時天空が、栃乃洋を右からのかけ投げで破って勝ち越し。昨年は勝ち越しが一度もなく、7場所ぶりの勝ち越しなのだそうだ。
しかし、1年すべてを負け越すというのは、どういう心境になるものなのだろう。さぞ、この勝ち越しは嬉しいことだろう。
しかし、1年すべてを負け越すというのは、どういう心境になるものなのだろう。さぞ、この勝ち越しは嬉しいことだろう。
栃ノ心と阿覧は、右四つの力相撲となったが、最後は栃ノ心が寄り切った。
栃ノ心は、阿覧に比べると自分の相撲が確立していると感じた。これからもっと相撲を磨くと、さらに強くなると思う。いいものを持っている。
栃ノ心は、阿覧に比べると自分の相撲が確立していると感じた。これからもっと相撲を磨くと、さらに強くなると思う。いいものを持っている。
稀勢の里は、左が入ったが、例によって右上手が遅い。体勢が作れないでいる内に、黒海が東に出て寄り切ってしまった。黒海は、終始頭を下げて、低い体勢だったのがよかった。
稀勢の里に苦言を呈するのは、もう飽き飽きしているが、いくら大関を食っても、下位の力士にこんな相撲をとっているようでは、何にもならない。何をやってるんだ、と言いたい。
前にも書いたと思うが、稀勢の里という人は、常に気合い充分なのはいいが、どこか謙虚さに欠けるところがあるのではないかと思われてならない。上位に対しても下位に対しても、常に自分のベストな相撲をとる心がけがほしい。
時にいい相撲をとり、地力を見せることは事実だが、ムラがあり過ぎる。
大関候補、大関候補と言われて久しく、本人もそのつもりなのだろうが、実は、まだ最高位は小結であって、関脇に上がったことが一度もない。番付運というものは当然あるにせよ、この点は象徴的だ。
とにかく、そういう力士を、メディアも持ち上げないでもらいたいものだ。
稀勢の里に苦言を呈するのは、もう飽き飽きしているが、いくら大関を食っても、下位の力士にこんな相撲をとっているようでは、何にもならない。何をやってるんだ、と言いたい。
前にも書いたと思うが、稀勢の里という人は、常に気合い充分なのはいいが、どこか謙虚さに欠けるところがあるのではないかと思われてならない。上位に対しても下位に対しても、常に自分のベストな相撲をとる心がけがほしい。
時にいい相撲をとり、地力を見せることは事実だが、ムラがあり過ぎる。
大関候補、大関候補と言われて久しく、本人もそのつもりなのだろうが、実は、まだ最高位は小結であって、関脇に上がったことが一度もない。番付運というものは当然あるにせよ、この点は象徴的だ。
とにかく、そういう力士を、メディアも持ち上げないでもらいたいものだ。
把瑠都と旭天鵬は、把瑠都が肩越しに右上手をとったものの、旭天鵬はもろ差し。その上手も切られてしまい、旭天鵬の寄りに土俵を割った。
把瑠都の相撲がまったくだめになってしまった。5連敗、まだ勝ち越しが決まらない。少し前の甘い相撲に戻ってしまった。
把瑠都の相撲がまったくだめになってしまった。5連敗、まだ勝ち越しが決まらない。少し前の甘い相撲に戻ってしまった。
日馬富士と豪風は、日馬富士が左上手をとったが、右が甘く、豪風にもろ差しを許した。しかし、豪風も、二本差したことで却って攻めづらくなってしまい、日馬富士が落ち着いて左からの上手投げで決めた。これで白星先行の7勝6敗としたが、日馬富士の内容はよくなかった。
朝青龍と千代大海は、千代大海が左のどわで押し込んだが、やはり押し切ることができない。朝青龍は下からすくうようにしてもろ差し。千代大海が出てくるところを、白房下ですくった。
まあ、今の両者の状態からは仕方がないところだが、それにしても、13日間、朝青龍を誰一人として崩すことができないというのは・・・。
場所前の稽古で不調が伝えられた中、ここまで来た朝青龍の気力、精神力は確かにすごいと思う。それは重々認める。本当に認める。しかし、それにしても、だ。誰も土をつけられなかったというのは・・・。
まあ、今の両者の状態からは仕方がないところだが、それにしても、13日間、朝青龍を誰一人として崩すことができないというのは・・・。
場所前の稽古で不調が伝えられた中、ここまで来た朝青龍の気力、精神力は確かにすごいと思う。それは重々認める。本当に認める。しかし、それにしても、だ。誰も土をつけられなかったというのは・・・。
結び、白鵬と琴欧洲は、序盤、琴欧洲がいい相撲を見せた。低い体勢でおっつけながら前に出た。琴欧洲に圧力があり、白鵬もちょっと危ない感じがあったが、白鵬はふりほどいて突き、離れての動きの中で引き落とした。離れてからは、琴欧洲がちょっともろかった。白鵬としては、臨機応変に相撲をとった感じで、余裕があった。
今場所、琴欧洲は、以前のバタバタしたところがなく、じっくり構える相撲がよかったが、今日の一番では、それが出なかった。横綱との地力の差と言ってしまえばそれまでだが。
それにしても、栃煌山、把瑠都、琴欧洲あたりのここ数日の成績を見ると、一場所を通じて好調を維持するというのは、やはり難しいことなのだと痛感する。
今場所、琴欧洲は、以前のバタバタしたところがなく、じっくり構える相撲がよかったが、今日の一番では、それが出なかった。横綱との地力の差と言ってしまえばそれまでだが。
それにしても、栃煌山、把瑠都、琴欧洲あたりのここ数日の成績を見ると、一場所を通じて好調を維持するというのは、やはり難しいことなのだと痛感する。