naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

オケ練日誌~午前高弦分奏、午後合奏

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  「リモージュ」のパート譜


午前は高弦分奏


日 時 : 09年3月8日(日) 9:30~12:00
場 所 : 市内公民館視聴覚室
指 導 : 弦トレーナーY先生
内 容 : 高弦分奏(ヴァイオリン、ヴィオラ)
曲 目 : 展覧会の絵(リモージュから最後まで)
弦人数 : 6・4・3
弓の毛 : 無事

今日8日(日)は、午前が高弦分奏、午後合奏というスケジュール。
3月は、午前午後と練習が行われる日が多く、少々ハードだ。

まず、午前は、Y先生による高弦分奏。

都合により欠席の、コンマスのYdさんから、「展覧会の絵」の「リモージュ」以降と、フェルラーリの第1楽章を中心にみていただいてほしいと連絡が入っていた。

ということで、「リモージュ」から。

この曲、画像の通りの楽譜なのだが、アルコとピッツィカートの交代がめまぐるしくて、とても大変だ(画像の通り)。

ここについては、まずゆっくりしたテンポで、音程や強弱はどうでもいいから、アルコとピッツィカートだけちゃんとやるようにしよう、としばらく練習。

その後、アルコのところだけ弾いて、ピッツィカートのところは、口で声に出す、という練習。
まったく別の動作に分離してやってみると、リズムや流れが頭に入ってくる。

そんな練習を重ねた結果、何とかついていけるようになった。

以後、「キエフの大門」の最後まで指導していただいた。

いつものように、フィンガリングの難しいところを細かく教えていただいたり、ボウイングを直していただいたり、あと、上記「リモージュ」のように、演奏のコツをつかむための練習方法も色々。

Y先生の分奏は、いつも教わっていて、手応えを感じる。
他の団員も皆そのようで、「わかった」、「できた」、あるいは「弾ける気がする」という声が相次ぐ。

要するにとても反応がいい分奏だ。
Y先生が指導されるどの団体も、きっとそうなのだと思う。

時間がなくなり、フェルラーリはできなかったが、来週またY先生の高弦分奏があるので、その時に。

午後は合奏


日 時 : 09年3月8日(日) 13:30~17:00
場 所 : 美浜公民館音楽室
指 導 : 本番指揮者Y先生、団内指揮者K氏
内 容 : 合奏
曲 目 : フェルラーリ(1・2楽章)、展覧会の絵(全曲)、ベト1(1楽章)
弦人数 : 6・1・4・4・2(フェルラーリ)、7・3・4・9・2(展覧会、ベト1)
弓の毛 : 無事

午後は、本番指揮者Y先生の合奏。

入団希望らしき人が3人も見学に来られていた。ヴァイオリン2人、ホルン1人。入団されるといいが。

まず、フェルラーリから。団内ソリスト付きで、1楽章はインペクのTさん、2楽章はCさん。

「この曲については、ハーモニーがすべてだね」とY先生。本番ソリストのK先生からも、そのように言われているそうだ。

弾けてはいるので、後はもうひたすら「音程」、とのこと。

あと、ソロがどこから吹き始め、どこで吹き終わっているのか、つまり、「ソロがいるのか、いないのか」をちゃんとわかって弾こう、という話。ソロがなくて、オケだけのところは、もっと自由に弾いていいが、今は、最初から最後まで同じ調子で弾いている、と。

まだ曲に充分なじんでいないので、痛い指摘だ。
スコアは手に入ったので、これを見ながら、音源を繰り返し聴く必要がある。

展覧会の絵」は、初めてサキソフォンのエキストラの方が参加。

冒頭から。返さずに次の曲、次の曲、と進む。
途中から、「これは、最後まで通すのかな」と思い始めた。結局、止めることなく、最後まで。
キエフの大門」は、先月の合宿で唯一やらなかった曲だが、久しぶりに弾いた。

Y先生は、敢えて止めずに全曲を通したとのことで、返しの前に色々お話があった。

「全曲を通して弾くのは、譜読み以来かもしれないが、たぶん、みんな、今の合奏が、一番「弾けなかった」のではないか」
「これまでやってきたベートーヴェンブラームスだと、1楽章、2楽章と音楽が進んでいくのを感じながら弾けるが、「展覧会」の場合は、アタッカで次の曲次の曲と進んでいくから、気がついたら最後の曲になっちゃった、って感じがあったのではないか」
「1枚1枚の絵について、一人一人が自分なりにビジョンを持って、イメージを切り替えながら演奏しないと、いい演奏にならない」
「それにはやはり、この曲を、みんなが愛することだ」
「今は、「?」と感じながら演奏している時があるので、演奏する側がそうだと、聴いているお客さんは、もっと「???」ということになる」
「団の設立20周年ということで、この曲をやることにしたけど、今のままでお客さんに聴かせたら、「20周年はおめでたいけど、30周年はあるかどうかわからないな」という感じになってしまう」(爆笑)。

一度、他の曲はやらずに、3時間くらい、徹底して「展覧会」だけをやる日を作るとのこと。
そういう練習を1回やって、身体に曲をたたきこめば、違ってくるはずだとのお話だった。

その後、返し練習。サキソフォンがいるので、「古城」、第3プロムナード、「チュイルリー」、「ビドロ」、「サミュエル・ゴールデンベルグ」。

休憩の後、ベト1の1楽章。

今日は序奏だけきっちりやる、ということで、弦だけ、管だけ、と分けて、序奏をじっくり。

Y先生のご都合で、16:20までで、団内指揮のK氏に交代。

再度序奏から、1楽章の最後まで。

1楽章の最後のあたりが、とても重くなる、との指摘。
K氏の合奏では、毎回言われることだ。

しかし、疲れた。午前から練習だったせいもあるが、最後の最後にベートーヴェンというのは、ほんとにこたえる。

アンコール曲の楽譜が配られたのだが、ヴィオラの楽譜がない。
ない、というのは、ヴィオラが編成にないのではなく、団所有の楽譜一式の中にヴィオラパート譜がない(紛失?)ということらしい。

本番当日、みんなが弾いている中で、ヴィオラだけがじっと座っているというのも間抜けな話だし、何とかパート譜を調達しなければ。

※練習往復の音楽
    ハイドン 交響曲第1番~第5番
       フィッシャー=オーストリアハンガリーハイドン
    ムソルグスキー=田崎瑞博 展覧会の絵
    チャイコフスキー=田崎瑞博 眠れる森の美女
       音楽三昧
    ベートーヴェン 交響曲第1番、序曲「レオノーレ」第2番
       小澤征爾=サイトウキネン
    VA(おかわりシスターズ他) Song All Night Fuji