自分が選挙権を持って、初めて投票した選挙は何だっただろう。
1955年(昭和30年)生まれなので、20歳になったのは、75年(昭和50年)。
大学2年生で、東京都小平市に住んでいた。
その75年の春、統一地方選挙、東京都知事選挙が行われているが、この時点では、まだ選挙権がない。
(この時の都知事選挙は、現職の美濃部亮吉知事と石原慎太郎氏が大接戦を演じ、美濃部都知事が三選を果たした)
(この時の都知事選挙は、現職の美濃部亮吉知事と石原慎太郎氏が大接戦を演じ、美濃部都知事が三選を果たした)
国政選挙としては、76年12月の衆議院議員選挙だ。
(ちなみに、この76年は、河野洋平氏らが自民党を飛び出して新自由クラブを結成した年である。今の自民党は、離党、新党結成が相次いでいるが、当時は非常に思い切った行動と感じたものだ。また、ロッキード事件で田中角栄前総理が逮捕されたのも、この年の夏)
菅氏、当時30歳。
菅直人という政治家は、彼に初投票した21歳の時から、私にはどこか心の隅で気になる人だった。
当時、私は、労働組合の専従役員の仕事をしており、組合として、また一役員として力を入れていたのが、その頃世間を騒がせていた、HIV/AIDSの問題の、組合員に向けた啓蒙活動だった。
その関連で、薬害エイズの問題についても、それなりに勉強していたのだが、菅厚生大臣が、被害者に謝罪した場面は、社会的にもインパクトがあったし、加えて、個人的には、あの菅直人が、意義ある役目を果たした、という感慨も持ったのだった。
その関連で、薬害エイズの問題についても、それなりに勉強していたのだが、菅厚生大臣が、被害者に謝罪した場面は、社会的にもインパクトがあったし、加えて、個人的には、あの菅直人が、意義ある役目を果たした、という感慨も持ったのだった。
初出馬、落選から34年。初当選から30年。
今日4日(金)、菅直人は総理大臣になった。
34年前には、私にはとても想像できなかったことだ。
私は、民主党支持者ではないが、難題ばかりの日本を鳩山前総理から引き継いだ菅氏が、どのような政治をしていくのか、やはり注目していきたいと思う。
(昨日、今日の記事は、京橋のFedExKinko’sからお届けしました)