naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

あ~あ、琴欧洲、把瑠都・・・

9月場所11日目。

琴欧洲が白馬の注文相撲にひっかかって2敗に後退。把瑠都鶴竜の外掛けを食って3敗。

そんな中、白鵬はスキのない相撲で阿覧を投げて58連勝。

あ~あ、という感じだねえ。

白鵬は、53連勝、54連勝のあたりでは、さすがに記録を意識したか、相撲に乱れが見えた。

一方、日馬富士琴欧洲把瑠都の3大関は、なかなかいい相撲をとっていたので、さしもの白鵬も、今場所に関しては、終盤の大関戦を無傷で乗り切るのは難しいのではないか、と感じられた。

先場所達成した3場所連続の全勝優勝は、15日制では初のこと。それをさらに伸ばす4場所連続の全勝優勝は、さすがに厳しいかと思った。

ところが。

ここへきて、「いつもの場所の展開」になってきてしまったな。

つまり、追う立場の大関が先に星を落として、優勝争いから後退していく、そして、調子を落としたところでの横綱戦となるから、勝てない。

それにしても、ねえ。

まず、琴欧洲安美錦と白馬、平幕に負けての2敗は、情けないとしか言いようがない。
2番とも、相手の策にまんまとやられたという相撲だものね。どうしてああいう相撲とるかなあ。ああいう相撲しかとれないのかなあ。
大関なんだから、あわてずどっしり構えて相撲をとればいいのに。まあ、それができていれば、今ごろ横綱になってるんだろうけど。

把瑠都も負け過ぎだ。確かに、稀勢の里鶴竜は実力者だが、二人ともに負けてはいけない。まして、カド番で息も絶え絶えの魁皇に負けたのは、魁皇には失礼ながら、優勝をねらい、白鵬の連勝ストップが期待される大関としては、とりこぼしと言わざるを得ない。

一方の白鵬は、54連勝を達成した後は、精神的にも落ち着きを取り戻したようで、万全の相撲が続いている。

この状況での、今日からの横綱大関戦4番。その直前での、琴欧洲把瑠都の敗戦には、少なからず期待がしぼむ。

仮に大関の誰かが意地を見せて、白鵬の連勝を止めたにせよ、自分が2敗も3敗もしている状況では、その価値も半減、却って興ざめというものだ。


優勝争いは、全勝白鵬、2敗に琴欧洲嘉風豪風と2差。
白鵬の4連覇は99%間違いない。

となれば、ここはそれを4場所連続の全勝で飾り、来場所以降に連勝記録の興味をつなげてもらいたい。

今場所を全勝で終わると62連勝。

誰も近づけないと思われていた、双葉山の69連勝への挑戦(11月場所7日目で並び、中日で抜く)も、現実味を帯びてくる。

案外行けちゃうんじゃないのか?

そう思ってしまうような、ここへきての白鵬大関陣の調子の差だ。