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68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

稲垣潤一 「男と女2 -TWO HEARTS TWO VOICES-」

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稲垣潤一の新しいアルバム、「男と女2 -TWO HEARTS TWO VOICES-」を聴いた。

昨年リリースされた前作、「男と女」の続編で、全曲女性歌手とのデュエットだ。

収録曲はこちら。

   01. 雨 / duet with 森高千里 (森高千里 1990年)
   02. 悲しみは雪のように / duet with 中村あゆみ浜田省吾 1992年) 
   03. 世界中の誰よりきっと / duet with 寺田恵子中山美穂WANDS 1992年)
   04. 真夏の夜の夢 / duet with 岡本真夜松任谷由実 1993年)
   05. 夢の途中 / duet with 沢田知可子薬師丸ひろ子来生たかお 共に1981年)
   06. けんかをやめて / duet with 小林明子河合奈保子 1982年、竹内まりや 1987年)
   07. YES-NO / duet with 藤田恵美オフコース 1980年)
   08. フレンズ / duet with 遊佐未森レベッカ 1985年)
   09. PRIDE / duet with 大橋純子今井美樹 1996年)
   10. 恋におちて - Fall in love - / duet with 尾崎亜美小林明子 1985年)
   11. クリスマスキャロルの頃には / duet with 広瀬香美稲垣潤一 1992年)

全曲デュエットという企画がいいし、選曲もいい。

とても聴きごたえのあるアルバムなのだが、個人的な好みから言うと、稲垣潤一の声が、ちょっと・・・。

稲垣潤一のファンの方には、誠に申し訳ない。これは、あくまで声に関する私の好みとして言うのであって、彼の歌や、このアルバムの価値を云々しているわけではない。

彼の声は、小田(和正)さん同様のハイトーンだが、私には、ちょっとペタペタした(つまりウェットな)声に聞こえ、時に相手の女性歌手ととけあわない場面がみられるように思う。
これは前作を聴いた時にも感じたことだ。

それにつけても、人の声に対する好み、というのは、大変デリケートであり、微妙なものだと思う。

例えば、私の場合、中島みゆきの声がだめだ。だから、LP時代を含めて、彼女のアルバムはほとんど持っていない。
テレビの歌番組に出ない人だから、今回紫綬褒章を受けたほどのビッグ・アーティストなのに、私は、中島みゆきの作品をあまりよく知らない。

あくまで好みの話だから、中島みゆきの声が好きでたまらない、という人もたくさんいるだろう。

あるいは、ユーミンの声は、無機的で嫌いだという人もたくさんいるだろう。私は別にそうは思わないが。

そう言えば、母は、小田さんや、桑田(佳祐)さんの声がだめだと昔から言っていたものだ。
だから、母は、小田さんやサザンの音楽は聴こうとしなかった。

まあ、普通そうだろうと思う。歌を聴くという行為においては、どうしてもその人の声のウェイトが大きいのだから。

※関連の過去記事
    イメージに合わない声
       http://blogs.yahoo.co.jp/naokichivla/60505011.html
    平原綾香 「my Classics!」
       http://blogs.yahoo.co.jp/naokichivla/60530635.html