メインの「展覧会の絵」。
曲決めの運営委員会には出席していなかったので、経緯の詳細は知らないが、最初から、メインの候補に挙がってはいなかった。
最後の最後に浮上して決まったようだ。選曲結果を聞いて、びっくりした記憶がある。
最後の最後に浮上して決まったようだ。選曲結果を聞いて、びっくりした記憶がある。
20周年記念の演奏会ということで、集客できる曲を、という理由だったのだろうか。
いずれにしても、やさしい曲ではない。
オーソドックスなシンフォニーをメインに置くことが多い、我々のオケとしては、どちらかというと、色物をとりあげた、という印象を個人的には持っている。
オーソドックスなシンフォニーをメインに置くことが多い、我々のオケとしては、どちらかというと、色物をとりあげた、という印象を個人的には持っている。
少なくとも、「チャレンジ」であることは間違いなく、本番1週間前の練習に至ってもなお、まだまだチャレンジしている、という感じがする。
さて、この「展覧会の絵」、個人的な鑑賞歴で言うと、長年クラシックを聴いてきた中で、あまりなじまずに最近まできた。
もちろん知らない曲ではないのだが、オーケストラ曲が好きな私としては、自分でも意外なことに、そんなに回数を聴かずにきた。
もちろん知らない曲ではないのだが、オーケストラ曲が好きな私としては、自分でも意外なことに、そんなに回数を聴かずにきた。
理由は自分でもわからないが、どことなく食わず嫌い的なところがあったのかもしれない。
転機は昨年。
市原市楽友協会オーケストラから、7月の演奏会のエキストラ依頼があった。
俄然、翌年の浦安に向けての予習、という意味合いが加わり、「ジュピター」さえ弾ければ、と思っていた私だが、「展覧会の絵」も、それなりにがんばった。
実際に弾いてみて、どうして、この曲を、これまであまり聴かずに過ごしてきたんだろう、と不思議に思った。
よくまとまった、いい曲なのに、と。
よくまとまった、いい曲なのに、と。
今回、自分のオケで半年練習してきて、ますますその感は強まってきた。
ピアノ原曲版も、折にふれて聴くようにしているし、たまに楽譜も眺めるが、よくこのピアノ譜から、これだけ多彩なオーケストラスコアができあがったものだ、と思う。
今回演奏する3曲は、まったく方向性が違っている。
そして、同じフルオケの曲でありながら、ベト1と「展覧会」とでは、全然中身が異なる。
かっちりとした作りの中で、基本的に常時弾きっぱなしのベートーヴェン。
一方、「展覧会」の方は、長く休む場面も多く、何と言うのか、全体の中の、「パーツの一つ」として扱われている、という感じがある。
かっちりとした作りの中で、基本的に常時弾きっぱなしのベートーヴェン。
一方、「展覧会」の方は、長く休む場面も多く、何と言うのか、全体の中の、「パーツの一つ」として扱われている、という感じがある。
「リモージュ」や「ババヤガ」など、反射神経を試されているようなところがあり、いまだに四苦八苦しているが、まあ、本番では、ともかく楽しんで演奏できれば、と思う。
身びいきな言い方になってしまうが、昨年、ご一緒させていただいた、市原市楽友協会での本番よりも、自分のオケでの本番、いい演奏をしたいし、きっといい演奏になる、と信じている。
一つ、本番前に、心に誓っていること。
途中、どうしても、必死にならざるを得ないところがたくさんある曲だが、「キエフの大門」の曲締めだけは、指揮者のY先生が以前おっしゃったように、「みんなが笑顔で余裕のある響きで終わる」ことを、絶対に心がけたい。
途中、どうしても、必死にならざるを得ないところがたくさんある曲だが、「キエフの大門」の曲締めだけは、指揮者のY先生が以前おっしゃったように、「みんなが笑顔で余裕のある響きで終わる」ことを、絶対に心がけたい。