naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

ちょっとしょぼい王手

24日(金)、ジャイアンツが中日と引き分けて、しかし、日本シリーズに王手。

えっ、王手なの?

これ、延長に入ってから知った。

クライマックスシリーズの第2ステージの昨日までは、ジャイアンツから見て、

   (○)●○

という推移(( )はアドバンテージ)。

グラウンド上では、1勝1敗。
アドバンテージ込みで、2勝1敗。

第2ステージは、4勝した方が勝つと理解してはいたが、引き分けについては、日本シリーズのようにノーカウントになるものとばかり思っていた。

75年の阪急=広島(阪急の4勝0敗2分)、86年の西武=広島(西武の4勝3敗1分)の例がある。

しかし、そうじゃないんですね。

この第2ステージは、あくまでグラウンド上の6試合で打ち切りらしい。

だから、今日の引き分けで、

   (○)●○△

ジャイアンツの2勝1敗1分になって、残りは3試合。

これを仮にジャイアンツが全敗すれば、中日の4勝2敗1分となるが、

   (○)●○△●●●

ジャイアンツが1勝、中日が2勝だと、両チームが3勝3敗1分で並ぶ。

   (○)●○△●●○

この場合、公式戦の順位が上であるジャイアンツが、日本シリーズに進出する決まりになっているのだそうだ。

ということで、今日の試合が引き分け、というのは、ジャイアンツにとっては、王手をかける意味を持つのだった。

いやあ、知らなかった。

このゲーム、ジャイアンツが5-3のリードを守りきれず(豊田、クルーン・・・)、9回の表に同点に追いつかれた。
そして延長戦。

12回打ち切りの規定なので、12回の表、マウンドに上がった東野が、いきなり荒木にヒットを打たれながら、森野をセカンドフライ、ウッズを三振に打ち取り、和田を敬遠した後に英智を三振に切って取った、その瞬間、つまり中日の勝ちがなくなった時点で、12回裏のジャイアンツの攻撃がどうあれ、王手がかかったわけだ。

何か、ちょっとしょぼい王手だったな。

イ・スンヨプの逆転3ランで盛り上がり、それをリリーフ陣がピシャっと抑えていれば、さすが、リーグ覇者の野球、というところだったが・・・。

まあ、そんなぜいたくはまだ言っていられない。
あと1勝、されどその1勝をするのは大変なことだ。

明日、決めてくれるか?