼。またまたアトレ新浦安のスープストックで。ここは本当においしい。
    半熟玉子添え7種の野菜の和風スープ(奥)
    トマトと鶏肉のクリームシチュー(手前)



21日(日)は、午前と午後に練習。両方とも、団員のソロでのコンチェルトを演奏することができた。

午前はモーツァルトのピアノ・コンチェルトK466

日 時 : 08年9月21日(日) 9:00~12:00
場 所 : 市内公民館視聴覚室
指 導 : 団内指揮者K氏
内 容 : 合奏
曲 目 : モーツァルト ピアノ協奏曲第20番ニ短調K466(1~3楽章)
弦人数 : 4・5・4・5・1
弓の毛 : 無事

まず、午前の練習は、新浦安からおさんぽバスに乗って、市内の公民館へ。ちょっと遠かった。
コンマスのYさんと一緒に乗って行く。途中で、チェロのSさん夫妻が乗車。

いつも合奏で使っている、美浜公民館では、毎年この時期、公民館祭という催しを行う。我々のオケでは、有志が参加して、来場客に木管アンサンブルなどを披露しているのだが、今年は、例年より大がかりな話で、モーツァルトのK466のピアノ・コンチェルトを演奏することになったのだそうだ。

ソリストは、コントラバスの団員のNさん。彼女はピアノも弾かれる(ピアノの方がご専門と聞いた)。今年の2月の合宿の時も、初見アンサンブル大会で、このニ短調協奏曲を一緒に演奏した。
あの時は、第1楽章だけだったが、今度の公民館祭では、全曲を演奏する。

公民館祭は28日(日)。
この日は、ユニ響(津田沼ユニバーサル交響楽団)の本番があるので、参加できない。しかし、先週のオケ練後の飲み会の際、練習だけでも出て弾かないか、というお誘いを、このコンチェルトの発起人のヴァイオリンのUさん、団内指揮のK氏からいただき、いいんですか? という感じで参加させていただくことになったのだった。

本番の美浜公民館の音楽室にはグランドピアノがあるが、この公民館の視聴覚室のピアノはアップライト。

演奏しやすい場所まで移動させてもらって、練習開始。

有志参加のオケメンバー、ヴィオラは3人とやや少ない。本来のヴィオラの団員から2人。それに、いつもはホルンが本職のWさんが、余技のヴィオラで参加する。
今回の練習は、私が加わって4人。

1楽章から順番に、とりあえず全曲を通した。
1楽章は合宿で演奏したが、2楽章と3楽章は初めて弾く。

2楽章までは、気持ちよく弾いていたが、快速な3楽章は、細かい動きの音符も結構あって、いやいや、これは大変だ。オケ全体としても、3楽章が一番難しいようだ。

今回が2回目の合わせなのだそうだ。

まだ慣れていない感じもあるが、それでも、K氏の指導で返し練習をしていると、すぐによくなってくる。

「このオケ、モーツァルト、うまいんじゃないの」とK氏。

Nさんは、相当さらって来られたのだろう。力強い、素敵なソロだった。

23日(火)に、次の練習がある。何と文化会館の大ホール(笑)で、本番より立派な会場、本番より立派なピアノでの練習なのだそうだ。

本番演奏に出られないのは残念だが、もう1回、その練習には参加させてもらう予定。

会場を出て、おさんぽバスで新浦安駅へ。

午後はドヴォルザークのチェロ・コンチェルト、初めてのソロ付き合奏

日 時 : 08年9月21日(日) 13:30~17:00
場 所 : 美浜公民館音楽室
指 導 : 団内指揮者K氏
内 容 : 合奏
曲 目 : 協奏曲(1~3楽章)、新世界(1・3・4楽章)
弦人数 : 10・10・3・11・3
弓の毛 : 無事

20日、21日と、恒例の新浦安祭が行われている。21日は、昼前からあいにくの雨模様になった。

遠い公民館から戻って、あまり時間がないので、アトレのスープストックで手早く昼食をとり、美浜公民館へ。

ヴァイオリンのNさんが、久しぶりの参加。女のお子さんを連れてこられた。ほんとに子供って、しばらく見ない内に、大きくなるものだ。ヴァイオリンを習っているようで、4分の1って言うんだろうか、小さなヴァイオリンを持って、とりあえずお母さんの脇に座った。
さすがに、ドヴォルザークの楽譜はまだ弾けないようだが(笑)、それでも、一所懸命音を出そうとしていて、合奏が弱音部に入った時などに、シャカシャカと音が聞こえてくるのが、かわいい!
もう何年かしたら、母子で文化会館のステージに乗る機会もあるかもしれない。私はそれまで、このオケで弾いていられるだろうか。そんなことを思った。

定期演奏会に向けての公式練習だが、今回の目玉は、何と言っても、チェロ・コンチェルトを初めてソロ付きで合奏したこと。

2週間後に、本番のソリストとの初めての合わせがあるのだが、その前に、ソロがどんなことを弾いているのか、知っておこう、という趣旨での練習。

ソロを務めたのは、団員のSさん。前回の定期演奏会までトップ、今回はトップサイドに座っているSさんが、コンマスの前に座る。ソロが聞こえやすいようにと、オケ側を向いての演奏。

1楽章から3楽章まで、基本的には、各楽章通して演奏し、少しだけ返すという形で進んだ。

それにしても、午前のNさんもそうだったが、Sさんもよっぽどさらったんだろう。もともと上手な人なので、あまり言うのは却って失礼だが、私の耳には、この大曲のソロ、完璧に聞こえた。
すごい、すごい!
音楽室に、大きな拍手が響いた。

これまではオケだけの合奏練習を重ねてきたが、ソロが入ると、やっぱり、どんな曲なのかが、よくわかる。

ソロ付きで演奏してみて、改めて、このコンチェルト、いい曲だなあと痛感した。CD音源の一流オケ、一流ソリストの演奏もいいが、やはり、生の音を肌で実感するのは違う。

音楽史上で、一番のメロディ・メーカーは、ドヴォルザークポール・マッカートニーだ」と言ったのは、誰だったか。
確かに、このコンチェルト、ドヴォルザークが、惜しげもなく美しい旋律を投入した、メロディの宝庫だと、今回弾いていて思った。

あと、コンチェルトではいつもそうだが、オケの音量がでかすぎるように感じた。
もう少し、落とすべきところは落とさないと、ソロを覆い隠してしまう。

休憩の後、「新世界」。

1楽章、3楽章、4楽章。

やっぱり、3楽章が、アンサンブルの面では一番やっかいな感じだ。

団内指揮のK氏の練習は、今回で終了、次回からは、基本的に本番指揮のY先生の練習になる。

しめくくりにあたり、K氏からは、「もっとラクな、気持ちのいい音を出して下さい」、「今は、ただデカい音、というところが多い」、「今はまだ、音質と音量が、一個しかないような感じなので、本番までに一工夫してほしい」というお話があった。

本番まで2ヶ月。まだ、時間はある。さらに向上できるよう、がんばりたい。

※練習往復の音楽
    モーツァルト ピアノ協奏曲第20番
       ポリーニポリーニウィーン・フィル(andante盤、81年ライブ)
       グルダアバドウィーン・フィル
    ドヴォルザーク チェコ組曲
       ドラティデトロイト
    チャイコフスキー 交響曲第5番
       モントゥー=ボストン響
    ベートーヴェン 第九
       クーベリックバイエルン放送響(DG盤)