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祝 芸術選奨

今日のニュース。

文化庁が、08年度の芸術選奨受賞者を発表。

今、時の人とも言うべき、「おくりびと」の滝田洋二郎監督と並んで、小田(和正)さんが、文部科学大臣賞を受賞!

すごいすごい。

ポップス系のアーティストが、こういう賞の対象になるんだ。知らなかったので、ちょっとびっくりした。

報道によると、今回の受賞者は以下の通り。

文部科学大臣

 <演劇>脚本家、鄭義信(51)=舞台「焼肉ドラゴン」
       演出家・劇作家、松本雄吉(62)=野外劇「呼吸機械<彼>と旅をする20世紀三部作#2」

 <映画>俳優、小泉今日子(43)=映画「グーグーだって猫である」「トウキョウソナタ
       映画監督、滝田洋二郎(53)=映画「おくりびと

 <音楽>尺八演奏家、酒井松道(69)=王子ホールでの古典と現代曲のリサイタル
       チェンバロ奏者・指揮者、鈴木雅明(54)=「バッハ・コレギウム・ジャパン」の定期演奏会など

 <舞踊>バレリーナ、酒井はな(34)=公演「カルメンby石井潤」
       日本舞踊家、花柳基(44)=舞台「第10回基の会」「花柳舞踊研究会」など

 <文学>歌人、時田則雄(62)=歌集「ポロシリ」
       小説家、南木佳士(57)=短編集「草すべり」

 <美術>彫刻家、舟越桂(57)=東京都庭園美術館の展観
       写真家、水越武(70)=写真集「知床 残された原始」など

 <放送>脚本家、池端俊策(63)=ドラマ「帽子」

 <大衆芸能>シンガー・ソングライター小田和正(61)
          =公演「KAZUMASA ODA TOUR 2008“今日もどこかで”」など
         落語家、桂文珍(60)=公演「10夜連続独演会」など

 <芸術振興>アサヒビール芸術文化財団事務局長、加藤種男(60)
          =「アサヒ・アート・フェスティバル」の企画運営など

 <評論等>東京大大学院教授、石井洋二郎(57)=評伝「ロートレアモン 越境と創造」
         評論家・和光大教授、津野海太郎(70)=評伝「ジェローム・ロビンスが死んだ」

 <メディア芸術>メディアアーティスト、岩井俊雄(46)=「TENORI-ON」の制作

文部科学大臣新人賞

 <演劇>歌舞伎俳優、市川亀治郎(33)=新春浅草歌舞伎「祇園祭礼信仰記~金閣寺」の雪姫役など

 <映画>俳優、蒼井優(23)=映画「百万円と苦虫女

 <音楽>ピアニスト、児玉桃(37)=連続演奏会「メシアン・プロジェクト2008」

 <舞踊>舞踊家振付家、平山素子(年齢非公表)=公演「春の祭典

 <文学>小説家、平野啓一郎(33)=小説「決壊」

 <美術>洋画家、丸山直文(44)=目黒区美術館での「後ろの正面」展

 <放送>ディレクター、柳川強(44)=ドラマ「最後の戦犯」など

 <大衆芸能>シンガー・ソングライター椎名林檎(30)=公演「林檎博’08~10周年記念祭」

 <芸術振興>アーティスト・NPO法人BEPPU PROJECT代表理事、山出淳也(38)
          =大分県別府市の空き店舗を再利用した地域再生

 <評論等>音楽学者・京都大人文科学研究所准教授、岡田暁生(48)
         =著書「ピアニストになりたい!19世紀もうひとつの音楽史

 <メディア芸術>漫画家、井上雄彦(42)=上野の森美術館での「井上雄彦最後のマンガ展」

多方面にわたる表彰なので、知らない人も多いが、鈴木雅明氏や桂文珍さんと並んでの受賞には、ファンとして誇らしい気持ちになる。

発表された受賞理由。

  平成二十年,小田和正氏は全国二十九都市五十二公演に及ぶ「Kazumasa Oda Tour 二〇〇八”
  今日もどこかで”」,次いで東京,名古屋,大阪の三か所でドーム公演を実施。オフコース時代
  に遡る自身の足跡を踏まえ,前者では次世代へのメッセージを託し,後者では娯楽性も重視した
  構成,演奏展開により,歌手,作詞,作曲家としての存在を強く印象づけた。
  普遍的な魅力を持つ数々の作品は幅広いファン層に支持されるなど,日本のポピュラー・ミュー
  ジック界における実績,貢献への評価も高いが,現在に至っても意欲的に音楽活動に取り組み続
  けるなど,今後の活躍が期待される。

昨年のツアーが評価されたということらしい。でも、それ以上に、「現在に至っても…今後の活躍が期待される」のくだりが嬉しいね。

しかし、どういう経緯でこの受賞に至ったんだろう。誰かが文部科学省に推薦したってことなんだろうか。
まさか、本人が応募(笑)したわけじゃないだろうし。

それにしても、小田さんは、「大衆芸能」(笑)ってくくりなんだね。面白い。

それから、肩書きは「シンガー・ソングライター」なんだ。今や死語って感じだが。椎名林檎も同じ肩書き。彼女はもっとそぐわない気がする。

そんな話はさておき、とにかく嬉しいニュースでした。

小田さん、おめでとうございます。