naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

東京フィル第38回千葉市定期演奏会~オール・モーツァルト・プログラム

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昨18日(金)は、青葉の森公園芸術文化ホールでの安全大会を終わってから、バスで千葉駅まで戻り、東京フィルハーモニー交響楽団の演奏会を聴いた。

千葉市と東京フィルは、もう10年以上前から提携関係を結んでいて、年4回、千葉での定期演奏会が行われている。

提携当初、「ワークショップ」というのが行われていたこともある。
これは、市内のアマチュア演奏者に対して、コンマスの荒井英治先生を始めとする、東フィルの団員が数回のレッスン(合奏と、パート別の分奏)をつけてくれて、最後に発表演奏会をやる、というもので、私も2シリーズ参加した。
1回目の課題曲は、「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」、2回目が同じモーツァルトの35番、「ハフナー」だった。

千葉での演奏会は、平日の夜に行われる(土日は東京での公演があるから当然そうなる)ので、東京勤務の私はなかなか聴く機会がない。

しかし、昨日については、安全大会が17時前に終わった。
現地の担当者からは、反省会(要するに飲み会)の誘いがあったが、ごめんなさい! と辞退して、演奏会に向かったのだった。

というのも、プログラムが、飲み会の欲求を上回ったからなのだが(笑)。


  日 時 09年9月18日(金) 18:30開演
  会 場 京葉銀行文化プラザ 音楽ホール
  曲 目 モーツァルト 交響曲第38番ニ長調プラハ
       モーツァルト ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調
       モーツァルト 交響曲第40番ト短調
  指 揮 高関 健
  ヴァイオリン 青木 高志
  管弦楽 東京フィルハーモニー交響楽団

ね?
わかるでしょ。

私が好きなモーツァルトのシンフォニー、ベスト3に入れている「プラハ」。
それから、浦安オケで、美浜公民館祭に向けて、今練習中の、40番。

これは、聴かねばなるまい、という演奏会だ。

2階FG列8番。

会場はほぼ満員。
この千葉定期演奏会、いつもこんなに入るのか、それともモーツァルトだからなのか、なにぶん初めてなのでわからない。

対向配置。
プラハ」と40番は、5-4-3-2.5-1.5の編成。
コンチェルトは、4-3-2-1.5-1だった。

実際に目で見ながらだと、対向配置の面白さがよくわかる。

1曲目の「プラハ」。
あ~、やっぱりいいねえ、「プラハ」・・・。

メロディがあっちへこっちへとパートを飛んで行くのや、めまぐるしい転調を聴いていると、「変幻自在」という言葉が頭に浮かぶ。

堪能した・・・。

私の場合、モーツァルトのヴァイオリンコンチェルトは、ピアノや木管楽器のコンチェルトのように日頃聴く対象ではない。

2楽章のアダージョがとてもきれいな曲だと思った。

そして、休憩の後、40番。クラリネット入りの版。

やっぱり、すごい曲だ、と思わされる。
直前に聴いたコンチェルトが、いささか型どおりの音楽、という印象だったのに比べると、何という進化、深化だろう。

それにしても、2楽章は深い音楽だ・・・。

高関さんのテンポは、どれも速め。
同じ速めのテンポなのだが、前半2曲の軽やかさに比べると、40番は重厚な感じだった。

楽譜を正確にすべておぼえているわけではないが、リピートは全部実行された、と思う。
プラハ」の3楽章、40番の2楽章、4楽章は、後半もリピートされた。

最初から聴いてきて、40番になると、これはもう全部やるな、と想像がつく。

聴く分には、リピート大好きな私だが、40番の2楽章あたりだと、深い音楽だけに、ちょっと辛い気もした。

アンコールはなかった。
休憩の時に、ティンパニとトランペットの椅子をかたづけなかったので、何かあるんだろうと思っていたが。

千葉の定期はいつもそうなのか、お客さんもあっさりとしていた。

千葉へ、栃木へ、茨城へ、また千葉へ、と出張の連続だった今週。

全部が終わった金曜日の夜、モーツァルトの音楽が聴けて、本当に癒やされた・・・。
あ~、よかったなあ。