naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

オケ練日誌~長時間のホール練、疲れたー

9日(日)のオケ練は、定期演奏会本番の舞台で。
朝から夜までの長時間練習で、ほんとに疲れた・・・。

ホール集合、9:15。
ホールスタッフが反響板をセットしたところで、集まった団員が舞台に上がり、本番仕様の舞台設営。

奈落に下りて、椅子と譜面台を必要数上げる。
舞台後方の平台を運んで、組む。

練習は、弦分奏からスタートだが、管や打楽器の団員も早出で手伝ってくれた。

まずは弦分奏。

午前は分奏


日 時 : 2010年5月9日(日) 10:10~12:10
場 所 : 浦安市文化会館大ホール
指 導 : 本番指揮者Y先生
内 容 : 弦分奏
曲 目 : ブラームス1番(3・4楽章)、シューベルト5番(4楽章)
弦人数 : 12・9・5・10・2(ブラームス)→10・7・4・4・2(シューベルト)
弓の毛 : 無事

ヴィオラは団員が全員揃った。

2週間前の合奏を体調不良で欠席したので、3週間ぶりの練習参加だ。
何か、音を出すのもこわごわ。

ブラ1の3楽章から。
「シンフォニーって、たいてい1楽章はしっかり練習するし、4楽章も管がガンガン吹きたいし、かっこいいから練習するけど、その分、2楽章と3楽章が手薄になるんだよね」と、Y先生。

手ごわい楽章だ。
最初の方は、パートの音のかみあわせがなかなか難しい。
「難しいから、練習してるんだから、がんばろう」と、Y先生。

返す内に、だんだんよくなってくる。

中間部は、「ここで、#5つの調になった、という意識を持って」との指摘。

続いて4楽章の、序奏の部分だけ。

次に、シューベルト
今回の演奏会は、この曲だけ、弦の編成を小さくするので、降り番のメンバーは昼休み。

4楽章を。

この曲は、これまでなかなか自信を持って音が出せずにきた。
しかし、本番と同じステージで、小編成の形で座ってみると、そうも言っていられない、という気になってくる。
本番も近いしね。

3週間ぶりの手さぐりも、ブラームスを弾いている内に解消してきたので、シューベルトはがんばって弾いた。
うん、まずまず。音楽に気持ちが負けなかったような気がする。

練習記号でDからの第2主題、4分音符の伴奏を弾いていて、いつも思うのだが、モーツァルトの「プラハ」の3楽章に共通する楽しさがある。

2時間の弦分奏終了。

ステージは、メンバーが交替して、引き続き管分奏。
弦は、昼食休憩。

いつもの通り、みんなで近くのファミリーマートへ、お昼を買いに行った。

午後から夜にかけて長時間合奏


日 時 : 2010年5月9日(日) 13:30~19:00
場 所 : 浦安市文化会館大ホール
指 導 : 本番指揮者Y先生
内 容 : 合奏
曲 目 : こうもり、アンコール曲、ブラームス1番(4・1・2・3楽章)、シューベルト5番(1~4楽章)
弦人数 : 14・10・12・11・5(こうもり、アンコール曲、ブラームス)→9・8・6・5・3(シューベルト)
弓の毛 : 無事

約1時間の管分奏の後、ほとんど切れ目なく合奏がスタート。

この合奏には、ヴィオラのエキストラが全員参加して下さったので、本番2週間前にして、ヴィオラは6プルト12人が揃った。

ところが、合奏直前に思わぬ事態が。

ヴィオラの椅子が5プルト分しかないっ!」。

今回の演奏会は、我々のオケとしては珍しく、ヴィオラが外で弾く配置。
だから、ファーストヴァイオリンと対称の形で、舞台上手(かみて)方向に直列で椅子を並べることになる。
エキストラの皆さんに、席を案内しようと思って、えーと、ここが3プルト目で、と数えていたら、5プルト分しか椅子がないことが判明。

朝のセッティング時点で、ヴィオラの団員は何人もいて、みんなで椅子を並べたのに、何で誰も気がつかなかったんだろう(汗)。

あわてて舞台設営監督のMさんに相談しながら、何とかスペースを作り、2つ椅子を足して間に合った。
やれやれ。

「こうもり」序曲から。

通し演奏をしたところで、Y先生から面白い指示。
スネアドラムだけ、下に降りてきて、というのだ。
打楽器は、舞台一番奥に横一列に並んでいて、スネアもそこにいたのだが、先生によると、「この曲では、スネアに「ボレロ」みたいな存在感がほしい」とのこと。
セカンドヴァイオリンとチェロの間にスペースを作り、フルートとオーボエのトップの前、オケのど真ん中にスネアが配置された。

この形で演奏すると、なかなか新鮮で面白い。

Y先生は、スネアの音にまだ注文があるようで、次回以降は楽器を替えて試すことになった。

休憩の後、今度はアンコール曲。

チューニングが終わったところで、Y先生が、客席にいた副団長のNさんをステージに呼んだ。
何の打合せ? と、上がってこられたNさんに、ここでサプライズ。
「今日は母の日だから」と、Y先生から花束のプレゼント。
オケの創立以来20年以上、Nさんは専従の事務局として、練習会場の確保から、金銭の管理から、すべてをやって下さっている。「浦安オケのお母さん」なのだ。
いつもありがとうございます。
全員から大きな拍手。

さて、アンコール曲は、楽譜は少し前に配られていたが、合奏するのはこれが初めて。

例によって曲名は本番まで内緒だが、今回、ウィーンにゆかりの深い作曲家の曲を集めたプログラムなので、まあ、その延長線上の選曲。本番を聴きにきて下さる皆さま、お楽しみに。
(実は、アンコールの選曲会議の時に、私が提案した曲が最後まで残った)

本番まであまり時間をさけないが、次回以降、もう少し味つけをしていくとのこと。

続いてブラームス
ブラームスは、大変じっくりと密度の濃い練習になった。

4楽章から。
ヴィオラの楽譜で言うと最後のページ、加速してコーダに入るところがなかなかうまくいかない。
弦では、チェロ、バスと、ヴァイオリン、ヴィオラが半拍ずれた形でテンポを上げていくのだが、それが一緒になってしまって、コーダの入りが合わない。
少しゆっくりめのテンポで何度もやったが、どうもうまくいかない。

一旦休憩をはさみ、さらに続けたが、まだしっくりこない感じだ。
今後の課題。

コーダの例のコラールについては、Y先生から「ここは、「きれいな音で鳴らすぞ」という気持ちがみんなにないといけない」との指示。「1楽章からさんざん弾いて吹いてきた後で、ここの場所は、よっぽどみんなに気持ちがないと、九分九厘ぐちゃぐちゃになってしまうから」。

1楽章に戻る。

両端楽章が終わったところで、休憩。

その後は、休憩なし、ノンストップの合奏となった。
Y先生も、腰が痛くなったとおっしゃりながら、引き続き熱のこもった指導。

ブラームスの2楽章、そして3楽章。

最後はシューベルト降り番のメンバーはここで終了。

時間があまりなく、返しはほとんどなしで、1楽章から4楽章までをほぼ通した。

1楽章が終わったところで、Y先生から「すごくいい。♭系の曲をこれだけできれば大したものだ。維持しよう」とのお話。

個人的には、午前の分奏で弾いた4楽章以外は、久しぶりだったので、何か上すべりするような感じで過ぎてしまった。
もっと時間をかけてじっくり練習したいところだったが、それはまた次回以降。

個人的には3週間ぶりのオケ練だったが、ともかくすべての曲を弾いたことで、だいぶ安心できた。
シューベルト以外は、ほんとにみっちり弾き込んだので、2週間後の本番に向けて、手ごたえみたいなものを感じることができた。

しかし、午後から夜にかけては、長時間のまとまった休憩がなかったので、やっぱり疲れたあ・・・。
へっとへとになった。

これから、シューベルトの少ない人数で、舞台のバラシをやらないといけないのかと思っていたら、椅子と譜面台だけ整理してくれれば、後はホールのスタッフがやってくれるとの話。
よかった~。

この日は、11月の定期演奏会で演奏する、シャブリエの狂詩曲「スペイン」と、フォーレ組曲「マスクとベルガマスク」の楽譜が配られた。メインのベルリオーズ幻想交響曲も、私が欠席した前回の合奏の時に配られたのだそうだ。

秋は、今回以上に難曲ぞろい。
そういえば、昼休みの時に、チェロのSさんがベルリオーズの終楽章をさらっていたな。

私は、今度の本番が終わってからにしよう(笑)。

※練習往復に聴いた音楽
    モーツァルト プラハ
       スウィトナードレスデン国立歌劇場管
    モーツァルト フィガロの結婚
       E.クライバーウィーン・フィル(全曲盤)
    ベートーヴェン ハープ、セリオーソ
       ズスケ・カルテット・ベルリン