naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

KAZUMASA ODA TOUR 2008 最終公演 京セラドーム大阪 3

曲目リスト

では、曲目リスト。

 18:13開演

   今日もどこかで
   春風に乱れて
   愛を止めないで
   伝えたいことがあるんだ
     (MC)  バンドメンバー紹介
   僕らの街で
   思いのままに
   きかせて
     (MC)
   さよなら
     (MC)
   たしかなこと
     (MC)
   恋は大騒ぎ
     (MC)
   僕の贈りもの
   別れの情景(2)~もう歌は作れない
     (MC)  弦楽四重奏メンバー紹介
   夏の終り
   眠れぬ夜
   こころは気紛れ
   風に吹かれて
   やさしさにさようなら
   between the word & the heart -言葉と心-
     (MC)
   生まれ来る子供たちのために
   言葉にできない

     <ご当地紀行> これまでの全国の「ご当地」の総集編

   NEXTのテーマ -僕等がいた
   Yes-No
   「ラブ・ストーリーは突然に
   キラキラ
   こころ
   緑の日々
   東京の空
     (MC)
   さよならは言わない
     (MC)
   ダイジョウブ
     (MC)

 アンコール-1
     (MC)
   またたく星に願いを
   YES-YES-YES
   君住む街へ

 アンコール-2
     (MC)
   忘れてた思い出のように
     (MC)
   今日もどこかで
     (MC)
   「ラブ・ストーリーは突然に
     (MC)
   きっと同じ

 21:44終演

聴いていての思いなど

ツアーの、最後の公演に行くのは、案外珍しい。
最終公演は東京でないことが多いからだ。
今回のツアーも、9月のアリーナツアーの最終は、大阪城ホールだったし、追加公演の最終も、この大阪。

1曲目の「今日もどこかで」。
東京ドームの時に、「そうきたか」と思った、オープニング曲だが、「今、この空間にいられることの幸せ」が、身体の中からつきあげてきて、早くも目の奥が熱くなるのを抑えられなかった。

以後は、基本的に東京ドームと同じ進行。

オフコースメドレーの中で、東京ではやらなかった、「僕の贈りもの」。
みんなで一緒に歌いましょう、ということで演奏された(大体、かつての小田さんは、そんなこと言わなかったよなあ)のだが、「みんなが歌いやすいキーがいいね」と、本来Cのところを、Fに移し、さらにEsに移してやったのが面白かった。

そのオフコースメドレー、ビジョンに映し出された画像と映像を、今回はじっくり確認しながら観たが、やはり鈴木さんのいないオフコースのものは、まったくなかった。
つまり、4人時代のオフコースは出てこなかった。

東京ドームの時には、アリーナ席だったので、却ってよく見えなかった、場内の全体像がわかったのが嬉しかった。

小田さん始め、メンバーが花道を移動して、それぞれの先端にある島に立って歌い、演奏する場面がしばしばある。
それを観ながら思ったのだが、昔はこういうことはできなかったんだよね。
例の、82年のオフコースの武道館ライブの映像を観ても、狭いステージの範囲でだけ動いている。
ギターやベースには有線のコードがついており、また、モニターも足下のスピーカーだ。だから、そもそも動ける範囲が限定される。
今は楽器は無線だし、モニターはイヤホンだ。

こうして、メンバーがバラバラに、遠く離れていても演奏できるというのは、やはり技術の進歩あってのことなのだと思った。

そんな話はさておき、今回、東京ドームから3週間余りを経過してのライブで、最も心配していたのは、もちろん、小田さんの足の負傷がどこまで回復しているか、だった。

開演して序盤、歩いたり、階段を上ったりする足取りは軽いと感じて、とりあえず安心できた。

いつものように、走る、というところまではいかないのかな、と思っていた。

でも、腰に手を当てながら、足をひきずって歩いていた、あの東京ドームに比べたら、ほんとに安心、という感じだった。

ラブ・ストーリーは突然に」から、「キラキラ」にかけて、アリーナ席を徒歩でほぼ一周。
ああ、ここまでよくなったんだ、と思ったら、ステージ下手に用意されていた自転車に乗って、今度は逆方向に疾走。

さらに。

最終公演、もう明日はないということで、たぶん決めていたんだろうな、小田さん。

後半は、走ったね。
ふだんのライブの時のように。

嬉しいけど、痛々しいから、もう動かないで、歩かなくていいから、そこで立ったままで歌って、と言いたくなった、東京ドームとは、全然違った。

嬉しかったよ。

ただ、その影響か、走るのを時々やめた時に、歌がとぎれる場面もあった。
やっぱりきつかったんだろうか。