naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

合宿日誌~乗り込み編[4] 「事件です!」

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  これが、保田軍団だ! 何ら悪びれたところのない笑顔(笑)。
  写真を撮影しているため、顔が写っていないのは、Oさん。計6人(笑)。



臨時特急「新宿さざなみ」は順調に走り、定刻の9:53に3分ほど遅れて、岩井駅着。

あ~よかった。

ほんとに、家を出る時にはどうなるかと思ったけど、順調にここまで来られてよかったなあ、と荷物を棚から下ろして、下車準備をしていると、電話が。

7号車でさっき会った、ヴァイオリンのHさんだ。

  「事件です!」

  「何? どうしたの?」

  「全員、保田(ほた)で下りてしまいました」。

何だあ~?

保田というのは、岩井の2つ手前の駅。特急の場合は、岩井の1つ手前の停車駅にあたる。
何としたことか、ここで全員下りてしまったらしい。

こっちももう下りないといけないので、そこそこで電話を切って下車。

改札を出てみると、一緒の車両にいたヴァイオリンのYさんの他、フルートのKさん。
岩井駅前には計3人。ほんとは、あと6人いたんだが(笑)。

保田の連中はどうするんだ?
Hさんに電話してみる。

そこで聞いた話に、我々は耳を疑ったのだった。

「「川きん」に連絡して、保田に迎えにきてもらうことにしました」。

そうか、それはよかったね。
ここまではいい。しかし。

「保田で車に乗ったら、岩井へ行くので、そこで待ってて下さい」。

何だ、それは~!!!(笑)

間違って下りた人たちのところに先に迎えが行って、それからこっちへ来るって?
何で、間違えずに下りた我々が、君らを待ってなきゃいけないんだよ!(怒)

ということで、こちらも川きんにいるH団長に電話。
事情を説明し、岩井には別の車をよこしてくれるように要請。

頭にきたから、迎えが来たら、保田組には知らせずに行ってしまおう、と相談(笑)。
保田から岩井に来てみたら、誰もいない、となれば、いい気味じゃないか、というもくろみだったが、どうも川きんには、気の利きすぎる人がいたようで、すぐにまたHさんから電話。

「岩井には別の車が行ってくれるそうですよ」。
ああ、そうですか、はいはい(くそぉ、知ってしまったか(笑))。

やがて、2台の車が到着。分乗して、無事川きんにたどりつきました!

前泊した人、今日車で来た人が、既にたくさんいたので、「間違えて、保田で下りちゃったおバカな人たちがいるんだよ」って、みんなにバラしてやりました。わっはっは。

ヴィオラのメンバーの車は、我々より少し遅れて到着。

そして、保田ピックアップ組も、やがて何事もなかったような顔をして到着。
しかし、既にみんな事情は承知。大いに笑ってあげました!

しかし、何で間違ったかねえ。大人6人もいて・・・。
しかも、岩井に初めて来る、って人は一人もいないんだし。
特に、他のメンバーはともかく(ごめん!)(笑)、あのいつも冷静なイメージの、コンマスYdさんまでもが、どうして?

以後、合宿期間中、みんなで真相を聞き出しにかなりねばった。
保田に着いた時に、「下りよう」と最初に言ったのは、誰なのか?
しかし、残念ながら、誰も口を割らなかった・・・。

  <追記>
     保田下車組の一人、Oさんから、保田まで迎えにきて下さった、チェロのNさん、Mさん、
     Yさんには、感謝の気持ちでいっぱいです、とのことでした。

※合宿往路の音楽
    シューベルト 未完成
       ワルターウィーン・フィル(36年録音)
    モーツァルト 交響曲第40番
       フルトヴェングラーウィーン・フィル
 今回は、そんな道中だったので、なかなか落ち着いて音楽も聴けず。
 帰りは帰りで、一人ではなかったし、疲れてもいたので、ウォークマンは使いませんでした。