naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

私にとっての2009年

2009年も大みそか

今年も色々あったなあ、とふりかえりたいところだが、今年については、何かそういう気持ちにならない。

というのは、母の死という、あまりにも大きなことがあったからだ。

今想像しているのは、たとえば芸能人などが記者会見で、カメラのストロボを浴びた時って、こんなふうなんじゃないか、と。

あまりにも強い光を浴びた直後って、まわりのものがよく見えなくなると思うのだが、そんな感じなのだ。

つまり、今の私の頭では、母の死のウエイトがあまりにも大きく、それがちょうどストロボみたいなもので、それ以外に今年あったことが、見えない感覚だ。

思ってみれば、落合真司さんの著書に文章を載せていただいたのも、矢澤定明先生のオペラ塾で「トスカ」を弾く機会を得たのも、今年のことなのだが、何かそれらがすべてかすんでしまっている、そんな感覚で、1年を振り返ろうという気持ちになれない。

まあ、過ぎたことはいい。
大事なのはこれから先。未来だ。

あと6時間余りでやってくる2010年。
いい年になれば。と思う。

あ、そう言えば、来年は55歳になるんだけど、これって、「アラ還」って言うんだっけ?