2009年も大みそか。
今年も色々あったなあ、とふりかえりたいところだが、今年については、何かそういう気持ちにならない。
というのは、母の死という、あまりにも大きなことがあったからだ。
今想像しているのは、たとえば芸能人などが記者会見で、カメラのストロボを浴びた時って、こんなふうなんじゃないか、と。
あまりにも強い光を浴びた直後って、まわりのものがよく見えなくなると思うのだが、そんな感じなのだ。
つまり、今の私の頭では、母の死のウエイトがあまりにも大きく、それがちょうどストロボみたいなもので、それ以外に今年あったことが、見えない感覚だ。
思ってみれば、落合真司さんの著書に文章を載せていただいたのも、矢澤定明先生のオペラ塾で「トスカ」を弾く機会を得たのも、今年のことなのだが、何かそれらがすべてかすんでしまっている、そんな感覚で、1年を振り返ろうという気持ちになれない。
まあ、過ぎたことはいい。
大事なのはこれから先。未来だ。
大事なのはこれから先。未来だ。
あと6時間余りでやってくる2010年。
いい年になれば。と思う。
いい年になれば。と思う。
あ、そう言えば、来年は55歳になるんだけど、これって、「アラ還」って言うんだっけ?