naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

ご近所アンサンブル~また欠員のため演奏会の練習にならず

今日18日(土)は、朝、木更津の実家に顔を出し、父母と昼食を食べて帰ってきた。

帰宅後すぐ、先週に引き続き、ご近所アンサンブルの練習のため、マンションの集会室へ。

ファーストのHoさん、クラのSさんが欠席。

セカンドのHiさん、ヴィオラのTさん、チェロのIさんと私の4人。

Hoさんは、2週連続の欠席だが、ファーストがいないのは、やはり痛い。

8月の演奏会の曲の練習は、今日も見送って、Iさんの持ってこられた楽譜を合わせることになった。


ヴァイオリン1、ヴィオラ2、チェロ1という編成ではあるが、全曲を合わせた。

ブラームス室内楽には、これまでも往生しているので、どうかなと思ったが、懸念したよりは何とかなった。

初期の作品であるせいか、リズムの複雑さが比較的少ないこと。それと、六重奏のため、ファーストヴァイオリンとファーストヴィオラが同じメロディを弾く場面が結構あり、4人中2人が同じことをやっていると、崩れにくい。

いずれ、フル編成でやってみたいとの話が出た。我々の通常の編成は、ヴィオラ2本の弦楽五重奏なので、チェロがもう一人いてくれるとできる。

それ以前に、どうせブラームスをやるなら、弦楽五重奏も試してみたいものだ。

次に、Iさんが、近い内にソリストを務める(お医者さんのオケでという話だった)コンチェルトを。

モン チェロ協奏曲ト短調

モンという人は、バッハやヘンデルより一世代下の作曲家。

急-緩-急の3楽章編成だ。

ブラームスの後に、こういう楽譜を弾くと、何とも言えぬ安心感がある。

(家にあった、デュプレのCDをIさんにお貸しした)

ところで、このコンチェルトを合わせながら思ったのが、「テンポの相対性」。

オケの場合は、指揮者が「絶対的」なテンポを示す。

聴衆の立場で音楽を聴く時も、そこに提示されるテンポは、唯一絶対のものだ。

しかし、室内楽になると、「テンポ」は、とたんに「相対的」なものになる。
指揮者がいない。
そして、我々のようなアマチュアの場合は、弾いているメンバーがそれぞれのテンポを感じて弾いてしまう。

全員が、「同じテンポ」、「安定したテンポ」で弾くことの難しさは、いつも痛感する。

それから、「相対的」というのは、こういうことだ。

弾いていて、例えば、チェロが、急にテンポが遅くなったように感じる場面があったとする。
自分では、安定したテンポで弾いているつもりなので、チェロがテンポを変化させたように感じるが、しかし、チェロの側からすると、私のテンポが速くなったと思っているかもしれない。

真相はわからない。どっちのテンポが変化したのか。

いずれにしても、それを感じた時に、すぐさま歩み寄って同じテンポにしていくのが、指揮者のいないアンサンブルに求められるスキルなのだろう。

Hiさんが、17:00までで帰られるという話なので、残り時間を気にしつつ、もう一つ何か、と相談して、先週もやった、


をやることにした。

これも全曲通した。先週より一人多かった(セカンドヴィオラ)ので、充実感があった。

14:00から17:00までと、5時間半弾いた先週よりは短い練習に終わった。

次回は、ゴールデンウィーク中に1回集まる。次回こそ、メンバーが揃って、演奏会の曲を練習したいものだ。