naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

「レコード芸術」1月号から

レコ芸1月号。

表紙は、シャイーの顔写真。
「今月のアーティスト」(インタビュー)が、シャイーだが、表紙がアーティストの顔写真というのは、「音楽の友」ならともかく、「レコ芸」では過去にちょっと記憶がない。

表紙をめくると、RCAの広告。
RCAって、ソニーの傘下に入ったんだね。
目についたのが、アーノンクールの「ポーギーとベス」。
昔、「ブーレーズが振るウィーン・フィルのニュー・イヤー・コンサートは、クラシック界の最大のブラックユーモア」と言われたことがあった。
アーノンクールガーシュイン、というのも、それを上回る違和感があるよなあ、正直。

特集は、第47回レコード・アカデミー賞
交響曲部門は、シモーネ・ヤングブルックナーの8番。
交響曲部門に限らず、女性指揮者が受賞するのは、初めてではないだろうか。

新譜月評欄がリニューアル。
複数批評は、80年1月から、もう30年続いているが、初めて、上段下段に分けてのレイアウトになった。
それは別にいいとして、ディスク1枚あたりのスペースが固定された。
見開き2ページに。ディスク3枚分の評を掲載する形。
交響曲を担当する宇野功芳氏の場合、気に入らない演奏は、2、3行でかたづける反面、熱が入った場合は、字数に糸目をつけないところがある。
こういう制約は、一番困るだろう。
実際、今月は、おそらく、その制約を知らされない状況で執筆されたのだろう。多くの評が収まりきれず、続きは「以下次号」とされていた。こういうのは、書く方も読む方も困るね。